Life in Amsterdam

サラリーマンクライマー、山のない国でどこを登る?

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ブローより帰還

フランスの高速料金所などで渋滞に遭い7時間かけて23時過ぎにアムステルダムへ戻ってきた。
今回はほとんどひとりの遠征となり、更に前半は天気に恵まれなかったけど、成果もあったし、充実した遠征だった。ケガがなかったのがよかった。
遠征については別途日記書きます。
今日はもう寝ます・・・
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第9回ブロー遠征1日目

日時:4月30日(水)14:00~
エリア:Roche aux Sabots
参加者:ぶち

朝5時にアムステルダムを出発。

今年に入ってからブローの天気は異常なまでに不安定で、それでもさすがに4月に入れば良くなるだろうと高をくくっていたが4月に入ってからも相変わらず雨ばかり、この日もアムスは小雨がぱらついていた。

ベルギーからフランスへ入ると大雨、その後若干晴れ間も見えたが、天気にはこれまで何度も裏切られてきたため、少々青空が見えても糠喜びはしない。

大した渋滞もなく、正午前にブローに到着。やはり雲に覆われ、時折小雨が降る天気。分かっていたががっくり。
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まず今回の目標課題のひとつがあるFranchard Cuisiniereへ行ってみた。

荷物を持たずにエリアへ入ってみたが、どの岩も湿っている。それでも探せば登れそうな課題もあるかなと思った途端、短時間に強い雨が。一瞬にしてどの岩もびっしょり・・・

「運転の疲れもあるし、指もまだ痛いし、今日はレストとするかな」と思いつつも、前回の遠征時に雨の影響が少なかったRoche aux Sabotsを見てみることとする。

確かに岩によっては濡れているが、Cuisiniereよりはコンディションがよい。

このエリアでは特に目標課題は決めていなかったのでアップも兼ねてブラブラしていると、Sale Gosseという7cの課題に打ち込んでいる日本人クライマーと偶然会った。

とみさんは大阪から遠征にいらっしゃっていて1ヶ月程ブローに滞在されるとのこと。日本では3段を登られている強いクライマー。

このSale Gosseは3年前に遠征した際に落とせなかった課題ということ。

僕も調子に乗ってご一緒させてもらう。一手目で左手ポケットを取りに行くが、そのポケットが浅く、力で抑えなければならない。そこから割りとかかる右をデッドで取りに行き、上体を起こして最後ランジ気味にトップを取る。

僕はやっぱまだ7cはちと早い。痛めている指がそのポケットでまた悪くなってきだしたので早々に敗退。

その後7aくらいの他の課題を見廻っていたがひとりで取り付けそうないい課題がなく、この日はこれくらいにしておく。

Sale Gosseまでまた戻ってくると、イタリア人がとみさんと一緒になって挑戦していた。そのイタリア人、何やらイタリアから24人で1200km運転してきたとのこと。そう考えるとオランダから550kmは近いものだ。

そして最後にとみさん、このSale Gosseを見事に落とした!いやあ、いい登り見せてもらいました。

折角ブローでお会いしたので、フィリップの店で夕食をご招待したところご一緒していただけるとのこと、これで孤独な夕食から解放された!

19時ごろAvon駅で落ち合い、とみさん、ムーンさん、ともさん、キョロさんと一緒にフィリップの店へ。

フィリップは女性がいると終始上機嫌、更に勘定も安くなる。エロジジイ。

前菜にはホワイトアスパラも出ていた。
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僕のメインはステーキ。相変わらずの量で食べきれない。
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大阪クライマーの皆さんも楽しんでいただいたようでよかった。
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それはそうと、今回僕がヨアンヌに用意したお土産はゴーレンジャーのフィギア。

前回のイースター遠征時にウルトラマンのフィギアをプレゼントしたところ、翌日ヨアンヌが手にしていたものはウルトラマンでなく現在フランスで人気沸騰中のパワーレンジャーのフィギアで辛酸を舐めることとなったのだ。

東京へ出張時に仕事の合間を縫って閉店ぎりぎりに購入したのだ!パワーレンジャーは日本ではすでに終了しているようで、ゴーレンジャーだけ置いてあったのだ。

さあ、ヨアンヌよ、フランスでゴーレンジャーが始まったら君はヒーローだ!存分に自慢するがよい!

第9回ブロー遠征2日目

日時:5月1日(木)10:00~
エリア:Franchard Cuisiniere
参加者:ぶち

朝から曇り空。幸い昨夜は雨はほとんど降っていなかったよう。でもいつ降り出してもおかしくなさそうな天気なので早めに打ち込むこととする。
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前日雨でびっしょりだったCuisiniereであるが、場所によっては多少まだ濡れているがこの機会を逃すことはできず、アップを開始。

とっととアップを済ませ、目標課題へ。

これがその課題。
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Pensees Cacheesという7bの課題で、右下の岩の角を伝って左の垂壁に抜けトップアウトする。
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まだ岩の上部が少し濡れていて、肝心の右側のスローパーも若干湿っていたが、トライ開始。

ひとりで登るには少し高く、しかも後ろにでかい岩があるので神経を使いながら登らなくてはならない。

左側の垂壁にあるカチが薄く、ムーブを組み立てるのに少々時間がかかったが、一度ムーブが分かれば後はそれ程きつくはなかった。

ということで30分弱で登りきる事が出来た。ブローでの初7b、うれしい。

こんな感じ。ムーブが面白い。途中、手が滑って落ちたり、上部が濡れててマントリング必死だったりします。

この後、別な課題へ行ってみる。

ひとつはHaute Tension、7b。
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Cuvierに同じ名前で7c+の課題があるがどちらもジャッキー・ゴドフの作品。紛らわしいな。

触ってみたかったけど思った以上に高いうえに上部が濡れており、足場には岩がひとつぽっこりしていたのでこの課題は諦めた。

次はFootrix、7b。

高さはないがこちらもランディングが悪く、上部が湿っていたので諦めた。

バナナ2本の昼食を取り、Le Mouton a 5 Pattes(7a)を登った後、別なエリアへ移動することとする。
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帰り道、Karma(8a+)に取り付いているひとがいたがこの天気に苦労させられている様子。
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Karma近くにある高い岩にひとりで取り付いているローカルクライマーがいた。
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課題はMisericorde、7c+。こんな高くて難しい課題にひとりで挑戦するとは。

「この課題は3手目が核心で、それを越えると後はそんなに難しくないんだよ」とのこと。はあ、そんなんすか。

「グレードは7c+か8aって言われてるけど、今日みたいに雨が降っていて湿気ていると8aあるね」とのこと、はあ、そうっすよね。

「どう、登ってみる?」という言葉に「グッドラック!」と返事し、Cuisiniereを去る。

この後Bas Cuvierに行って7aの課題を触っていたらバケツをひっくり返したような大雨。すぐに止んで晴れ間が出てきたが、この雨でこの日のクライミングは強制終了。
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夕食にはまだ早い時間だったので課題見学。

これはCuvier RampartにあるBig Boss、7c。強烈な存在感。
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下部はきついハングになっている。
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ところで、このリンクでジャッキー・ゴドフがこの課題を登っている動画が見られます(右下のReal Player)。ほかのクライマーの動画も2つありますが、まずはこちらの動画を見てジャッキー・ゴドフの動画を見てみてください。すごくてちょっと笑えます。

このBig Bossのある辺りにはFourmis Rouges(7c)、Tristesse(7c)、Big Golden(7c+)、Atresie(8a)といった高難度課題が集中している。いやはや、拝むばかりだ。
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この日はひとりでフィリップの店に行く。天気は少し良くなってきたようだ。
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当然のように僕のほかには客がいない。前菜取り放題。
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メインは魚。淡白でおいしい。
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チーズもおいしいく、デザートまで堪能。
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我ながらよく腹に入るなと思ったが、朝からバナナ2本しか食べてなかったのだ。

帰りにヨアンヌがまだ起きていた。昨日のゴーオンジャーで遊んでいるかと思いきや、なんとGIジョーのフィギアとジープで遊んでいるではないか!!

ヨアンヌよ、これ以上私を悩ませないでくれ・・・

Bucharest

5月7日(水)~9日(金)、ルーマニア出張。
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ここまで東に来るとトルコのように「アジア」の匂いがしてくる。
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<特記事項>
・街中野良犬だらけ
・渋滞ひどい
・驚くほどきれいな女性が多い(@展示会)
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第9回ブロー遠征3日目

日時:5月2日(金)13:00~
エリア:Apremont
参加者:ぶち

ブローにも漸く春が来た。

雲は多いが朝から青空が見える。ただし前日の夕方に雨が降っていたので午前中はゆっくり過ごし、11時ごろにホテルEtapを出発。
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この日のエリアはApremont。今まで一度も行ったことがないエリアであったことと、打ち込めそうな課題があったことが選んだ理由。

ナビに登録していたパーキングを目指すも、途中で行き止まりになり、しょうがないのでそこに車を停めてエリアまで歩くことにする。
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森には湿気が残っているものの新鮮な空気と明るい日差しで気持ちがいい。
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でも、歩いても歩いてもなかなか到着しない。
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そういえば大阪クライマーの方がBarbizonから入れば近いということを言っていたな。事前に調べておくべきだった。僕はこの上なくアプローチが苦手なのだ。

1kmくらい歩いてクライマーの姿も見え始め、やっとエリアに着いたかと安心したが、自分が今どの辺りにいるのかさっぱり分からない。

そこからまた500mほど歩くもエリアどころか岩もなくなってきて、半泣きで引き返してきたり、道行く他のクライマーに聞いても「多分こっちだよ」と間違った方向に案内されたり、歩き初めて1時間以上経過。

漸く英語が話せるローカルクライマーを見つけ、目的のエリアの場所が分かった。この時点でクラッシュパッドを背負った背中は汗びっしょり。もうひとつのパッドを持った右手はパンプ・・・

Apremontは平坦なところかと思っていたが、エリアに入り込むと結構起伏が激しく、ヘロヘロになりながら漸く目的の課題まで到着。なんかこの時点でぐったり、さて、クールダウンして帰ろうかと思った。

目的の課題はCrazy Horse、7b。下部のトラバースが面白そうだったのとあまり高くないことが選んだ理由。
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気を奮い立たせこの課題の周りにある簡単な課題でアップし、早速この課題へ取り付く。

しかし、スタートのホールドが悪く、離陸ができない・・・

一瞬離陸できても2手目のホールドがスローパーで悪く、体が止まらない・・・

こりゃ、厳しいかもと思いながら、とりあえず途中のムーブから始めてみる。

レイバック気味に上部へ手を送っていくがムーブを組み立てないと左側へ体が逃げてしまう。

漸くムーブを組み上げ、登りきる事ができた。Sit Startじゃないと7aらしい。

しかし、下部のトラバースがこの課題の核心だからここをどうにかしないといけない。

ふと、左足の位置を左手に近い位置に持っていったところ、バランスがうまく取れ、離陸が簡単になった!

このやり方だと2手目もうまく出せそう。

すぐに本気でトライしてみた。うまく離陸し中盤まで繋げ、上部も叩き、後は体を起こすだけ、ということろで疲れが出てズリズリ落ちてしまった。

ということで一度昼食を取り、30分ほど休んで本気トライ。今度はスムーズに完登で来た!こんな感じ。

これでブローで2つ目の7b。前日から2連チャンで成果が出た。

いやー、ちょっとムーブを変えただけで登れるようになるとは。ボルダリング、奥が深い、おもしろい!

記念撮影。
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この後、気温が上がっていくにつれ湿度も上昇、まるで今まで森が溜め込んでいた水分が全部蒸発しているように感じるほど蒸してきた。
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指皮も結構やられた。
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これまで指皮をやられて登れなくなった苦い経験があり、蒸し暑さもひどいのでこの日はこれまでとする。

16時ごろホテルに到着、シャワーを浴び、指先にClimb Onを塗り、その上から液体絆創膏で固める。これ、結構効きます。

19時前にフィリップの店へ。

今の季節は菜の花が咲いており、フランスの田舎の至る所で黄色の絨毯が見られる。
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まだ明るく晴れていたので外での食事。僕の他におじさん客が一人いた。
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ヨアンヌー!GIジョー持ってくるのやめれー!
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メインはフォア。牛のレバ肉と思われるが血が滴っている。僕はレバー大好きなので心逝くまで堪能できた。
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チーズも堪能。
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そしてデザート。
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ハイ、フィリップ、今日は手を抜きました。

っていうか、これ、ヨアンヌのおやつだろ?

しまいにゃ横のテーブルで家族団欒まで始まった。
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フィリップさん、団欒の時は帽子くらいとっていいすよ。

第9回ブロー遠征4日目

日時:5月3日(土)11:00~
エリア:Buthiers
参加者:ぶち

やばい、ブローに行きすぎて日記が追いつかない。

ブロー遠征4日目、この日は朝から快晴。これで雨の心配はもうなくなった!
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目指したエリアはブローから南西へ30kmほどいったところにあるButhiers。

青空の下、快適なドライブ。
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この並木道、エレファントに行くとき通る道だ。気持ちいい。
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20分ほどドライブを楽しんで到着。
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まだ停まっている車は少ない。
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さて、自分がいるところはどこかとパーキングにある地図を覗くと、
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・・・

ちょっと辺りをウロウロしていたらクライマーがいて、こっそり後を追ったらすぐにエリアに到着。よかったよかった。
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簡単な課題でアップ。午前中なのに照り付ける太陽。暑いが雨よりましだ!

さて、アップが終わったところで目標課題を目指す。

少し歩いたところに大きな岩、発見。
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真ん中を登ればAttention Chef d’OEuvre、7a、左側にはPartage、8a+がある。

そこから奥に入っていって、目指す課題に到着、

のはずが、なかなか見当たらない。地図だとこの辺なのに・・・

Apremontでさまよった悪夢がフラッシュバックされたが、今回は課題が近い、すぐ見つかるはずだと荷物を放り投げ辺りの岩と岩の間を猿のごとく飛び回る。

漸く見つけた。こんな高いところにあったとは。
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その課題はMagic Bus、7b+。

Fontaine BlueというDVDで打ち込まれていた課題。

DVDを見ていて、「これならスポッターなしで打ち込める」と以前からマークしていた課題なのだ。

幸い日陰なのでそれ程暑くもない。周りにクライマーもいなく、とても静かで集中できる。

奥のガバから右手で指2本入るポケットを取る。深いのだがなかなかうまく指がかからない。

その後、右足ヒール、左足トウで体を固め、左手でカチを取りに行くのだが、このカチが薄く、痛めている中指を酷使する。

ムーブは単純なのですぐに組み立てることはでき、後は打ち込むのみ。

少し打ち込んだら部分部分でのムーブは繋がった。こりゃいけるかも。

後はひたすら打ち込むべし!

そして結果は、、、

しかし、この動画、ボルダリングやっている人なら理解してもらえると思うが、クライミングを全く知らない人が見たら「こいつ低い岩の奥にひとりで潜り込んだ上、ゴソゴソ出てきて一体何やってんだ?」と思われることだろう。

記念撮影。
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その後、気温と湿度がぐんぐん上がり、難しい課題は登れそうになくなったのでアップしたエリアまで戻って簡単な課題をいくつも登る。

でもグレード4台の課題でもスタートでもたついたりして「これまじ4なの?」と思わされるあたり、このブローは面白い。

どういう自然の力でこんなになったのか?
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暑さで参り、早めにEtapへ退散、ゆっくり風呂につかり仮眠を取る。

この日、アムスからパリへ到着したヨウさんと一緒にフィリップの店で食事をする予定であったが諸事情によりヨウさんの到着が遅くなるということで僕は一人でフィリップの店へ。

客は僕一人、前菜独占です。
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ヨアンヌ、遊んで欲しそう。
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その後家族連れが訪れ、その子供とヨアンヌは一緒に遊んでいた。相変わらずゴーオンジャーは登場しないが。

メインはエスカロッペとかいう鶏肉。
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ちょっと油多すぎじゃない?でもおいしく食べることができた。

20時過ぎ、まだまだ明るい。
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第9回ブロー遠征5日目

日時:5月4日(日)10:00~
エリア:Franchard Isatis
参加者:ようさん、ぶち

ブロー遠征最終日。

オランダまで帰らなければならないので早めにエリアに向かう。

Isatis到着。まだ登っている人は少ない。

この岩の正面にはSur-Prises、7b+がある。
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この岩の真ん中のラインがLe Mur Des Lamentations、7b+。
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薄いカチが続く。指に悪そう、高い、怖い。

軽くアップをした後、Isatisから少し外れたFranchard Hautes-Plainesにある6cの課題、Surplomb De La Conquilleへ。

ムーブが面白く以前にこうさんとも一緒に登った課題。
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旅の疲れのあるものの、ようさん、打ち込む。

こうさんは右側からスタートしていたが、やっぱこれは左側スタートでいいみたい。その方が遠いトラバースがない分、少し楽。

ようさん、下部の足のムーブを組み立てたら核心部分までは安定して登れるようになった。

このまま完登か、と思われたが上部のたてカチを取りに行くところが遠く苦戦。

スタティックに縦カチ下部の悪いところを中継するか、ダイナミックに縦カチ上部を取りに行くか迷うところであるがようさんはダイナミックな方を選んだ。

何度か惜しいところはあったがその縦カチが取れず、クライマーが増えてきたのでIsatisに戻る。

しかし下部のムーブはすべて解決しており、縦カチさえ取れれば後は難しくないので完登は近いと思われる。

僕は漸くスポッターができたので高い課題に挑戦。

Altaの横にあるBoule De Nerfs、7a+を選んだ。
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下部は大きなクラックでなんでもないが、上部がスローパーでマントリングが核心。ブローらしい課題。

取り付くも上部の手が分からずまた日差しが眩しく、ムーブがすぐに読めない。

何度か挑戦して手の位置は分かったので右足を上げてみたら体が安定した。

そのまま左手を送ったらうまくマントリングできた。

その後ようさんに別な課題White 10番に打ち込んでもらい、こちらもムーブが解決してきたところで時間切れ、オランダへ戻ることとなる。
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帰りは遠征の疲れも出て、フランスで渋滞に巻き込まれ、ボロボロになりながら23時過ぎにアムステルダム到着。

疲れたが冬のジムでの訓練の成果が出たいい遠征だった。

デュッセルドルフ

ドイツといえば
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エレベーター

オフィスビルのエレベーターが突如「シャワールーム」に変わっていた・・・
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ご丁寧に動いている間は水の流れる音までしやがる。
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おいこら、こんな凝った演出する金あるならオフィスの賃貸料安くしろ!

タダでさえSGA削減とうるさく言われているのに。

第10回ブロー遠征1日目

日時:5月10日(土)13:00~
エリア:Franchard Hautes-Plaines、Franchard Isatis、Franchard Cuisiniere
参加者:ようさん、ぶち

そして我々はまたブローに立っていた。

数少ないオランダの祝日が5月に集中しており、12日(月)もお休み、三連休ということで行くところといえばただひとつ。

朝5時半にアムステルダムを出発、ほとんど渋滞もなく、6時間でAvonに到着。快適なドライブ。

5月に入って漸くブローの天気は安定し、今回の遠征では雨の心配はなさそう。
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早速Franchard Isatisへ車を走らせる。

土曜のお昼過ぎ、まだ停まっている車は少ない。
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新緑美しいブロー。
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こういう姿、ブローって感じでいいよなあ。
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Isatisでアップを済ませ、少し離れたHautes-Plainesへ移動。

ここには前回の遠征でようさんが打ち込んだSurplomb De La Conquille、6cがある。

ようさん、今回の遠征で落とすべく、並々ならぬ気迫を感じる。

これからじっくりと打ち込みが始まる、と思いきや、ようさん、落としました。30分程であっさりと。

前回上部の縦カチを取るのにムーブをいろいろやってみていたが、今回はダイナミックなムーブに決めてトライしたら10便ほどでうまく掴み、そのまま最後のガバまで行ってしまいました。

これには驚かされた。ようさん、ブローでの初6c、おめでとう!

ようさん、歓喜のポーズ。
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後光が差している。

このようさんの登りは某SNSのようさんのページでご覧になれます。

Isatisに戻り、僕が打ち込む番。

まず触ってみたのがL’Angle Ben’s、7a+。

豆腐のような岩をカンテ伝いに登るがムーブが分からず、相当打ち込む必要がありそうだったのでとっとと敗退。

次に触ったのがEl Pussah、7a。

以前にこうさんが遠征に来たときにトライした課題であるが、前回より体が重い。スローパーがうまく止まらない。

ということでこれもとっとと敗退し、Isatisの隣のCuisiniereへ移動。

今回打ち込みたかったのがFootrix、7b。
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ひとり遠征のときに打ち込むつもりだったがランディングの悪さに触るのを諦めた課題。

左側のThin Crackを伝い上部のスローパーでマントリングするが、バランスが非常に悪く、初めて触ってみたときは「こりゃダメかも」と早々に感じさせられた。

スタートで右足をフッキング、右手でクロールするように左側にあるクラックを取りに行くが、足が外れやすいし、たとえ右手が取れても次のムーブが全く分からん。

スタートから二手目だけでも相当な回数打ち込んで、漸く左手を一度持ち替えて左足をホールドへ上げるというムーブを組み立てることができたが、体を上げる際に振られて落ちてしまう。

とりあえずは下部のムーブを組み立てることができたのでこの日はこれでおしまい。

ホテルF1へチェックインし(実は満室で事前に予約できなかったのだが、当日キャンセルが出てなんとかホテルを確保できたのだ)、Team NL給食係のフィリップの店へ。

フィリップの店、薔薇が咲き始めている。
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青空、雨の心配なし。
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フィリップの店にしては珍しく繁盛している。F1から流れてきた人が主。
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ようさんの6c撃破を祝って乾杯し、この日も平和に終わるかと思いきや。

思いきや・・・

この日フリップが出してくれたのが巨大なソーセージだったのだが、内臓系がびっちり詰まったそのソーセージだったのだが、結構臭かったのだが、そいつに僕の胃腸は破壊されてしまった・・・

深夜わが身に起こった惨事たるや筆舌に尽くしがたい。思い出すだけでも冷や汗が出る・・・

フィリップの名誉のために言っておくが素材が痛んでいたわけでなく、僕の胃腸がついていけなかったのだ。ようさんも影響あったが、僕程ひどくなかったし・・・

ただ、一言だけ言っておく。

フィリップの店でソーセージはやめとけ。

第10回ブロー遠征2日目、3日目

日時:5月11日(日)10:00~
エリア:Roche aux Sabots、Franchard Cuisiniere
参加者:ようさん、ぶち

最悪の一夜が明けた。ほとんど眠ることができなかった・・・

しかし外は快晴、弱った体に鞭打ちF1を後にする。

向かったのはRoche aux Sabots。犬岩の近くのエリア。
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快晴の空、指も調子いい、しかし胃腸が・・・
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アップする気にもなれずクラッシュパッドで休憩。

ようさんは早くも打ち込み始めた。ようさんの胃腸が羨ましい。

攻めた課題はGraviton Gauche。以前に僕が登ったことのあるGravitonの左抜けバージョン。

上部のスローパーを抜けるところが核心。

僕はスポッターとしてようさんを応援。

下部のトラバースはすぐにムーブを組み立てたが、やはり上部のスローパーが悪く、滑ってしまう。

背後に大きな岩がありランディングが悪く、スポッターをするのにも緊張する。

一度、高く上げたヒールが滑りバランスを崩して落ちてきてヒヤリとする場面もあった。

何度か休憩をおいて再びトライ。

今度は足もがっちり決まっており、上部でうまく手を返すことができ、体が完全に上がりきって安定したところで最終ホールドを捉えた。

ようさん、二日連続の成果。すばらしい。
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その後僕もクライミングを開始したが、少し登ってすぐにまた気分が悪くなり、しばらく休憩、でも良くならず、ようさんにギブアップ宣言し、駐車場まで戻って車で休憩することとした。

2時間ほど眠って少し回復してきたので辺りをうろつく。

いつの間にか駐車場は車でいっぱいになっている。晴れた日曜の午後はやはり混みあう。
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日曜ということでリソール屋が来ていた。
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リソールの他にも、トポ、クラッシュパッド、シューズ、ウェアなどが売っている。
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18時頃にようさんが戻ってきて、この日のクライミングは終了かと思ったが、これだけ晴れているのが悔しく、わがままを言って前日打ち込んだFootrixにちょっとだけ立ち寄った。

具合が悪いので、少し触ってみてダメだったらすぐに帰ると心に決めた。

Cuisiniereの駐車場から起伏のあるアプローチで、これだけでもちょっと具合が悪くなったが奮起し漸く課題まで辿り着く。

ローカルクライマーが数人Footrixやその周りの課題に打ち込んでいた。

早速触ってみると、前日打ち込んだだけあって下部のムーブはすぐに組み立てることができた。

ローカルのクライマーは皆でかく、僕とは違ったムーブだ。そのムーブを真似てみるもリーチの差からか、力がないのかうまく行かない。

僕の身長は171cmで日本人男性としては平均的な身長であるがオランダ人はもちろんのこと、欧州人は皆でかい。ブローで見る欧州人クライマーはほとんど皆175cm以上ある(ちなみにオランダ人男性の平均身長は185cm、女性でも175cmあるのだ・・・)。

打ち込んでいるとアドレナリンが放出され、さすがに具合の悪さは忘れることができたが、ヨレるのは早い。

一度下部をすばやく処理でき、スローパーまで到達し、ローカルクライマーの声援の中、見事登れるか!?と思われたが、思った以上に上部のスローパーが悪く、マントルで右手が返せずに落ちてしまった・・・

これで緊張が途切れてしまい、かなりヨレてしまい、もう今日はダメだという雰囲気になる。

しかし、この具合の悪さは翌日にも引きずりそうだったので、後3便だけだして終わりと決める。

2便までは右足のフッキングがすぐに外れ落ち、体力の限界。

ローカルクライマーも帰ってしまった19時半、最後の1便を出したところ右足がすぐに決まり、ヨレながらもスローパーまで到達、足が滑りながら必死にデッドで上部を叩き、左足を上げ、体を引きずり上げる。

そして遂に登りきる事ができた。いやー、これは今まで登った中で一番嬉しかった。

勝利のポーズ。
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スローパーで腕は傷だらけ。
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これまでの僕のクライミングスタイルは「それ行けー!」と力でねじ伏せながら登る感じだったが、この課題でムーブの重要さを再認識できた。

駐車場でさっき一緒に登っていたクライマーに会い「さっきのやつ、登れたよ、ボンソワ!」と声をかけてCuisiniereを後にする。

フィリップのビストロでようさんとお互いの成果を祝って乾杯。

メインは魚を選んだが、相変わらず食欲はなく、ほとんど食べることができなかった・・・
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21時半過ぎでもまだ少し明るい。
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日時:5月12日(月)10:00~
場所:Franchard Isatis
参加者:ようさん、ぶち

疲れがたまり、死んだように寝ることができたが、まだ胃腸の調子はまだ悪い。

快晴の空の下、ホテルF1を発つ。
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今回泊まったF1であるが、ダニにやられたようだ。部屋によってはダニが発生、次回からF1には泊まらないことに決定。

僕は登る気力ゼロ、ようさんの宿題があるIsatisへ向かう。

White 10番、名前のない課題であるが突き出た岩が誰の目にも付く。
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上部はスローパーでブローらしい課題。

アップ後、ようさんは早速打ち込むが、上部のスローパーで苦戦。

しばらく打ち込んで休憩に入り、僕の番。

取り付いたのはLe Faux Baquet、7a。

下部はそれ程難しくないが、上部にあるスローパーを取るのが遠い。

何度か打ち込み、一応登ったが、限定があったようで、もう一度挑戦してみたところ、右手の極小カチで人差し指の皮が裂けてしまったため、トライは終了。宿題となる。

再びWhite 10番に戻ってようさん打ち込む。

ようさん自身、「今日は登れないかも」と思っていたらしいが、ローカルクライマーのアドバイスを受け、右手の持ち方と足の置き方と変えてみたところサクっと登ってしまった。

ようさん、三日連続で成果あり、スバラシイ。

13時ごろブローを発ち、それほど渋滞もなく19時過ぎにアムステルダム到着。

今回はいろいろあって成果がないかと思われたが、なんとか1つ落とせてよかった。

しかし、ブローのボルダリングは楽しい。次回の遠征が待ち遠しい。

今回の反省。

1.フィリップのビストロでソーセージは注文するべからず。
2.ホテルF1には泊まるべからず。

グラウンドフォールによる死亡事故

5月14日、アムステルダムのクライミングジムでグラウンドフォール(地面に落下)による死亡事故があった。

アムステルダムには3つジムがあるが、場所はアムス南西にあるTussen Hemel en Aarde (Between Heaven and Earth)というジム。僕らの常ジムKlimhalからも近い。このジムには僕がオランダへ赴任した2004年当時2回ほど行ったことがある。

ニュース等から情報では状況は下記のよう。

・亡くなったのはハーレム在住のオランダ人女性(39歳)、クライミングの経験は長かった。
・地上10mほどからグラウンドフォール、搬送先の病院で亡くなった(ジムの高さは約13mと記憶している)。
・原因はビレイヤーにあり、支点が壊れた・ロープが切れた等の設備不備によるものではない。
・ビレイヤーが、クライマーがまだ登っているのにも関わらずたまたまビレイヤーの横に下りてきた別のクライマーを自分がビレイしているクライマーと勘違いしビレイ(グリグリ)を解除したよう。

欧州のジム全般に言えることはトップロープが完備されており、支点やロープの整備も行き届いている。初心者には講習を実施しており運営もしっかりしている。

今回の事故はビレイヤーのうっかり(といっても度が過ぎているが)が原因のようであるが、改めてクライミングというスポーツに潜む危険性を認識させられた。

事故があったこのジムは元々教会であった施設を改造したもので、旧教会で死亡事故という何とも皮肉なことであるが亡くなったクライマーのご冥福をお祈りします。

今一度気を引き締めてクライミングを楽しみたい。

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