Life in Amsterdam

サラリーマンクライマー、山のない国でどこを登る?

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Session in Bourgogne

11月1日(水)、午前中に大急ぎで仕事を片付け、軽くお昼を取り、午後からベルギーへ向け出発。

午後の道は空いているかと思いきや、全く意図の分からない片側通行などで渋滞に遭う。
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今回ベルギーへ行く目的は、ベルギー在住日本人クライマーBJCCの皆さんのクライミング遠征へ同行させていただくこと。

予定より1時間ほど遅れてブリュッセル到着後、アパッチさんと合流、としさん邸へ向かう。

閑静な住宅街にてごうさんと合流、ごうさんの車へ乗り換え、フランスへ向け出発。
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目的地はワインの産地でもあるブルゴーニュ。

ベルギーに入った頃から天気が不安定であったが、フランスを南下するにつれ次第に安定してきた。
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雨雲を潜り抜けながら高速を進む。
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パリ周辺で一時渋滞に遭うも、そのほかは順調。アムスから持ってきたTomTomが役に立った。
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最終目的地から150kmほど北にある目的地に21時ごろ到着。アムスからは600kmくらい。ど田舎にあるホテルで、星が夜空を明るくしている感じ。

7kmほど離れた市街へ行き、レストランで食事を取る。

僕が食べたのが、あんこうのビール煮込み。ぷりぷりしてて空腹を存分に満たしてくれた。
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帰り道、市の中心にある聖堂。
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その後、ホテルでとしさんからいただいたシャブリを堪能。樽仕込みで気品ある香りで、後味に甘さが残る。僕が知っているシャブリとは明らかに異なる。

これだけでは飲み足りずにホテルに常置のワインをいただく。
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しかし、シャブリを先に飲んだのが間違だった。明らかに味の差がある。

この日は疲れもあるので適度に飲んで就寝。
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Session in Bourgogne

11月2日(木)、8時ごろに起床。前夜ごうさんが部屋のヒーターを全開にしていたため、部屋はサウナ状態。

窓を開けて部屋の温度を下げる。曇りがちだが天気は大丈夫そう。
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ホテルの窓からは田舎の平和な風景が見渡せる。
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BJCCの皆さんと朝食をとる。
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ホテルはChambres D’Hotesという古めかしい建物であるが、内装は完璧にリノベーションされており、非常に清潔感があってよい。
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ホテルを後にし、150km離れた岩場を目指す。

車で1時間過ぎた辺りから岩が見え始めた。
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葡萄畑が見渡せる駐車場に車を停め、いざ、アプローチ。ここはブロションBrochonと呼ばれるエリア。
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空は晴れ渡り、心配されたアプローチもそれ程悪くなく、気温が9度であることを除いては極めてよい条件。
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最後のアプローチが石がごろごろする急斜面でちょっと苦労したが上がってみると日が差し、いい岩が顔を覗かせる。
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トポで場所を確認し、早速アップ開始。最初はBJCC部長としさんが攻める。
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全般的にスラブで、探りながら登らなくてはならないが、さすがとしさん、危なげなく5+をオンサイト。
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しばらくクライミングを休んでいたとは思えないスムーズな登り。

Session in Bourgogne

としさんに続き、僕も易しいルートでアップする。

岩の上からは葡萄畑に囲まれた村が見渡せる。
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ごうさん、アパッチさんも上がってきたところでとしさんがまっきぃさんと交代のため一度下へ降りる。
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まっきぃさんを待つ間に6bの課題に取り付いてみる。

このエリアは概してスラブなのでホールドはあまりよくなく、しかも白い石灰岩でチョーク跡もなく、足でバランスを取りながら手探りで登らなくてはいけない。はっきり言って怖い。
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5mほどのこの課題は、中間点のほぼ一手が6bのグレードと思われ、まるでハイボルダーをやっているかのよう。結構きつい。

何とか上まで登りきる。
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ごうさんにもフォローしてもらう。
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思ったとおり中間の一手核心で苦しめられていたが、いざホールドが分かれば後は危なげなく上まで到達。さすが。

まっきぃさんも上がってきたところで5+を一本登ってもらう。
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ステミングを利用してバランスよく登らなければいけないルートであったが、なんなく撃破。

普段あまり登っていないのにこの登り、才能でしょう。

あぱっちさんもやる気なさげながらも実際登り始めたら気迫を感じる。5+を完登。

日が差している頃はTシャツでも大丈夫だったのに、日が落ちたとたん一気に気温が下がる。

ということで撤収。駐車場に着いたときの気温、3度。そりゃ寒いっす。

一度ホテルに引き返し、着替えて夕食へ出陣。

とし家が泊まっているホテルの近くにあるレストランへ。

店員が蝶ネクタイをしているような店で、結構カジュアルな格好で来てしまったことを後悔。

僕は前菜にまったりしたフォアグラをいただく。

BJCCの皆さん主導で選んだワインは2003年のジュブレ・シャンベルタンGevrey-Chambertin。
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僕はワインはあまりよく知らないのであるが、ジュブレ・シャンベルタンはブルゴーニュでは有名とのこと。

何やらナポレオンがこのワインを非常に気に入っていたところ辺りから更に有名になった様子。ナポレオンはこのワインしか口にせず、ロシア遠征のときはわざわざこの地方からワインを運ばせたという話もある。

確かにこの香りのよさには驚かされる。味はちょっと強めに感じるが濃い食事と一緒に飲めばこの上ない相性。

メインディッシュは牛肉のワイン煮込み。
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肉が溶けそうなくらい柔らかくて、温かい味が広がる。体も一気に温まる。

2003年ものはその味からすぐにカラになってしまい、続いては2004年へ。
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変わった形のデカンタグラスの中には、わざと予め少しだけ同じ種類のワインが入れてあった。
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ガラスや水分やカルキ分がワインの味を変化させないようにするため予め同じワインで「洗浄」しているらしい。本格的。

こちらは2003年よりまろやかで、個人的にはこっちのほうが気に入った。

セッション初日から登ってよし、食べてよし、飲んでよしを満喫。

Session in Bourgogne

11月3日(金)。この日も朝から晴れ。晴れるのはいいが、ひどい寒さ。マイナス3度。
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朝食を済ませ、ホテルを後にする。このホテルにはプールも設置され、この時期でも水が環流している。一体誰が使うのか??
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途中、シャンベルタンの葡萄畑を横切る。
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斜面に収穫の終わった畑が広がる。
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葡萄の木とはもっと大きなものを想像していたがどれも腰くらいの高さに揃っている。
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木には所々まだ葡萄の房が残っている。
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ひとつ食べてみた。食べられないことはないがすっぱい。

としさん家が泊まっているホテルへと移動。このホテル(というよりほぼ民家)は全部で3部屋くらいのこじんまりしたところで、レストランも併設されている。
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皆集まったものの、あまりの寒さに午前の登攀はやめ、観光をすることとなる。

「グラン・クリュ街道」、ワイン好きにはたまらない名前だろう。
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向かったのはChateau du Clos de Vougeotというシャトー。

巨大なシャトー。
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その周りには広大な葡萄畑が広がる。枯葉が日差しを浴びて金色に光っている。
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Session in Bourgogne

シャトーの中は博物館になっているが、開館は午後からだったので入口のところだけ見学。

この畑で作られた高価そうなグラン・クリュが展示してある。
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ここクロ・ド・ヴージョはブルゴーニュ最大の特級畑で「ワイン試飲盃を持った騎士団」で有名とのこと。騎士団といっても要は飲んだくれおやじの集団で、赤いマントで正装し「こりゃうまい、こりゃそれほどでも」とワインの品定めをしているだけのよう。

一部は倉庫になっており、数多くのワインが眠っている。
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シャトーを後にし、次へ向かったのがこの村。
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何もなさそうな寂れた村の路地を抜けていく。
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すると目の前に広大な葡萄畑が広がる。
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ここにあるのがロマネ・コンティの葡萄畑。
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この特級畑で作られたロマネ・コンティは市場で数十万円になる。他の畑と見た目の違いははっきり言ってよく分からない。木が少し細く感じた。

突然一台のバンが到着し、中からぞろぞろとアジア人が。すると脇でスタンバイしていた馬が畑に入り、耕す様子を再現している。ここは観光コースに入っているらしい。
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最近金持ちになってきた中国人だろうと言っていたら、いきなり日本語を話し始めたので驚いた。

この後、近くのワインセラーでテイスティング。親切な店で、プルミエ・クリュまでテイスティングさせてくれた。

この辺りの畑の地図。細かく区分けされ、それぞれ厳格な格付けがされている。
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グラン・クリュがこの値段で買えるのは地元ならでは。僕は買わなかったけど。
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観光終了、午後からクライミングへ。
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Session in Bourgogne

11月3日(金)午後、クライミングエリアを目指すも場所が分かりにくく、15時ごろ漸くクライミング開始。

今回登ったエリアはワインの名前でもあるジュブレ・シャンベルタン。

アップがてら5+のルートを登る。余裕あり。
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ごうさんも同じルートを攻める。余裕あり。
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時間もあまりないので次は6bを攻めてみる。途中にテラスがあり、そこまではごくごく簡単。
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そこを登りきった後にあるスラブが一手ものの核心。

ボルダー的な登りでそろそろと体を伸ばしてぴんぴんの状態でホールドを探しているうちにフォール。これがまずかった。

支点が腰位置であったため、結構落ち、しかも下がテラス、左足から落ちたがテラスに生えた草ですべり、左腿を強打、それでもまだ落ちて胸まで打って漸く止まった。左足脛、左腿、胸にがっつり擦り傷を負った。

応急処置後しばらく安静にしていたが、痛みはそれ以上なかったので、クライミング再開。

その後、もう一度その6bをトライ。核心部では一度横からまいて支点確保、思い切ったムーブで乗り切ることができた。ホールドさえ分かれば6b相当のグレード。

その後女性陣もエリアまで上がってきて皆で登る。

ただっちも皆を応援。
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一気に日が沈み始める。ただっちに見守られながら父親としさん、夕日を背に受け、僕が負傷した6bを登る。
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日が落ちると一気に寒くなる。そそくさと退散。

駐車場に戻ることまでにはどっぷり沈んで月光が葡萄畑を照らし始める。
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ホテルに帰って着替えてDijonという町まで行く。20分弱車で行っただけで葡萄畑の田舎町から見違えるような都会。
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まっきぃさんの友人ののむさんをピックアップ後、広場を通り抜け、
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大聖堂の裏にあるレストランへ。
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ここで食べたのが巨大なステーキ。

ワインも肉に相性がいい。
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食事の後は葡萄村まで戻ってホテルで飲みなおし。アパッチさんにワインをご馳走になりました。ありがとう!

Session in Bourgogne

11月4日(土)、クライミングのセッションはこの日が最終日。

朝から快晴で暖かくクライミング日和で、午前中から登攀開始。ゲレンデはシャンボル・ミュシニーChambolle-Musigny。
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車をパーキングに停め、としさんが流暢なフランス語で近くにいた地元民にアプローチを聞いてみる。偶然にもその人はクライマーで丁寧に説明してくれた。やはりその土地の言葉を話せる人がいると心強い。

最初はきつい傾斜ながらも足場がよかったが、上がるにつれゴロゴロした石が足をすくう。
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距離はものの200mくらいであったが、悪い足場と傾斜で体力を奪われた。到着した頃はヘロヘロ。

各自アップで4+、5+くらいのルートを登り、より日当たりのよい場所へと移動。

ご覧の通り基本的にはスラブ。ショートルートばかり。
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5bくらいの面白いクラックルートがあった。ジムでは普段登ることのできないようなルートで楽しめた。アパッチさん、まっきぃさんも撃破。クライミング初心者、のむさんもテンション入れながらも最後まで登りきった。

登ったところから見える景色。クライマーでなければ味わえない。
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この日の主役はごうさん。6aをオンサイト。ジムでは7を登っているが、外岩で6台をOSしたのは初めてとのこと。
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おめでとう、ごうさん!

その後、辛目の6cに挑む。スラブを手探りで登るが怖く、一度トップロープにしてホールドを確認後、漸くすべて繋げることができた。ここも一手、きついボルダームーブがあるルートであった。

夕方まで楽しんでクライミング終了。一度ホテルへと戻る。

お楽しみの夕食はホテル近くの、天井が高いレストラン。
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ごうさんの前菜、エスカルゴ。この地域では有名らしい。
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ワインは軽め。香りよく、飲みやすい。
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メインディッシュはチキン。ソースと一緒に煮込まれ、濃厚な味。これもこの辺りでは有名な料理のよう。
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先ほどのワインでも十分おいしかったのであるが、やはり、このシャンベルタンを飲むと違う。濃い食事とは格別によく合う。
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食事の後はホテルで飲みなおし。遠征最後の夜、ワインを飲みながら盛り上がる。ごうさんに高価なシャンベルタンをご馳走になりました。ありがとう!

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