Life in Amsterdam

サラリーマンクライマー、山のない国でどこを登る?

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BAZ 2008!!

8月30日(土)、最近の悪い天気がウソのような抜けるような快晴。

この日はデン・ハーグ近くのスケベニンゲンと呼ばれるビーチでボルダリングコンペが開催された。

BAZと呼ばれるこのイベントは1年に一度8月終わりに開催され今年で3回目を迎えるらしい。

オランダとその近隣諸国から事前登録だけで800人という大規模なコンペ。

ようさんとお昼前にデン・ハーグへ向かう。
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渋滞もなく、40分ほどでハーグ到着。
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そこからスケベニンゲンの森を抜け、ビーチへと向かう。
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指定された駐車場から随分歩いたが、漸くビーチ到着。
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1年ぶりの海。昨年はフランス人連れて湘南海岸に行ったなあ。

さて、ボルダリングコンペはどこかと探すと、

やっとる、やっとる。
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このコンペに向けて突貫工事で作られた施設。
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大きな島が3つあり、その島の周りにぐるっと多くの課題が設置してある。ステージ上には決勝用メインウォールも別途設定されている。
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気温は恐らく30度近いだろうが湿度が低い分、日陰に入ると過ごしやすい。

早速登録手続きを行う。13時から18時の間に登ったすべての課題のうち、上位6つのグレードを申告して順位が決まる。

直射日光照りつける壁を登るようさん。
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僕も打ち込み開始。
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しかし、常時数百人のクライマーが登っており、簡単な課題は順番待ち、空いている課題は7b以上ばかり。

途中からユースの決勝が始まった。
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ハーレムのジムでいつも登っている強い少年が優勝していた。

その後も灼熱の中、打ち込みまくる。

7aを3つほど落として7bに移ったが、1つの課題にはまってしまい、消耗してしまった。

敗退して別の課題に移ったときはすでにヨレ気味。

でも7bは最低1つ落としたいので休憩してまた打ち込み、何とかひとつ撃破。

これは落とせそうだと思われた別の7b。
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登る。
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落ちる。
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これ、別な見方をすれば超モヒカン頭で壁の前で思い切りジャンプしているようにも見える・・・

こいつから落ちた後、右手と左手の指に血豆が発生し、僕のクライミングはこれにて終了・・・

もう少し指皮がもてば7bをあと1、2個落とせたかも知れないのに、、、悔しい。僕が登った中での上位グレード6つは7b (x1)、 7a(x3) 、6+(x2)。

他のクライマーの登りを見ていたが、8aや7c+を登っている奴らもちらほらいる。日本で言えば3段レベルか、強い。

ビーチにテント。ここで野宿するのか。
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照りつける太陽。
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海水は思ったよりきれいだ。数年前の冬にここに来たときは曇り空で海水が濁っていて良い印象はなかったのだが。
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それにしても暑い。
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ようさんも存分に登ってクライミング終了、乾いた体にビールをしみ込ませ、港近くのレストランで魚料理を喰らう。
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指、ボロボロ、血豆なんとかしなければ。
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駐車場まで戻って車をピックアップ、もう一度海岸まで戻る。

本当に一日中いい天気だった。
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女子決勝がステージ上のメインウォールで行われている。
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スポットライトや音楽の演出も凝っている上、ちゃんと英語で説明してくれるので見ごたえあり。

なんかこの人見たことあるなーとよく見てみると、
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ミュリエル・サルカニーだ!ベルギーから参加していたのか。
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154cmという身長ながらオランダ人が作った一手一手が遠い課題をムーブでことごとく解決していく。きれいな登りだ。

結局女性の1位はミュリエルとなった。

男性の1位はフェルナンド。オランダ人。
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我らの常ジムKlimhalでもよく登っているクライマーでミュリエルとは反対に190cm近い身長でリーチを生かしたパワフルな登りが印象的。予選では7c+をサクっと登っていた。

11時前にすべて終了、ビーチ沿いの施設で泊まるやつらは午前2時まで踊りまくる予定になっているが我々はアムスまで戻り深夜に帰宅。

翌日も朝から快晴。前日の夜、血豆を潰しておいたので痛みはなく、テーピングすればちょっと登れそう。

ということでようさんと再びスケベニンゲンを目指す。

13時半頃ビーチへ到着するも人が多すぎてパーキングできず、結局クライミング開始できたのは14時過ぎから。

ビーチは昨日より気温が高く、湿度があり、日向では汗びっしょりになってしまう。

僕は指を気遣いながら簡単な課題を登っていたが、ようさんはアップも程ほどに早速打ち込み始めた。体力あるなあ。
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僕は6+をひとつ落とすので限界。前日落ちた7bに取り付くも、やはり同じところで落ちた。

落ちてまたひとつ血豆が増えてしまい、完全にクライミング終了・・・

ようさんは6+を2つ落として終了。2日連続でよく打ち込めるなあ。

浜辺は芋洗い状態。
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今回のコンペでは自分の力不足を認識でき、いい刺激となった。これからも鍛えなくては。

指にできた血豆の数だったら誰にも負けない自信はあるのだが・・・
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明日から

武者修行
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ブローより帰還

ケガもなく1週間の遠征を終え、無事アムステルダムまで戻ってきました。

今回はドイツ壁の会のmachaさんに1日半参加いただき、また偶然に大分県のクライマー、かたやん夫妻にBas Cuvierでお会いし、遠征の大部分をご一緒させていただきました。

当初はひとり遠征になるのではないかと思ってましたが、machaさんとかたやん夫妻のお陰で楽しくクライミングをすることができました。

今回の遠征日記はこれからアップしていきます。
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第14回ブロー遠征1日目

日時:9月6日(土) 14:00~
エリア:Cul de Chien
参加者:ぶち

遅い夏休みを1週間取る。行き先はただひとつしかない。

今回は他のオランダ在住日本人クライマーとの調整が付かず、ひとりで朝6時半にアムスを発つ。

土曜ということもあり、目だった渋滞もなく、お昼過ぎにブローへ到着。

今回は滞在1週間ということもあり、初日からあまり打ち込む必要もなし。

Cul de Chienへと向かう。

リソール屋さんがいた。日曜だけ来るかと思っていた。
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パーキングから1km歩き(随分アプローチも強くなったものだ)、エリアへ到着。
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犬の形をしたビルボケBilboque。
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正面から見たところ。
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ここCul de Chienを代表するルーフ課題。ビルボケのすぐ近くにある。
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アップを済ませ到着したのがこの岩。
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前回Arabesqueを落とし、そろそろ7cも本気でトライしたく、次のプロジェクトをEclipseに設定したのだ。

運転疲れもある遠征初日ということでトライは5回ほどにする。

下部のムーブは分かったのだが、ルーフを抜けるところでどうしてもうまく左手がクラックへ出ない。

足の位置を変えてトライしてみたが、分かったことは当初のムーブが正解でやっぱ力不足のようだ。

思った以上に手ごわいな。っていうか、核心は最後の一手だし・・・。初めての7cとして目標とする課題としてはきついかも・・・

5回ほどムーブを確認して早々に退散、パーキング近くのSabotsに立ち寄ってみるとまたJoがいた。

こんなに広いブローでまた会えるとは。Joも僕を覚えていてくれていて挨拶を交わす。

ここで何か課題触ろうかと思ったが、ポツポツと雨が降り始めたのでそそくさとパーキングまで退散。

IsatisかCuisiniereへ行こうと車を走らせていたら本降りとなり、この日のクライミングはこれで終了。

まあ、1週間あるし、焦ることはない。

今回の遠征の前半お世話になるホテルF1。この安っぽいホテルと虹、なんとミスマッチなことか。
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我らが給食当番のフィリップのビストロへ行き、魚を注文したのに何故かチキンが出てきて、でもそれはそれでおいしく、満腹になりホテルへ戻る。

20時半の空。随分暗くなってきたものだ。
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第14回ブロー遠征2日目

日時:9月7日(日) 11:00~
エリア:Petit Bois、Elephant、Rocher Canon
参加者:ぶち

朝からどす黒い雲が覆う。いつ雨が降ってもおかしくない。

まず向かったのはPetit Bois。ブローの町から20kmほど南下したNemoursという町のすぐ近くのエリア。

このエリアはPetit(プチ=小さい)Bois(ボア=森)と言われるように鬱蒼と木が隙間なく茂っている。人っ子ひとりいない。

ここで登りたかった課題はひとつ。

このハングした課題、La Baleine(=クジラ)、7a。
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実はこの課題は去年4月にブローで初めて落とした思い出深い7aなのだ。
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左の傾斜を伝って登り、上部はゆるいエッジを両手で保持しながら右手で一度スローパーを叩き、横向きに走ったガバホールドを取りに行く。

ちなみに去年登った時の様子はこんな感じ

いい課題だったのでもう一度登って別アングルから動画を撮りたかったのだ。

雨がいつ降り出してもおかしくない天気だったので早速アップ開始。

やはり木々が多いこともあり、若干岩に湿り気がある。

早々にアップを終わらせこいつにトライ。

一度登っているから簡単に登れるかと思いきや、結構ムーブ忘れているのと、岩のコンディションがあまり良くなく、上部で苦戦を強いられる。

結局10便近く出して漸く完登。でもこれでこの課題は卒業だ。

これでこのエリアには用はないが、これまた去年4月に登ったBig Jimというハイボール6cがちょっと気になる。
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垂壁をポケットで直上する課題だがムーブがおもしろく、これもついでに登っておくか、高いけど一度登っているから大丈夫だろう、と安易な気持ちで取り付く。

しかし、登るにつれポケットが湿ってきて、でも登れないほどではないからそのまま続け、最後の一手まできた。

あとはガバを取るだけと手を伸ばしたところ、予め掃除しておいた最終ホールドから左にずれたところを持ってしまい、そこは湿気ている上に、ザラザラ。押さえが効かず思いっきり最終点からフォール!!

いやぁー滞空時間長かった。危うく遠征2日目でゲームオーバーになるところだった・・・

この課題をやるのは早々に止めて次のエリアへ行くことにする。

*実はこの日の夜、La Baleineのビデオ画像を確認したところ、Big Jimを登る前にテープを巻き戻しすぎて肝心のLa Baleineが上書きされてしまっていたことに気づく・・・ひとりでハイボールに取り付くなどというバカなことをしてしまったバチが当たったか。

ということでこの場はBig Jimフォールの映像でお楽しみください。

*よい子の皆さんは決してマネしないでください。ハイボールに取り付くときは十分なクラッシュパッドとスポッターが必要です!これは絶対やってはいけない悪い例としてご覧ください。

次のエリアはPetit Boisから10km弱西へ行ったElephant。

パーキングからエリアまでは200mくらいのアプローチ。実にいい。
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このエリアの看板岩。象の形。
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ここでトライしたのがLa Barre Fixeという7b+の課題。

下部が核心で、甘いポケットを使って登る。上部は簡単。

早速取り付いてみたが、ポケットが沢山ありすぎてどのラインを登ったらいいか分からない。

直上するのは厳しくて左に巻いて挑戦したら、すぐにムーブが繋がった。

結局左のラインで行けば5便も出さずに登れてしまった。

絶対7b+じゃないなと思いながらも次のエリアを目指す。

*実はこの夜、7+8のトポでこの課題を確認したらなんと直上の限定で7b+であった・・・やっぱり・・・僕が登った左まきのラインはどのトポにも記載されていない・・・La Baleineのビデオといい、なんとツイてない日だ・・・

しかし、この左ラインの途中から登るバリエーションはBleau.infoに6c+と載っているのでグレードは恐らく7aと思われる。現在Bleau.infoに確認中。

ちなみにこれがそのLa Barre Fixeの左バージョン。

パーキングへ戻るときは随分晴れてきた。
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快適なドライブ。
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この日の最後のエリアはRocher Canon。Bas Cuvierを挟んでApremontと丁度逆の位置にある。

エリアに着いた辺りからまた空が曇りだした。これは早く登らないとマズイ。
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ここで登りたかったのがChasseur de Prises、7a。ブローの紫色トポ”Fontainebleau Climbs”の93ページにも写真が載っている、このエリアを代表する課題。

この課題の核心は、、、アプローチ。駐車場からは距離にして約200mで遠くないが、兎に角分かりにくい所にある。昨年このエリアに来た時にこの課題を探してたどり着けずに敗退した。

特にこの時期はブローのどのエリアにもシダのような植物が背を伸ばし、道を隠してしまう。

やっぱりなかなか見つからず、空もどんどん暗くなっていき、半泣きでそこら辺りを歩き回ったら、遂に発見した。
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*この課題は分かりにくいので、エリアに着いたらすぐにローカルっぽいクライマーに場所を尋ねることをお勧めする。

散々歩いて体は暖まっていたから早速トライ。悪いことにポツポツ降りだした。

下部はしっかりしたカチだが、離陸のムーブが最初分からず手間取った。

カチから右手のスローパーへ移るが、このスローパーはそれ程悪くない。

そこから左手をスローパーへ移動させるところが核心。人によっては左手でなく右手を送るようだ。

左が取れたら右で更に上部のスローパーを叩き、左足を二手目のカチに持っていき体を上げ、左のポケットを取ればほぼ終了。

しかし、僕が最後の左ポケットを取ったとき、ポケットに濡れた泥が詰まっており一瞬動揺してしまった。事前に上部をよく掃除しておくことをお勧めする。

泥に動揺しながらも体を起こし、泥を振り落として完登。さすがお勧め課題だけあっておもしろい。特に上部のスローパーが良。

登り終えて荷物を纏めていたら雨脚が強まり、急いで退散。その後すぐに本降りになった。

ホテルF1まで戻りシャワーを浴びてフィリップの店へ。

やっぱり客はいない。
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幸い天気は回復に向かってきた。
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食事はレバー。こいつもまたよろし。
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この後ホテルに戻り、La Baleineが撮れていなかったこと、La Barre Fixe(左バージョン)が7b+でないことを知り、少々凹んだがChasseur de Prisesが登れたからまあいいやと就寝。

第14回ブロー遠征3日目

日時:9月8日(月) 10:00~
エリア:Petit Bois、Franchard Isatis、Franchard Cuisiniere、Roche d’Hercule
参加者:ぶち

5月に長期遠征した際もそうだったが、長期遠征の時に心がけているのが如何に指皮と体力を温存しながら登るかということ。

ひとつの課題に打ち込みすぎたり、むやみやたらに課題に触りすぎたりしてこれまでに幾度となく指皮と体力を失い、ブローでの貴重な時間を浪費してきた経験があるため、今回の遠征でもその点には最大限気を配った。

まず、事前に触りたい課題を徹底的に調べて基本的にはアップを除いてその課題だけを触る。

そして課題を触ってみて「ちょっとこれ無理そう」と思ったらすぐに別の目標課題へ移る。

「エリア」ではなくあくまで「課題」ベースで狙いを付けて次々にエリアを移る。この戦術、"Hit and away"を心がけている。

と言ってみたものの、前日La Baleineがうまく撮影できていなかったのが悔しくて、朝一でまたPetit Boisを目指す。Hit and awayなら一度登った課題には触らないのだが・・・あまりに悔しくて・・・なんかこのエリアには因縁を感じるなあ。

朝から快晴で、森には朝日が差し込み清清しい。
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今度こそはとすばやくアップを済ませてLa Baleineにトライ。

前日より岩のコンディションも良く、ムーブも分かっているのですぐに登れた。

今度こそ本当にこの課題は卒業。

このPetit BoisにはDosage 2でデイヴ・グラハムが開拓していたBig Dragon、8a+がある。

その課題の前で記念撮影。
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ちなみにこれが核心のスローパー。
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デイヴが言っていたようにスパイクが効いており指皮にすこぶる悪そう。

とっとと荷物を纏め次のエリアへ。

到着したのはFranchard Isatis。このエリアはアプローチもよく、パーキングから近いエリアに様々な難度の課題が固まっているので人気がある。

ここでトライしたかったのがSurprise、7b+。これはパーキングから歩いてきて一番初めに見える岩のど真ん中のライン。Bleau.infoでは7cになっているから最近格上げされたのか。

月曜の午前中ということもあり、人気があるこのエリアにもまだ人っ子一人いない。

早速取り付くが、最初の一手がこれまた遠い。

左手をアンダー、左足を足ホールドに乗せ、地ジャンでスローパーを取りにいくのであるが、遠すぎて届かない・・・

ピョンピョン飛びついているとようやく指先がかかるようになったが両手ピンピンでそこからムーブを起こすのが困難。後3cmリーチがあれば少し安定するのだが・・・

何度かスローパーで右手をこすっている内に右手中指がヒリヒリしてきて、こりゃヤバイということで即、敗退決定。これがHit and awayなのです・・・

次に向かったのがIsatisの隣にあるFranchard Cuisiniere。

ここは駐車場から200mほどアプローチがあり、Isatisより起伏がある。

まず触ったのがエリアの奥にあるEchine、7b+。
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以前にフィリップのビストロでソーセージを食べて体調不良になりながら執念で落としたFootrixのすぐそばにあり、気になっていたのだ。

岩の中央に浅いポケットがあり、そこを保持するのが核心。

早速取り付いてみたが、これまたポケットまで遠く、届いても思いのほかポケットが浅く、これまたムーブが展開できない。

この課題も右手に負担がかかり、10便程出すと今度は人差し指がヒリヒリしだしたのでこれまた即、敗退決定。もうちょっと打ち込みたい気持ちがあったが、これもHit and awayなのです・・・格好悪いけど・・・

ということで、次にトライしたのが、以前に登ったFootrixのシットスタート、Forcing、7b+。
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Footrixを登ったときにリーチ差からローカルクライマーより一手下の位置からスタートしていたからシットスタートはそれ程難しくないと思われたのだ。

ちなみにFootrixを登ったときはこんな感じ

取り付いてみて、確かにシットスタート自体はそれ程難しくなかったが、右足をクラックに押し込んで右手をクロールのようにして縦のホールドへ移した後、左手の返しがどうもうまくいかない。

前回はスムーズにできたのだが・・・体がムーブを忘れてしまったようだ・・・

ああでもないこうでもないと10便程出して漸くバランス感覚を取り戻し、左手を安定させることができた。

後はすべて体が覚えている。前回のFootrixの時はマントリングがヨレヨレだったが今回は体力もあり危なげなく登りきることができた。

この課題、力も必要であるがムーブ主体でおもしろい、5つ星課題。

さて、その次の課題はForcingから50mと離れていないところにあるLe Magnifique、7a+。
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これは昔Rock&SnowでJackyがブローのベスト10に選んだ課題の中のひとつ。

去年の4月に登ったのだが、その時は上部で左の方にあるガバホールドを使ってマントリングしたのだが、それを使わずに上部のスローパーだけで登りきりたくてもう一度トライすることにしたのだ。
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ちなみに前回の登りはこんな感じ

すでにムーブは分かっていたので下部は問題なし、上部のスローパーもそれ程悪くないが、マントリングのときに左ホールドを使わないと、その先のスローパーが悪く、結構苦戦を強いられる。

マントリングには結構奥まで手を伸ばす必要があるが、そんな奥まで事前に掃除してなく、枯葉で滑って胸を岩でこすってしまった。

改めて上部をよく掃除してトライ。今度はうまくマントリングできた。この課題は上部がおもしろい。

そそくさと荷物をまとめ、この日最後のエリアへ。

向かったのはRoche d’Hercule。初めて訪れるエリア。

ここはブロー市街から非常に近い。市街にある病院近くを北に1kmほど上がれば到着する。

駐車場からすぐにGazolineという課題が見えるので分かりやすい。
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ここで触りたかったのがRince Mi、7a+。

ルーフ課題で自分の得意系、しかも低いのでひとりで取り付いて危険がない。

それ程人気があるエリアでもないのでこの課題はあまり触られていなく、まずはホールドを掃除。

そしてムーブを確かめて1回目のトライ。思ったより全然簡単。

最後の一手を取り損ねたが、ムーブを確認して2回目で難なく撃破。

ほんとうにこれ7a+もあるの?と疑問に思う。体感的にはせいぜい6bくらいに感じた。

でも体の大きな欧州人がやると難しいのだろうな。

記念撮影。
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朝一から17時過ぎまでたっぷり遊んだ。

ホテルF1に戻りフィリップのビストロへ。
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帰り。翌日の天気は心配ない。
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爽やかな朝

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秋晴れの日曜

最近秋晴れが続くアムステルダム。

セントラルステーション横のジム、Klimmuur Centraalへ。

市街はマラソン?をやっていて多くの人で混みあっていた。
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ジム直前で橋が回転、10分くらい待たされた。その間に通り過ぎた船は1艘のみ・・・
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第14回ブロー遠征4日目

日時:9月9日(火) 11:00~
エリア:Bas Cuvier(登ってないけど)
参加者:かたやん&なおちゃん、ぶち(といっても夕食だけ)

ブローに来ると眠りが浅い。

いろんな課題に登りたいという興奮、怪我しちゃいけないという緊張感、天気がどうなるかという不安、そしていつもと違う枕の高さ等、いろいろと理由があると思うが、いつも夜中に何度も目が覚めてしまう。

この日は遠征4日目ということでレスト日としようと決めていたもののまた浅い眠りだった。

朝から快晴、ホテルF1をチェックアウトしスーパーで買い物後、Bas Cuvierへと向かう。
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登るつもりはなく、課題探しが目的。

駐車場から300mほど東に行ったところにある課題、Recontre Plafonnique、7b。

まぶしい朝日を浴びながら、トポだけ持って森の中へ入る。

大よそ方向は分かっていたからそれ程迷うことはないだろうと高をくくっていたが草木が行く手を阻み一向に到着しない。

どんどん奥へ進むがまったくそれらしき課題はない。もう帰り道もよく分からなくなってきた・・・

ちょっと散歩のつもりが汗だくになり、休憩していたらリスが目の前に現れた。
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縄張りを荒らすなとばかり、木を登ったり降りたりしてどこかへ消えてしまった。

その後も少し歩いたが、これ以上奥へいったら今度は猪でも出てきそうだし、帰りが大変ということで引き返すことに。

アプローチでの敗退は久しぶり。

帰り道もよく分からず、辺りに人っ子一人いなく、とりあえず道なき道を低い方へと歩く。ちょっとした遭難だ。

半ズボンを履いていたため脛が草木で傷だらけになりながら漸く見覚えのある道へ出た。

当初の予定ではこの課題を見た後に更にCuvier Ramperへ向かい、その奥にある課題、Bleau’s Art、7bの場所も確認するつもりであったが、トポを見ると、現在地から更に700mほどあり、帰りは1kmの道のりになると分かった刹那、敗退決定。

汗だくになりながら駐車場まで引き返す。レスト日なのに・・・体力使って見たのはリスのみ・・・

駐車場で休憩して、Barbizonへ観光へ行く前に駐車場近くのエリアを一回りしてみることに。

今度は完全に手ぶらでフラフラとPlace Morin近くを歩いていると日本人らしきクライマーが二人いる。

近づいてみると向こうから「もしかして日本人ですか?」と声をかけてきた。

平日の朝に手ぶらでBas Cuvierをフラフラ歩いているアジア人、さぞかし怪しく見えたことだろう。

「はい、日本人です」と答えたところ、「もしかして、ブローのブログ書いている人ですか?」と。

名前を言ったところ、「ああ、その人だったのですね、知ってますよ」と。もしかして僕、有名人?

話を聞いてみたら、Webでブロー関係で日記を書いている日本人は僕ぐらいしかいなく、すぐにヒットするとのこと。なるほど、そう言われればその通りだ。

更に話しを聞くと、「かたやん」と「なおちゃん」は新婚旅行で大分からフランスへやってきて、主にブローで2週間過ごすとのこと、余程クライミング好きと見た。

かたやん夫婦、ブローに来てはみたものの、出発前に結婚式で忙殺されほとんど下調べできなかったため、Bas Cuvierまで来てみたのの、課題が分からず迷っていたらしい。

僕にとっては「庭」と化したブロー、喜んで課題の紹介を引き受ける。

一通り課題を紹介して、僕はBarbizonへ行くことにしたが、「今晩夕食でも一緒にどうですか?」と誘ったところ快くOKとの返事。

かたやん夫婦が登っている間に僕はBarbizonへ。

Apremont近くのパーキングに車を停め、街中へと歩く。
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Barbizonはバルビゾン派と名前がつくほど多くの画家が集まる町で、アトリエを見てみたかったのだが昼食時間のためか、カフェ以外はどこも閉まっている・・・

しょうがないので街をしばらく歩くだけとする。

ひとつひとつの家が大きい。
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観光地であるためか、きれいに飾った家が多い。
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不動産屋でこの辺りの家の価格を見てみると、大よそ8000万円以上はする。

庭付きで大きいとはいえ、この価格、やはりブロー近辺は金持ちが住む場所だ。

夕方にAvon駅近くのEtapにチェックイン、駅でかたやん夫妻と待ち合わせ、フィリップのビストロへご招待。

僕が選んだのが牛肉のブルゴーニュ風煮込み。
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かたやん、僕がBarbizonにいる間、Bas CuvierでHelicoptere、7aを落としたとのこと。以前僕がヘリコプターのようにクルクル落下して足を捻挫した因縁課題。かたやんはローカルと一緒に十分なスポッターとクラッシュパットで安全に登ったとのこと。

かたやん夫妻の話を聞いていると、まだまだ日本ではフォンテーヌブローに関する情報が届きにくいらしい。過去のRock&Snowの記事やブロー経験者の情報を頼りに手探りでブローまで遠征する人が多いとのこと。

なるほど、だから僕のブログを見てくれていたのか。

この話を聞いて、今後暇を見つけて、ブロー遠征を考えているクライマー向けに僕がこれまでのブロー遠征で得た情報をブログにアップしていこうかなと思った。今後の僕のプロジェクトとしたい。

楽しい夕食を取ることができ、翌日も僕がガイドとして一緒にクライミングすることにした。

後日知ったことだが、このかたやん、大分では開拓も含めてかなり積極的にクライミングしている。

Rock&Snowの32号(2006年夏号)では大分の宇目ボルダーが紹介されていて、ほとんどすべての課題がかたやん初登(ちなみに写真も文章もかたやん)。

宮崎で行われた祝子川の生岩コンペの主催も勤めたらしい。

新婚旅行でブロー滞在という理由がよく分かった。

第14回ブロー遠征5日目

日時:9月10日(水) 10:00~
エリア:Franchard Isatis、Franchard Hautes-Plaines、Buthiers
参加者:かたやん&なおちゃん、machaさん、ぶち

朝から曇り空が広がるもののそれ程厚い雲ではなく、雨は大丈夫そう。

Avonの駅でかたやん&なおちゃんと待ち合わせ、Franchard Isatisへと向かう。

このエリアはアプローチもよく、幅広いグレードの課題が密集しているので人気が高い。

といっても平日の早朝なのでクライマーは誰もいない。

早速かたやん夫妻にこのエリアの有名課題を紹介。

一通り紹介してアップを開始したら丁度いいタイミングでmachaさんも到着。

今回の遠征に当たって下手な宗教顔負けの強力な勧誘活動を欧州各国に繰り広げた結果、machaさんが1日半だけ参加してくれることになっていたのだ!ありがとう、machaさん!

皆でワイワイガヤガヤとアップ。やっぱりクライミングは大勢でするほうが断然おもしろい!

適度に体が暖まったところで、Isatisに隣接するFranchard Hautes-Plainesへと移動。

目的の課題はSurplpmb de la Coquille、6c。

結構前傾しているがホールドは全体的にいいカチが続く。ブローでありながらスローパーがないという珍しい課題。

これはようさんがブローの初6cとして落とした。おもしろい課題のため、machaさんとかたやんに紹介したかったのだ。

早速machaさんトライ。うまいムーブですぐに上部の核心まで行ったが、縦カチが遠く、そこでフォール。

かたやんも取り付く。やはり上部が遠く、フォールするも、すぐにムーブを組み立て、2、3回のトライで登ってしまった。さすが。

後はmachaさん、打ち込み開始と思いきや、これまた安定したムーブでうまく縦カチの下方を中継して、いい場所を掴み、そのまま登りきってしまった。10便も出していない。

machaさん、ブローでの初6c、祝!でもあまりに簡単に登ってしまったなあ。

その後、この課題のシットスタートに挑戦。

僕は以前に右下からスタートする7a+を登ったが、今回は左下からスタートする7aに挑戦。

数回トライして落とせた。

これ、Bleau.infoに「おたくのWebは右下からのバリエーションしか載ってないけど、この左下のバリエーションも追加してくれる?」と聞いたら、結局右下バリエーションと同じところにアップされた・・・

かたやんは僕の登りを見てフラッシュで登った。強い!

記念撮影。
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思いのほか早く皆がこの課題を終了したため再びIsatisまで戻って今度はなおちゃんに打ち込んでもらう。

といっても5aくらいは簡単に登る。

ブローは日本人女性にはリーチ的に厳しいがそこをうまくムーブで解決している。

これは5bの課題。
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上部がスローパーでブローらしい課題であるが一撃。さすが。
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このエリアで有名なかぶった岩を登るかたやん。
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お昼を取って僕が目標としている課題があるエリア、ブーティエへと移動。この時間になると青空が見え出してきた。

以前にこのブーティエでMagic Busを落としたが、元々このエリアはハイボールで有名で、今回是非ハイボールへ挑戦したかったのだ。

すこし迷ったけど、目標課題と対面。

Lady Big Claque、7a+、いやー、高い!
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しかし、Petit BoisでのひとりBig Jimとは違い、今回はクラッシュパッド6枚、しかも頑強なスポッター2人、更にかたやんは救命のプロ、なおちゃんは医療関係、machaさんはエンジニア(←これはあまり関係ないかも)なのだ!!

ハイボールに取り付くのにこれ以上の環境があろうか、いやあるまい。

早速トライ開始するも、一手一手が結構遠く、勢いをつけてデッドで進めていかなければならない。

皆でああでもないこうでもないと探りながらトライ。僕はうまくヒールが使えなかったので、トウを使ってみたところ、足ブラになりながらも中間地点の右手が取れた。

そこから慎重に左手を送っていき、体を起こし、上部の深いポケットを取り、体を引き上げるとほぼこの課題は終了。

怖かったけど登れた!登れたけど怖かった!

この後、かたやんが打ち込み、上部で少しヨレてスポッターを恐怖に陥れながらも見事完登!

ということで次の課題へと移動。

次もハイボール、Attention Chef d’OEuvre、7a。これもR&Sのブロー10選に載っているやつ。

この課題の左側にはPartage、8a+がある。

これはさっきの課題よりグレードも低いし、ムーブも分かりやすいのでさっきの課題よりは簡単に登れるかもと思って取り付くが、結構きつい。

下からひとつ目の縦カチを取り、次の縦カチへ体を引き上げるが、リーチ的にピンピンでうまくカチが持てない。

machaさんも同じところで苦しむ。

かたやんはリーチがあるためふたつ目のカチを取るところは問題ないが、そこから体を引き上げるところで苦戦。

いやー、こんなに打ち込むことになろうとは。

僕は一度ふたつ目のカチがうまく持て、体を上げて次のホールドを触ったところでこれまたフォール。

そういえば僕、垂壁課題、苦手だったんだ・・・Bas Cuvierの垂壁課題La Jokerでも相当苦しんだ。傾斜がなくなればなくなるほど弱くなる。スラブに至ってはエレファントの6b課題で敗退したことがあり。

3人共に敗退モードが漂う。

これを一気に払拭したのがやはりかたやん。

相当打ち込んだ後、縦カチを両手でスタティックに取り、後一手伸ばせばガバというところでムーブが止まる。

すでに結構な高さでスポッターは緊張を強いられるが、「ガンバ!一手出せ!」と浴びせたところ、デッドで右手が出て、うまくホールドを捉えた!

そのまま慎重に左にトラバースして見事に完登!歓喜の雄叫びがこだまする!

いやー、いい登り見せてもらいました。格好よかった。

僕とmachaさんは宿題となってしまいました・・・

記念撮影。
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ええい、垂壁とスラブなんてこの世からなくなってしまえばいいのだぁ!!

この後は4人でフィリップのビストロへ。

色々な話をしてあっという間に時間が経ってしまった。

当然翌日もセッションすることに決定。

第14回ブロー遠征6日目

日時:9月11日(木) 10:30~
エリア:Cul de Chien、Roche aux Sabots、Elephant、Petit Bois
参加者:かたやん&なおちゃん、machaさん、ぶち

朝から快晴。この日は皆でまずCul de Chienへと向かう。
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朝の清清しい空気が充満した森を抜け、砂漠へ出ると到着。パーキングから約1kmのアプローチ。

早速各々アップ開始。
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ここにはmachaさんの宿題課題、Le Toit du Cul de Chienがある。

前回はルーフの出口を触るところまで行っていたのだ。

早速machaさん、トライ開始。
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前回のトライから随分経っていたのでムーブを思い出すまで少し時間がかかる。

しかし、ルーフ下で一度左足のフッキングが決まりだすと、ムーブが安定しだした。

ルーフ出口のホールドを保持するところまではスムーズになるものの、何回か足が外れてフォール。

しかしムーブの組み立てが早く、すぐに足を安定させるようになり、一度ルーフを抜けたところにあるガバホールドを触るもつかめず、惜しい!

そのような惜しいトライが3回ほどあり、少し休憩。

かたやんは前日結構打ち込んでいながら、machaさんのムーブを見ていきなりこの課題をフラッシュした。強ぇ・・・

なおちゃんにはこのエリアの看板である犬の顔の形をしたプードル岩に挑戦。
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ホールドはいいが遠いため、女性にはちょっときつい。

しかしそれをまたムーブで補いながら見事完登。
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実はこの岩、登るのより降りるほうが難しかったりする。

なおちゃん、ちょっと焦りながらも犬の鼻にぶら下がりうまく着地。

再度machaさんがルーフに打ち込むが、すでに暑くなってきており(ここは下が砂地で照り返しがきつい)、コンディションが悪化、3度ほどフォールし、今回は見送ることにした。

しかし、すでにムーブは出来上がっているので次回コンディションのいいときにすぐ登ってしまうことであろう(さて、次回はいつJoinできますか、machaさん?)。

皆でエリアの少し奥へ。

今回のかたやんの目標課題のひとつ、Arabesque
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かたやん、早速戦闘態勢に入る。

ルーフのホールドはいいが、足使いが難しく、何度か足が外れる。

途中足ブラになりながらも下部のムーブは安定してきてルーフ出口のスローパーへと移る。

スローパーからポケットを取り、遠い左上方のポケットへ体を引き上げるのがきつい。

しかもこの課題は南に面しているので容赦なく太陽が照りつけスローパーを滑らせてしまう。

かたやん、渾身のトライでルーフ出口のポケットを取るところまで行った。この暑さで初日でここまでいくとは、さすが。

この課題は腕がやられるために打ち込むのは程ほどにしておいたほうがよく、かたやんも後日また打ち込みにくることにした。

僕はその横のEclipseにまた触ってみる。前日の垂壁ハイボールに打ち込んだ疲れが少しあるのと暑さで打ち込むことは避けたが、右手の持ち方のコツが分かってきたのが収穫。しかし核心は最後の一手、先は長い。

ここでデュッセルドルフに戻るmachaさんと別れ、かたやん&なおちゃんと僕はパーキング近くにあるエリア、Roche aux Sabotsへ向かう。

帰りの砂漠はまさに灼熱、みんな大汗かきながら移動。本当に暑かった。暑いというより熱い。

漸く木陰のあるSabotsに到着、ここでの課題の紹介をしていたらまたJoがいた。本当によく会うなあ。

「この辺りに住んでいるの?」と聞いてみたら「Barbizonに住んでいるだよ」とのこと、この人、もしかして金持ち?

皆で記念撮影した後、違うエリアへ行ってみることとする。

Sabotsの近くの95.2をかたやんに紹介。でもエリアまで距離があるので途中のYogiがあるところまで行って引き返してきた。

その後向かったのがElephant。象の形をした岩があるところだ。

ここでも一通り課題を紹介して少し時間をもらいひとりで気になる課題へ。

遠征2日目で間違えて左に巻いて登ってしまった課題、La Barre Fixe。

ちなみに左巻きで登った課題について「7aの新しいバリエーションにならないか?」とBleau.infoに問い合わせたところ、アップされたのはLa Traversee de la Barre Fixe、6c+のページ。まあ、グレードもそのくらいだと思うからいいけど、このページをみたクライマーは混乱しないかなあ。

この課題、先日直上できなかったのが悔しくてもう一度取り付いてみたかったのだ。

しかし、スタートが指3本辛うじて入るアンダーポケットと指1本の第一間接しか入らない浅いポケットで離陸が厳しい。

ムーブをいろいろ考えて、アンダーポケットを手首を返しながら左指で、浅いポケットを右指で持つことで離陸の可能性が出てきた。

10回ほどスタートだけのムーブを繰り返し、一度次へ繋がり、中間まで登り、これで終わったと思ったら(後半は簡単)、右手を持ち損ねてフォール・・・

休憩して数回のトライでまたうまく繋がり、今度は慎重に上部のムーブをこなす。

やっと登れた。

晴れてLa Barre Fixeとしてアップされた。

しかし、この課題、核心が初めの2ムーブだけというもので、指にも悪いし、個人的にはあまりお勧めできないかも。左巻きの方が課題としては質がいいように感じる。

その後、すでに疲れ気味のかたやんにひとつ課題を紹介。

Le Toit du Loup、6b。Loupは狼、Toitはルーフで僕らはこれをウルフズヘッド(狼の頭)と呼んでいる。

ルーフをトラバースしてマントリングする課題。ムーブも面白いし岩も格好いい。

かたやん、この日最後のトライ。

1回目のトライでルーフ下まで難なくトラバースし、これを取れば終わりというホールドの一手前で動きが止まった。

と思ったらダイナミックなムーブでそのホールドをがっしり掴む。

その後マントリングで少しヨレてハラハラしたが、登り切った。結構高さもあるしスポット怖かった。

これでこの日のクライミングは終了、帰ろうとすると雲行きが怪しく雷が鳴り出した。雷苦手です。

そそくさと荷物をまとめ駐車場へ。

丁度駐車場へ到着した頃からポツポツ降り始め、車に乗って移動し始めた瞬間、バケツの水をひっくり返したような夕立に見舞われた。

ただ、夕立はElephantの限られた範囲で、移動するにつれまた晴れ間が見え出した。

最後にかたやん夫妻に紹介したのがPetit Bois、Elephantがある町Larchantから東へ6、7km行ったところにあるNemoursという町の近く。

ここの看板課題、Le Baleineを紹介し、Big Dragonで記念撮影してこの日は終了。

かたやん夫妻と別れて僕はEtapへ。登ってというより暑さで相当疲れており、近くのスーパー、チャンピオーンで惣菜を買ってホテルで食べる。

牛肉のブルゴーニュ風煮込みがうまかった。レンジがなかったので洗面所に熱湯ためてケースごと暖めて食べた。

第14回ブロー遠征7日目

日時:9月12日(金) 10:00~
エリア:Franchard Cuisiniere、Rocher Canon、Apremont
参加者:かたやん&なおちゃん、ぶち

やばい、そろそろ記憶が曖昧になってきた・・・

夜に雨音で目が覚める。外を見るとシトシトと降っている。天気予報で雨は覚悟していたがいざ降られるとやはり凹む。

朝起きると雨は止んでいたが空はどす黒く分厚い雲に覆われ、いつまた降り出してもおかしくない。

どうせまだ岩は濡れているだろうから午前中はエリア見学をすることにする。

かたやん夫妻と合流して初めに向かったのがFranchard Cuisiniere。

ここの看板課題Karma、8a+やちょっと分かりにくいところにあるLe Magnifique、7a+など、有名課題を一通り説明、その後すぐ隣のCuisiniere Crete Sudも紹介。

ここにはExcalibur、7aがある。

更にこの奥に有名な課題があり、僕もまだ見たことなかったので一緒に行ってみる。

この課題、Duel、8a。
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ほぼ垂壁に近いスラブ。Dosage2でデイヴが登っていた課題。
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上部にはチョーク跡があるが、僕の目では到底ホールドに見えない・・・

これにて課題見学終了。このCuisiniereは林の中で湿気が篭るため前夜の雨でべっしょり濡れているかと思ったが、割と乾いているところもある。いいことに雲も次第に薄くなってきた。

次に向かったのがRocher Canon。ここでの看板課題、Chasseur de Prises、7aを紹介。これは課題の場所が分かりにくいのだ。

次に向かったのがApremont。お昼近くになってくると青空が見え出した。モチベーション上がる。

Apremontは広いので、それぞれのエリアの入り口を説明しながら歩く。

かたやんにEgoiste、7aの場所を紹介した後、僕の目的課題へ向かう。

ここApremontは起伏があり、岩が密集しているので課題探しに苦労する。

かたやんにも手伝ってもらい、漸く見つかる。やはりふたりで探すと早い。

Onde de Choc、7b。英語ではWave of shockで「衝撃波」という意味かな。Jacky Godoffe初登のApremontを代表する課題。
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岩の左側を登るが足使いがポイント。

ほぼ垂壁かと思っていたが前傾している。僕向きの課題だ。
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下部のホールドはいいが、登るにつれ悪くなっていく。

早速近くにある岩でアップをする。この頃には青空が広がってきて、時折通り過ぎる雨雲からポツポツ降る程度。

トライ開始。下部は問題ないが、中間でホールドが悪くなり、左足ヒールをうまくかけて手を送らなければいけないが、なかなかヒールが決まらない。

5、6便くらい出して一度上部まで行って先が見えたところで休憩。

なおちゃんにも打ち込んでもらう。

Onde de Chocの近くにある5bの課題だが、これがスタートの2手が核心で、バランスと力が要求される。

でもなおちゃん、2、3回のトライでそこは突破。え?結構ムーブきついよこれ。
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上部はスローパーだが、下部と比べれば全然楽。
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ということですぐに登ってしまった。

この登りに触発され、休憩後数回のトライで僕もOnde de Chocを登りきることができた。

ムーブが主体でいい課題だ。
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この後、Egoisteまで戻り、かたやんに登ってもらう。この課題もApremontの有名課題。

シットスタートの方が面白いのでそれで挑戦してもらう。グレードは7a+。

一通りムーブを説明した後トライしてもらったら一度目でいいところまで行った。

その後、暑さによるホールドの滑りで少し休憩

なおちゃん、近くにあるスラブに挑戦。
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結構高くて傾斜がきつい上、ホールドらしきものはほとんどない。
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スタートでムーブを組み立てる必要があったが、その後は一気に登る。
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見事完登。

休憩を終えたかたやん、今度は一度で難なく登ってしまった。

皆で完登を称えていたら、かたやん、何かに気づく。

なんと、かたやんのバッグのそれもストラップ部分に犬のものと思わしき「おみやげ」がしっかり付着しているではないか!!

なぜこんな課題の目の前に?かたやん、こんなオチがあったとは・・・

クライマーのことを考えないエゴな犬にEgoiste完登の喜びはかき消され、かたやん必死に砂を用いて除去を試みるも敗退しストラップなしでバッグを運ぶ。バッグを手で持ち歩くその背中、完登者のものとは思えない・・・

この後はEgoiste近くの高台に行って、なおちゃんに再度打ち込んでもらい、かたやんと僕は6bくらいの課題を楽しんだ。

この日も一日中外で遊んだ。帰りは快晴の空。これで雨の心配はない。
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翌日僕は午前中に軽く登って帰るつもりだったのでこの日がかたやん夫妻と最後のクライミング。

夕食をフィリップのビストロでご一緒し、楽しい話で盛り上がり、お別れする。

かたやん&なおちゃん、一緒に登ってもらってありがとうございました。お陰で孤独遠征になることなく楽しめました。大分には必ず行きますのでまた一緒に遊びましょう!

World Cup in Puurs!!

9月27日(土)午前、ベルギーへ向け車を走らせる。

が、ユトレヒトを過ぎたところでひどい渋滞にハマる・・・
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マーストリヒト方面へ向かう道路が工事か何かで完全に封鎖されており、その方面に向かっていた車がすべて流れてきたのだ・・・

ベルギーに行く目的は、リードクライミングのワールドカップに参加している日本チームを応援に行くためだ。

欧州でワールドカップが行われているのは知っていたが今年もベルギーでこの時期に行われることは知らなかった。しかし、あるご縁でこの大会のことを知り、ベルギーまで応援に行くことになった。

オランダ組総勢1名(含自分)で編隊を組み、意気揚々と車を進めるもこの渋滞・・・まだ50kmも走っていない(ちなみに欧州各地在住日本人クライマーは皆都合がつかなかったのだ・・・)。

ところで、このイベントに先だって、ある筋から一眼レフのデジタルカメラを借用したのだが、受領できたのが金曜夕方、400mm望遠レンズは想像以上にでかい、しかも用意された取扱説明書は英語版・・・
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前日は一通り機能を確認するのが核心で、当日はこの渋滞でまた核心・・・

会場のKlimax自体は去年一度登ったことがあり、道に迷うことはなかったが、渋滞にやられ当初想定していた時間より1時間半以上遅れて14時過ぎに到着。

会場に着いた瞬間、セミファイナルが終わってしまった・・・ネーイ!!(=”No”の蘭語。この辺りは蘭語圏です)。

まずは野口啓代ちゃんと渡辺数馬くんに初対面の挨拶をする。数馬くんはセミファイナルでスリップしてしまったようでファイナルには残れず、日本人では唯一啓代ちゃんだけがファイナルに残ったとのこと。皆世界レベルで活躍しているなあ。

決勝は17時からで3時間も時間が余ってしまった。

折角ジムに来たことだし、ここのボルダリングは触ったことないから、ジム内に侵入し受付に「ボルダリングだけでもちょこっと出来ない?」とダメ元で聞いたみたが、お姉さんは「インドアは全部アイソレーションエリアになっていて今日は21時ごろまで忙しいから無理よ、明日来なさい。」とのこと、はあ、そりゃそうっすよね。

でも近くのDuvelのお店など観光したり、応援に来ている顔見知りのオランダ人と話していたらすぐに16時過ぎになり、観客席に人が集まりだした。

このジムの売りが、半屋外に設置された強烈なハング壁。高さは21mある。
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ファイナルに向けカメラ調整。
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予選から決勝までカメラで撮られた映像はライブでWeb配信されている。

「でも私は皆ほどクライミングには興味はないのよ」といったところか。
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男女ファイナリストが登場し、6分のオブザベーションが始まる。緊張感がこちらまで伝わってくる。6分って長いように思っていたが、まるで3、4分くらいに感じてしまう。クライマーにとってはもっと短く感じているかも。

男女交互でトライ開始。啓代ちゃんは3番目に登場。
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一手一手が遠いがしなやかなムーブで強烈なハング壁を流れるように登っていく。
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終了点が見えてきた。ここで「残り1分」のアナウンス。
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大歓声の中、この次のホールドへ飛んでフォール、惜しいがすばらしい登りだ!
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僕もカメラ重すぎで腕がパンプしてしまった。

後続は中間地点でファールするクライマーもいるが、数名終了点付近まできた。

皆、啓代ちゃんと同じところで苦しんでいる。

その中でも次のホールドにタッチできた人が勝敗を決めた。

優勝はマヤ・ビドマー。啓代ちゃんは5位入賞!

一方男性は課題の中間の核心で次々と落ちる。

このオラニエTシャツはオランダのヨルグ・ヴェルホーフェン。
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上方のオレンジのストラクチャーを抜けるところがひとつの核心で、ここで多くのクライマーがフォールする中、突破したのはこのヨルグとトーマス・ムラツェクとラモン・ジュリアンの3名のみ。

優勝したのはラモンで終了点下のストラクチャーで豪快なムーブを見せてくれた。
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ロープがチョークバックに引っかかりクリップでもたついたが、それがなければ更に高度を上げていたと思われる。ほんと強かった。

女性課題の難度は5.13b(8a)くらい、男性課題は5.14a(8b+)くらいと言われている。ひぇーとしか言えん。

啓代ちゃんはタッチの差で優勝を狙えたが、数馬くん・啓代ちゃんによれば最後の2手が出るかどうかで本当の実力が試されるとのこと。

「最後の2手」、そのために世界のトップクライマーは日々ハードなトレーニングを続けているのか。

リードクライミングのファイナルが終わり、スピードクライミングが続いて表彰式というスケジュール。
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暗くなるもの随分早くなってきた。もう冬はすぐそこまで来ている。
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暗くなって寒くなってきた中、田中亜貴さんとスピードクライミングを見ていると(田中さん、最初田中さんと分からなくて大変失礼しました!)、啓代ちゃんにテントに呼ばれ、日本チームの皆さんと一緒に食事。
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監督の千葉さん、啓代ちゃん、数馬くん、田中亜貴さん、伊東秀和さん、小西大介くん、安間佐千くん、皆さんと一緒に食事。

ヨルグがいたので、「オランダでは全然見ないけど、オランダの北部に住んでいるんだっけ?」と聞いてみたら、現在はオーストリアに在住して登りまくっているとのこと。Klimhalの最強ボルダラー、セバスチャンのことも当然知っていた。

トップクライマー同士はいつもWCで面識があるので、国境を越えて皆会話や腕相撲?や倒立?を楽しんでいる。この和気藹々な雰囲気、いいなあ。テント内が盛り上がっているうちにいつの間にか表彰式は終了していた・・・

22時半過ぎに啓代ちゃん・数馬くんの乗った車を僕の車で誘導しながらアムステルダムへ。

1時過ぎに自宅到着。2時過ぎに就寝。

翌日は7時半起床、8時半過ぎにスキポールへと向かう。

記念撮影。
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二人とも欧州中を自分たちで車で移動しながら、各大会で実績を積み上げてきている、若いのにしっかりしているなあ。僕が彼らくらいの年齢のときは京都の田舎で毎日酒飲んで騒ぐことしか考えてなかったなあ。

この後、啓代ちゃん・数馬くんはシンガポールで25時間のトランジットを経て30日に帰国、その後休む暇なく大分まで飛び、国体へと出場するらしい、タフだ・・・。僕も月曜夜から日本へ出張するが、僕の方が多分早く日本へ到着すると思う。

日本チームの皆さん、千葉さん、そして野口健司様ありがとうございました。お陰様で貴重な経験ができ勉強になりました。次回また機会があればよろしくお願いします!

第14回ブロー遠征8日目

日時:9月13日(土) 10:00~
場所:Bas Cuvier
参加者:ぶち

だいぶ時間が経ってしまったけど漸く最後のブロー遠征日記。

朝から快晴。550km運転してオランダまで戻らないといけないので午前中に軽く登って、昼過ぎにブローを経つこととする。

Avonから近いBas Cuvierで登ることにする。
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土曜の早朝、この有名なエリアもガラガラ。
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Marie Roseの辺りでアップを開始したが、空気が乾燥していて気温も低く、また前日にそれ程打ち込んでいないので体力もあり、スイスイ登れる。

「こりゃ、軽く登って帰るのはもったいないかも」ということで方針変更、打ち込むことにする。

十分にアップをしてPlace Morinへ。ここには有名で難度の高い課題が集まっている。

僕が選んだのがこの岩の真ん中を登るCarnage、7b+。
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去年の春ごろここに来た際、この課題に取り付いているローカルに混ざって少しだけ触ったことがあるのだ。その頃は課題について情報を持っていなく、このグレードが7b+であることさえ知らなかった。

浅い左手縦カチホールドからジャンプして右手で横カチを取るが、その当時は右手が横カチに届いても体の振られを押さえる力がなく、即敗退したのだ。

その後の07年6月遠征でJacky Godoffeがこの課題をアップで登っているのを見て、いつか落としたいと思っていた。

ちなみにこの課題は数馬くんと啓代ちゃんもサクッと登ったらしい、さすがです。

早速課題の掃除をしてトライ開始。

まずは一手目が問題。下で勢いをつけて一気にジャンプ。

一度でカチに右手が届く。体が振られるが、あれ?体が止まる、しかも少し余裕もあり。

一度目でうまく離陸し保持できたことに自分で驚きその後のムーブをあまり考えていなかった。

次の左手スローパーの下部が良くなく、一度下部を押さえて体勢を整えて手を送るムーブをやっていたが、効率が悪いことに気づき、足が切れてもいいから下から直接スローパー上部を取りに行くムーブに変えた。

足ブラはお得意なので、後は右手の位置を2回ほど探したらムーブは解決、10便も出さずに登れてしまった。

岩のコンディションがよかったこともあるが去年より力もついているようだ。

Carnageいただきました。

まだまだ体力に余裕あり、そこから程近いところにあるハングした岩へと移動。

この正面を登るのがBiceps Mou、7b。
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この課題はJo Montchausseが初登し「ルーフ」クライミングという新たなカテゴリを作り上げた。

当初のグレードは6bであったがホールドの破損で今は7bとなっている。

実はこの課題も去年6月遠征のとき触ったことがある。ようさん、コバさん、まさくんにスポットしてもらったのを覚えている。

その時は遠い一手目を取ることがまず難しく、取れてもその後右手ホールドが保持できなかった。

早速取り付く。一度目、問題なく右手ホールド取れた。足を送り左手を移動させようとしたら、初手ホールドの奥に指がひっかかり、左手が抜けなくなってフォール。

2度目。一手目のホールドを持ち損ねてフォール。

3度目。一手目を確実にホールドし、今度は左手もうまく抜ける。右手の保持が厳しいかと思ったら、あれ?保持できてる、しかも少し余裕あり。

左手を体正面にあるピンチホールドを中継し、左上に送る。その後更にその上に左を送ればほぼこの課題は終了。慎重にマントリング。

今回は3便で登れてしまった。

前回苦しんだのがウソのよう。やっぱり力がついているようだ。

ということでBiceps Mouもいただきました。

調子に乗ってBiceps Mouの左側にあるPince Mi、7b+にもトライ。しかしムーブがよく分からず、打ち込む必要がありそうだったので5便ほどで敗退決定。

さすがに疲れて来たのでグレードを落として、Biceps Mouの右側にあるHoley Moley、7aにトライ。
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この課題も去年6月に触ってみたが、暑さもあって左のスローパーが下から繋げると保持できず敗退した。

早速トライ。左手のスローパーはその部分だけやってみると保持できる。後はどれだけ効率的に下から繋げていくかだ。

11時半を過ぎて気温が高くなってきて、コンディションが悪くなってきた。

最初は核心の左スローパーを持つ前に、左足をはるか左方向のホールドに置いていたが、それだと左手がデッド気味になりスローパーで滑ってしまうため左足の位置を変えたらスタティックに左手が出た。

一度思いっきりスローパーで手が滑って中指の第二間接を擦りつけ出血するも、休憩後渾身のトライで登り切ることができた。10便強かかった。

ということでなんとかHoley Moleyもいただきました。

12時になり短期集中で疲れたためこれにて退散。10時から2時間のうちにアップを含めて7b+、7b、7aと今回の遠征で一番収穫ある日となった。

Bas Cuvierのパーキングでゆっくり食事を取り、ブローを発つ。帰りは渋滞もなく、19時前にアムステルダムに到着。

今回の遠征で登った7a以上の課題(リンク先に動画もあります!)。

7b+
Carnage
Forcing
La Barre Fixe

7b
Biceps Mou
Onde de Choc

7a+
Lady Big Claque
Le Magnifique
Rince Mi

7a
Chasseur de Prises
Holey Moley
La Baleine
Surplomb de la Conquille Assis

早く7c登りたいなあ。

改めて一緒に登ってくれたmachaさん、かたやん&なおちゃんに感謝。

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