Life in Amsterdam

サラリーマンクライマー、山のない国でどこを登る?

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嗚呼祖国日本

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帰蘭

今回の出張はいつもほど時差ぼけがひどくなく、1日5時間は眠れたものの、やはり(いつものように)会議中、心地よい眠りを演出してしまいました・・・
しかし、この時期の日本は、おいしいものが多いなあ。サンマ最高!
帰ってきたオランダは雨で肌寒く、冬はすぐそこまで来ているようです。
今は眠いけど時差ぼけ対策のためもうちょっとがんばらねば。

10月8日(水)、外出ついでに久しぶりに旧オフィス近くのマーケットへ行く。

毎週水曜にマーケットが開かれ、野菜やチーズ、魚などの出店がでるのだ。
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目的はタラを揚げたキベリング。これまで色々な場所でキベリングを食べてきたが、ダントツにここのキベリングがおいしい。
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久しぶりだったから尚更おいしい。

続いてブローチェ・ハーリング。ニシンの塩漬けのサンドイッチ。
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オランダ赴任当初は魚をパンで挟んで食べることに違和感があったが、今ではパンと一緒に食べた方がおいしく感じるようになった。

野菜の出店でプラム発見。これがまた飛び切りうまい。
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250gで65セント(約100円)、安すぎない?

昼から食べ過ぎた・・・

How to Fontainebleau

フランス、パリ南東50kmに位置する広大な森に囲まれたフォンテーヌブロー。

この場所は太古の昔は海底だったようで、海底で固められた砂が巨大な岩となり、その後隆起して巨石が転がる大地となったようだ。

その巨石をよじ登るようになったのがボルダリングの始まり。19世紀末には登られていたようなのでボルダリングは100年強の歴史。もっともブローでクライミングが始まったころはボルダリングというスタイルは確立されておらず、アルパインやフリークライミングの練習の場として活用されてきたようだ。しかしボルダリングというクライミングスタイルの確立された現在ではブローは「ボルダリング発祥の地」、「ボルダリングのメッカ」などと呼ばれて世界中のボルダリングクライマー(ボルダラー)の憧れの地になっている。

2007年頃からブローの魅力にとり憑かれアムステルダムから550km離れたブローまで遠征することすでに14回、ブローについてある程度詳しくなってきた(未登エリアは多いが)。

まだまだ日本にはブローの情報が届きにくいことを聞いて、それなら僕が今までに溜め込んだ情報をこのブログで書けば将来ブローを訪れるクライマーにとって一助となるのではないかと思い、この新しいカテゴリー”How to Fontainebleau”を作ってみた。

今後掲載していこうと思う情報は下記のような感じ(思いつきで随時追加していく予定)。

・アクセス
・宿泊
・装備
・トポ
・Bleau.info
・気候・天気
・買物
・エリア・課題
・観光

できるだけ実用的な情報を載せていきたいと思っていますが、「もっとこういう情報を載せて欲しい」等あればいつでも気軽にメッセージください。また間違った情報があればご指摘ください。

尚、今後掲載していく情報については一切責任を負えない旨ご了承ください。また、クライミングはやり方によっては危険が伴うスポーツであることを認識の上、ケガには十分注意して安全に楽しんでください。

日本からのアクセス

いきなり核心だ・・・

僕はいつもオランダから車を使うため情報が少なく、今後詳しい情報が得られ次第、逐次追記していくつもり。

日本からだとどこの航空会社であれ到着するのはシャルル・ド・ゴール空港だろう。

航空会社によって到着ターミナルは異なるが、エールフランス・日本航空・大韓航空などはターミナル2になる。


レンタカー
レンタカーを利用するならシャルル・ド・ゴールでの受け取りが便利。事前にAvisEuropcarのホームページから予約をしておく。

シャルル・ド・ゴールからフォンテーヌブローまでの道順はGoogleマップのルート案内で次のように入力すれば大体分かる。

A:Aeroport Charles De Gaulle 1
B:Fontainebleau

と入力後、検索。距離は90km弱で所要時間は1時間強。


電車
電車のチケットは窓口でFontainebleau Avon駅までの区間を購入する。Line 4でパリのリヨン駅(Paris - Gare de Lyon)行きの電車に乗るが、リヨン駅で乗換えが必要。

空港からリヨン駅まで50分くらいなので、リヨン駅での乗り換えを考慮すると、シャルル・ド・ゴール~フォンテーヌブロー・アボンまでの所要時間は約2時間見ておけばいいだろう。

今日のところはこの辺でご勘弁を・・・

宿泊

ブロー滞在に当たってはホテル・ジト(週単位での貸家)・キャンプといった方法がある。ジト・キャンプについては過去のRock&Snow 37号(2007年9月)で紹介があるのでそこも参考にしていただきたい。

1.ホテル
Etap Hotel Fontainebleau Avon
料金:40ユーロ(一泊一部屋、朝食なし)
住所:46, Avenue Franklin Roosevelt, 77210 Avon
GPS:N48°24’57.70 E2°43’20.32
電話:(+33) 89 26 80 794
予約:Webで可能(クレジットカード必要)。キャンセルは当日19:00まで可能(キャンセル料なし)。
備考:英語可、朝食は一人プラス5ユーロ
*今後いろいろとGPS情報も記載しますが、クリックするとGoogle Mapで位置がわかります。
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Fontainebleau Avon駅から歩いて5分弱の便利なホテル。特にブローで車を利用しないクライマーにお勧め。このホテルから市街の方へ1分歩けばChampionという大きなスーパーがあり、ここで大体のものは手に入る。ホテル周辺にレストランも数軒ある。

受付でクレジットカードか現金で支払いするが、禁煙部屋がよければこのときにお願いする。受付のお姉さんは英語可。支払い後、部屋番号とパスワード(6桁数字)が書かれた領収書をもらい、部屋のドア部分にある機械にパスワード入力すると鍵が開く。パスワードはいつも財布などに入れて携帯しておくように。

お昼の時間は受付がいなく、ロビーのドアが閉まっているため、入り口に設置されているタッチパネル式の自動チェックイン機でチェックインする。
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英語での案内表示あり。予約に使ったクレジットカードを挿入し、機械の言うとおり進んでいくと部屋番号とパスワードが書かれた領収書が吐き捨てられるように出てくる。紙はそのまま地面へヒラヒラ落ちていき、掃除後の水溜りに浸水した苦い経験あり。一泊以上予約している場合でもこの機械でチェックイン・支払いできるのは初日宿泊分40ユーロのみ。夕方以降改めて受付で残りの宿泊代を支払う必要あり。

部屋は2段ベッドが設置されており、下段はダブルなので上段と合わせて最大3名で宿泊可能。
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1部屋40ユーロなので3名だとひとり頭約13ユーロ。それに加え12歳以下の子供であれば2名まで追加料金なしで同室に宿泊可能。部屋の中にトイレとシャワーがあり、シャワーにはバスタブがついているのでクライミングの後、湯にどっぷり浸かれるのが実にいい。欧州のホテルでは途中で湯が切れて水に変わったりすることがよくあるがこのホテルでは湯は使い放題。
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各部屋にバスタオル・石鹸・プラスチックカップが2つずつある。テレビあり。冷蔵庫なし。暖房あるが冷房なし。ドライヤーは受付に言ったら貸してくれるが台数が限られている。チップは必要なし。

部屋間の壁はあまり厚くない。週末は酒を飲んでうるさい輩がいることがあるので耳栓を準備しておくといい(自らそのうるさい輩に変貌することもままあるが)。

朝食は一人5ユーロ。朝、その場で支払って朝食を取ることも可能。バケット、チーズ、ヨーグルトといった簡単なものだけだが、温かいコーヒーが飲めるのがいい。

駐車場はホテルにあり、宿泊者はもちろんフリー。20台以上停められるので満車になる心配はあまりない。夜遅く戻ってくるとホテル前のゲートが閉まっていることがあるが、ゲート横の機械に部屋のパスワードを入力すると開く。

セキュリティー面は今まで使ってきた経験から問題ないと感じるが、部屋を出るときは貴重品は持ち出すか、スーツケースに入れて鍵を掛けるかしておいたほうがいい。


Formule 1 Moret Fontainebleau
料金:30ユーロ(一泊一部屋、朝食なし)
住所:Zone artisanale, Lieu-dit “Saint Lazare” 77250 Ecuelles
GPS: N48°22’05.17 E2°50’14.92
電話:(+33) 89 17 05 326
予約:Webで可能(クレジットカード必要)。キャンセルは当日19:00まで可能(キャンセル料なし)。
備考:英語不可、朝食は一人プラス4ユーロ
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ブロー市街から東へD606に沿って約10km行った、Ecuellesという町にあるホテル。D606を東へ走っていたら左手に黄色い看板が見えてくるのですぐ分かる。

Etapと同じAccor Hotel系列で設備は似ている。一泊一部屋30ユーロとEtapより割安であるが大きな違いはトイレ・シャワーが共同で部屋の中に設置されていないこと。

基本的に常時受付がいるのでEtapのような自動チェックインはない。受付に人がいないときは、インターフォンを使えば中から出てくる。英語は通じない(以前片言で英語をしゃべる女性がいたが最近見ない)。日本で言う1階はうるさいので2階以上の禁煙部屋をチェックイン時にお願いすることをお勧めするが、如何せん、英語が通じないのでなかなかうまくいかない。

トイレ・シャワーはそれぞれ独立した個室として各フロアにそれぞれ2、3台ずつ設置されている。共同ということであるが掃除はきちんとされているので不潔感はない。シャワー室には液体石鹸が設置されている。バスタブはない。設備に関してはトイレ・シャワーが室内にないこと以外は基本的にEtapと同じ。

各部屋にバスタオル・プラスチックカップが2つずつある。テレビあり。冷蔵庫なし。暖房あるが冷房なし。ドライヤーはシャワー室に設置されている。チップは必要なし。

駐車場は十分な広さあり。夜はホテルの前のゲートが閉まる場合があるが、開け方はEtapと同じ。

セキュリティ面は少し心配。以前宿泊した際に他の部屋で置き引きがあったようで警察が来ていたときがあった。貴重品は部屋には置いておかず持って出たほうがいい。このホテルはEtapより安く、フィリップのビストロにも近いというメリットがあるが、設備面・セキュリティ面で女性が泊まるのはお勧めしない。僕もEtapが空いている限りはEtapに泊まるようにしている(湯船にも浸かれるし)。


2.ジト(GITE)
基本週単位での貸家。家具やキッチンが備え付けなので自炊ができる。下のWebサイトから検索可能(Townで”Fontainebleau”やその近郊の町の名前、”Barbizon”、”Arbonne”、”Samoreau”、”Ury”、”Milly-la-foret”、”Larchant”、”Nemours”などを入力する)。
http://www.gites-de-france.com/gites/uk/rural_gites


3.キャンプ
Webで検索可能。
http://campingfrance.com/index.jsp?lg=uk

Camp Municipal
GPS:N48°25’25.94 E2°45’02.97
電話:(+33) 1 64 23 72 25
設備:シャワー、トイレ
Fontainebleau Avon駅から3km弱東に位置するサモロ村のミュニシパルキャンプ場
春から夏にかけてしか営業してないようなので事前に確認する必要あり。

La Musardiere
GPS:N48°23’40.35 E2°30’24.90
E-mail :lamusardiere@infonie.fr
電話:(+33) 1 64 98 91 91
料金:大人一泊6ユーロ
設備:シャワー、トイレ、ランドリー
ブロー市街から西に行ったTrois Pignonsという地域にあるミュザルディルキャンプ場
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ここからだと95.2、Roche aux Sabots、Cul de Chienといったエリアが近い。

VIVI SITE
UK在住Akoさんから耳寄り情報。ブローの南のMarlotteという村近くのD58沿いに無料のキャンプ場VIVI SITEというのがあるらしい。この辺かな?森の中であやしい水道?と強烈なボットントイレがあるらしい。

ジトとキャンプについてAkoさんよりいい情報いただきました!Thanks、Akoさん!

装備

ボルダリングのための装備、またあったら便利なもの。

クライミングシューズ
穴が開く場合や雨で濡れる場合があるので履き慣れたものを最低2足は用意したほうがいい。

クラッシュパッド
日本から持ってくるのは大変だけど、できるだけ大きいものを。下地が悪い課題、高度がある課題などはローカルと一緒に登るのがいいだろう。「一緒に登っていい?」とゼスチャーすれば、気軽に受け入れてくれる。

トポ(ガイドブック)■
別途トポの項目で纏めるつもりだが、1999年に出版されたEscalade a Fontainebleauの英語版Fontainebleau Climbsがブロー初心者には一番分かりやすいだろう。

チョーク
チョークバックに加えて僕はポフを利用している。布にチョークと松脂粉を入れて縛り、大きな「てるてる坊主」を作る。高めの位置にあるホールドを叩いて掃除したりするのに便利。シューズ拭きにも使える。

ブラシ
Championなどのスーパーで伸縮棒とブラシを買って作成可能。高い位置のホールド掃除に便利。

足拭きマット
粒子の細かい砂がシューズにまとわりつくので単なる布でもいいのでシューズを拭くものがあったほうがいい。

地図
南はNemoursやLarchant、西はMilly-la-Foretという町まで記載されている地図があれば便利。Google MapやGoogle Earthをひたすら印刷して持っていくのも一手。

電源プラグ
日本の電化製品は120V仕様だが、欧州は220V、また電源プラグの形状も異なる。最近の電化製品は120-220Vまで対応しているものがほとんどであり(説明書に対応ボルテージが書かれている)、欧州でも使用可能。使用する場合は日本式電源プラグから欧州式プラグへ変換するアダプタが必要になる。


気候・水質・食べ物等、日本と欧州では異なるので、体調管理にはお気をつけを。風邪薬、胃腸薬など用意したほうがいい。

日焼け止め
夏はエリアによっては日差しが強い(例:Cul de Chien、95.2)。

虫除け
夏に木々の密集したエリアで重宝。

カイロ
冬の遠征対策。欧州にはカイロという文化はないようだ。

ウエットティッシュ
水場が近くにあるエリアはない。Roche aux Sabotsの駐車場には水道がある。

仏和辞書
緊急時、またフィリップのビストロ対策。

スリッパ
ホテルで重宝。欧州のホテルには基本的にスリッパはない。

耳栓
週末のホテルは騒がしい。

トポ

フォンテーヌブローのトポ(ガイドブック)は数々あるが僕は下の3冊を使っている。
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左から
1.Fontainebleau Climbs(紫トポ)
2.Escalade “Hors-Pistes” a Fontainebleau(緑トポ)
3.7+8, 1789 straight ups in Fontainebleau(白トポ)

1.Fontainebleau Climbs(紫トポ)
出版年:2001年
著者:Jo & Francoise Montchausse、Jacky Godoffe
言語:英語
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1999年に出版されたEscalade a Fontainebleauの英語版。古いトポだがブロー初心者にはこのトポが一番分かりやすいと感じる。理由は、易しい課題から難しい課題まで幅広く数多くの課題が載っていることと、課題が「サーキット」別に纏まっているので目標課題が探しやすいこと。

ちなみにこの表紙の課題はL’Angle Parfait(7b)、クライマーはMarc Montchausse

■サーキットとは?■
トポの中にCircuitという言葉が出てくる。サーキットとは予め決められた課題(約50個)を岩に書かれた数字を追いながら1つ1つ順番に登っていくスタイル(下はBas Cuvierの赤色サーキット24ページ)。
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クライミングエリアに点在する岩に同色のペンキで1から50くらいの数字が書いてあり、それぞれの数字がひとつのボルダリング課題。その数字を1から順番に最後の数字まで追って登っていくというスタイル。約50個のボルダリング課題を登ってひとつのサーキット終了となる。昔、アルパインの練習としてブローが活用されていた名残りだと思う(全くの推測だけど)。今でも早朝に年配のローカルクライマーが足拭きマットだけを持ってクライミングシューズを履いたまま課題間を移動しながらやさしいサーキットを回っている姿がよく見られる。

サーキット毎に数字を記載するペンキの色が異なり、その色でサーキットの課題の難度が決まってくる。例えばBas Cuvierのオレンジ色サーキット(岩にオレンジ色のペンキで数字が1~50まで書いてある)はどの課題もグレード2a~3c、青色サーキットは4a~5c、赤色サーキットは5c~6c、白色サーキットは6c~7bといった具合。この色別によるサーキットのグレーディングは大よそ他のエリアでも共通。サーキット以外にもオフサーキット(Off Circuit)として個別の課題があるが、グレードは7~8台と難しいものが多い。

しかし、Bas Cuvierのオレンジサーキット、侮るなかれ。これほんとにグレード3台なの?と思われるような課題がちらほらある。

注意点としては課題によってはペンキが消えていることがある。

■トポの見方■
Bas Cuvierのオレンジサーキットを例にとる(トポ20ページ)。
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左下のパーキング位置”P”から一番近くにある岩が黒色1番。これは「岩番号」として21ページの表の”Boulder”欄に対応する。この数字は実際の岩には書かれていない。
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この岩番号黒色1番にある課題がオレンジ色7番。21ページ表の”Route”欄に対応する番号でLa Voie de L’Arbre、3b(Route 7番、Boulder 1番)。このオレンジ色の数字は実際の岩にペンキで書かれている(しかし課題によっては消えてしまっているものもある)。

ひとつの課題を見つけたらそれを基準に近くの岩番号や課題番号を伝っていけば位置関係が分かってくる。このトポのいいところは別色のサーキット(22ページ青色サーキット、24ページ赤色サーキット等)でも地図と岩(Boulder)番号が共通していて位置関係が分かりやすい。

■よい点■
前述したように幅広い難度の課題が載っているためボルダリング初心者から上級者まで楽しめ、サーキット別の表記で課題の位置も分かりやすい。各所にエリアや課題に関するエピソードが織り交ぜられており、読んでいるだけでも楽しめる。

■注意点■
古いトポなのでグレーディングが今と異なっている課題がある。目標課題を見つけたら別途説明するWebサイト、Bleau.infoで確認することをお勧めする。

■どこで買うの?■
日本のクライミングジムで販売しているところはあるがアマゾンでも入手できる。
またBas Cuvierから約5km北上したところにあるカラフール(Carrefour)に併設されているデカトロン(Decathlon)というスポーツショップに仏語版がある。
フォンテーヌブロー市街の書店でも入手できるが英語版があるかは不明。

今後は「紫トポ」として記載。


2.Escalade “Hors-Pistes” a Fontainebleau(緑トポ)
出版年月:2006年4月
著者:Jo & Francoise Montchausse、Jacky Godoffe
言語:仏語(英語版もあるようだ)
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上記「紫トポ」の改定版でグレード6以上のみが載っている中級・上級者向けトポ。僕は仏語版を買ったが、今は英語版も出版されているよう。

ちなみにこの表紙の課題は「紫トポ」の表紙の課題L’Angle Parfaitと向かいあったL’Angle Plus que Parfait(7b+)、クライマーはMarc Montchausse

■トポの見方■
Bas Cuvierを例にとる(トポ19ページ)。
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左下のパーキング位置”P”から真上に行くと1番の課題La Lili(6c)がある。青い番号で記載されているが「青色サーキット」ではなくこのトポ独自の番号なので注意。この課題のある岩は「紫トポ」では岩番号(Boulder)1番になるが、このトポでは岩番号は記載されていない。

課題番頭1の横に小さく”.1”と記載されているが、これは白色サーキットの1番ということで”COMMENTAIRES”に”1 blanc(1白)”として説明がある。
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この小さな数字を見るより、地図上の赤色サーキットの課題番号と実際の岩の赤色ペンキ番号とを照合して位置確認する方が分かりやすい。課題1番La Lili(6c)と2番Les Doigts(6a)の間に赤色1番があるがこれは赤色サーキット1番L’Envers du Un(5c)を意味する。このトポは6a以上のグレード課題しか記載していないので赤色1の数字のみが記載されている次第。

もう少し上にいくとAerodynamiteという記載がある。エリアの看板課題のいくつかはこうして地図上に課題名が記載してある。
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5番Aerodynamite(7c)、2b blanc(2b白=白色サーキット2b番)。
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「ハートマーク」は「好課題」を意味する。その下に同じく5番でAerodynamite(7c+)となっていて、「@」マークがついている。この「@」は「シットスタート」を意味し、シットスタートでAerodynamiteを登ったら7c+になるということ。ちなみにこのAerodynamiteはリーチが必要で日本人にはつらいかも。

同じ岩に6番Le Trou du Simon(6a)があり、赤色サーキットの4番に該当することが分かる。この課題はお勧め。

ひとつの地図に多くの番号が記載されているがこのように赤色サーキット課題や看板課題を探せば位置関係が分かりやすくなる。

「ハート」:好課題
「!」:危険(高度のある課題、下地が悪い課題等)
「@」:シットスタート(Sit down start、SD)
「G」:Gauche=Left=左
「D」:Droite=Right=右
「Noir」:黒
「Blanc」:白
「Rouge」:赤
「Bleu」:青

■よい点■
グレード6以上の課題が載っており、お勧め課題にはハートマークがついているので中級者~上級者が十分楽しめる。

■注意点■
基本的にサーキット表記がない。地図上にちらほら載っている赤色サーキットの課題(赤色数字)を頼りに課題を探す必要あり。またひとつの地図上に多くの課題が記載してあるので位置が少し分かりにくい。トポ中の課題番号が青色だけどこれはこのトポ独自の課題番号であり、決して「青色サーキット」ではないので注意。

■どこで買うの?■
日本のクライミングジムで販売しているところもある。
Bas Cuvierから約5km北上したところにあるカラフール(Carrefour)に併設されているデカトロン(Decathlon)というスポーツショップに仏語版がある。
また毎週土日にエリアRoche aux Sabotsのパーキング(GPS:N48°22’19.15 E2°30’30.44)に”SOS Escalade”というリソール屋が来るがそこでも購入可能。
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フォンテーヌブロー市街の書店にもあるようだ。

今後は「緑トポ」として記載。


3.7+8, 1789 straight ups in Fontainebleau(白トポ)
出版年月:2007年12月
著者:Bart van Raaij
言語:英語・仏語、2ヶ国語併記
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グレード7以上の課題が1789課題も載っている上級者向けトポ。2002年に出版された”7+8, 1115 straight ups in Fontainebleau”の改訂版で、ブローのトポの中ではこれが最新と思われる。
著者はロッテルダム近郊在住のオランダ人でブローに行きまくってこのトポを完成させた。詳しくはこちら

■トポの見方■
Bas Cuvierを例にとる(トポ14ページ)。
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左下のパーキング位置”P”からすぐに上に1番の課題Croix de Fer(7b)がある。
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この課題のある岩は「紫トポ」の岩番号(Boulder)1番に該当するがこのトポでも岩番号は記載されていない。同じ岩に薄字で1番、2番の表記があるが、これはサーキットの番号を意味する。このページは赤色サーキットが表示されているが、エリアによって表示されるサーキット色が異なる(どの色かは地図の次のページの下段に書かれている)。位置確認に活用して欲しい。

ちなみに1番から少し上がったところにある5番が上記「緑トポ」でも説明したAerodynamite(7c)になる。「緑トポ」ではグレードは7c(シットスタートは7c+)となっているが、このトポでは7b+(7c)、シットスタートは8aとなっている。このトポのほうが新しいので最新のグレードと言えるが、僕はBleau.infoのグレードを参考にしている。

「☆」:エリアを代表する好課題
「★」:ブローを代表する好課題
「assis」:シットスタート

■よい点■
地図が他のトポより詳細で分かりやすい(但し距離スケールがないのが残念)。課題の種類(垂壁・前傾壁等)や簡単な説明(スタート位置、限定等)が記載されている。お勧め課題や危険課題がマークされている。写真が多い。マイナーなエリアも多く載っている。雨に強い表紙。紐しおりがついている。

■注意点■
本当に”6c+(7a)”以上のグレードしか載っていない。幅広い難度の課題を楽しみたければ他のトポと併用する必要あり。「一手一手のホールド間の距離が遠いリーチ課題」にはMorphoと記載されているが、それ以外にも多くのMorpho課題があると感じる(やはりオランダ人が作ったトポだ・・・)。

■どこで買うの?■
上記「緑トポ」と同じく”SOS Escalade”で販売している。
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Bleau.infoでも購入できるがトポ28ユーロに加え送料が20ユーロもかかる上、関税もかかる可能性があるため注意。

今後は「白トポ」として記載。


その他にも数多くのトポがある。こちらにブローのトポのリストがある。1950年代のトポまで記載されており、ブローの歴史を感じることができる。

気候・天候

1年を通してクライミング可能。夏は暑くてホールドを滑らせてしまうが、天気は安定し日も長い(22時近くまで明るい)。冬は雨が多く日が短い(17時には暗い)が冷え込んでホールドのフリクションは最高。バランスを考えると春(4月~6月)や秋(9月~11月)が遠征には丁度いいように感じる。夏は気温30度近くになるが湿度が低い分日本に比べ過ごしやすい。冬は氷点下になることがあり、積雪もある。

今年のブローは特に天気が悪くて変わりやすい。特に1月~3月にかけてが最悪で雨ばかり。4月からは比較的よくなってきたものの、変わりやすい天気が続き、9月に入って漸く安定してきた感じ。

天気予報はWebサイトを活用している。そもそも週間天気予報というものは当てにならないが、なぜかフランスの天気予報は翌日の天気でもサイトによって予報がバラバラ、一体どういう基準で予報しているのか不思議だ。

ということで僕は天気予報のサイトを複数見て、その平均値を取るようにしている。下記にいくつか紹介する。

■最も悲観的な天気予報■
MSN

■最も楽観的な天気予報■
・Yahooの「世界の天気」週間予報であるが、最近なくなってしまった。楽観的過ぎたのが原因か?

■中立派■
Orange
AccuWeather
Meteo Region Nord(経験上これが最もよく当たる)

エリアの地形により雨天後の岩の乾く早さが変わってくる。木々が密集した平地にあるエリアは乾きが遅い(しかし、晴天時は日差しを遮ってくれる)。

■岩の乾きが早いエリア■
・Apremont(風の当たる高台)
・Cul de Chien
・L’Elephant
・95.2

■岩の乾きが遅いエリア■
・Bas Cuvier (Marie Roseのある辺りは乾きが早い)
・Canche aux Merciers
・Franchard Cuisiniere
・Franchard Isatis
・Petit Bois

岩の乾きが早いエリアはどこもパーキングからのアプローチがあるので、雨天後に岩の状態の確認へ行くにはリスクが伴う(L’Elephantはパーキングからのアプローチはよいがエリア自体がブロー市街から遠い)。ひとつの方法としてはブロー市街から近いBas Cuvierに行き、赤色サーキット22番Marie Rose周辺の岩の状態を見る。Marie Roseの周りは木々がなく、岩の乾きが早いのでそこが乾いているのであれば他の岩の乾きが早いエリアでも乾いている可能性が高い。

5月頃はエリア(Bas Cuvier等)によってはわらびが生えている。10月から猟が解禁となり、1ヶ月間ほどジビエ料理(狩猟で捕った肉を使った料理)を出すレストランがある(フィリップのビストロ)。この時期にエリアの奥深くをひとりで彷徨わないように。猪や鹿と間違えられて撃たれる恐れあり。10月頃からブロー西のTrois Pignons地域のエリア(Roche aux Sabots、95.2、Canche aux Merciers等)では栗が落ちていてレスト日に栗拾いを楽しむことができる。

買い物など

・Champion
・ガソリンスタンド
・Carrefour
・レストラン
・病院
・ブロー市街パーキング


Champion
営業時間:月曜~土曜 8:30~20:30、日曜 9:00~12:30
GPS:N48°24’55.15 E2°43’11.34
Fontainebleau Avon駅の近くにあるスーパー。ここに行けば大体必要なものは何でも揃う。こんな内陸なのになぜか新鮮な魚介類も売っている。日曜も午前中あいているので便利。
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レジ袋がないので何か袋をもっていくべし。もちろんレジ辺りにぶら下がっている袋を購入することも可能。

果物や野菜コーナーには数箇所に電子秤が置いてある。秤にはそれぞれの種類の果物・野菜の写真が載っている。例えばバナナを買う場合は、バナナが置いてある棚から必要な分のバナナをちぎってビニールに入れ、その電子秤の上に乗せる。そしてバナナの写真が載っているボタンを押せば価格が記載されたバーコードシールが出てくるのでそれをビニールに貼り付けてレジへ持っていく。
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ハムコーナーにあるスペインやイタリア産の生ハムおいしい(下はイタリアのパルマハム)。
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チーズもお勧め。惣菜コーナーにある牛肉のブルゴーニュ風煮込みもうまい。
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日曜はバケットが置いてないので、必要ならChampionの向かいにパン屋があるのでそこで購入できる(日曜も開いている)。

レジでの決済は現金かクレジットカード。いまだにフランスでは多くの店でユーロとともにフランでの表示がされているのでフランをユーロと間違えないように(恐ろしく高くなるのですぐ分かるが)。

店に入って一番左端(東側)にトイレがある。入ったら自動で照明がつく。
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ガソリンスタンド
上記Championに併設されているガソリンスタンドが安くて便利。セルフサービスで、4機ほどある給油スタンドの開いている場所に車を寄せ、自分で給油。給油スタンドの番号を覚えておく。
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緑色のノズルがガソリン。ユーロ95がレギュラー、ユーロ98がハイオク。黄色のノズルがディーゼル。
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給油後、車を進め有人料金所で、使った給油スタンドの番号を伝えて支払いをする。一度クレジットカードが使えないことがあったので念のため現金も用意しておくべし。

朝早い時間(9時前)や夜間は無人料金所となる。その場合は給油スタンドにクレジットカードを差し込んで給油から支払いまですべて自分で行う。


Carrefour
GPS:N48°29’58.62 E2°34’47.43
Bas Cuvierから約5km北上したところにあるショッピングセンター、カラフール。デカトロン(Decathlon)というスポーツショップが併設してあり、そこで紫トポ・緑トポ(仏語)が売っている。他にもクラッシュパッド(巨大なものはない)とチョークがあり、シューズもあるようだ。併設されているマクドナルドでは無線LANが無料で使えるはず。


レストラン
フォンテーヌブロー城がある辺りの中心街に行けばフランス・ベルギー料理など数々のレストランがある。日本食レストランもある(GPS:N48°24’16.59 E2°42’02.93)。

ブローは観光地でもあるのでレストランでは英語が通じるが、価格は観光地価格、コース料理だと最低20ユーロはかかる。中華のテイクアウトの店もあるようだ。

ブロー市街から離れたところであれば市街から西へ約10kmのArbonneという村にお洒落な感じのレストランがある(GPS:N48°24’37.58 E2°33’51.37)。

また、ブロー市街から南へ約15km行ったElephantというエリアのパーキングのすぐ近くにもレストランがある(GPS:N48°17’41.65 E2°35’51.58)。カフェと併設されているのでElephantで登った後にコーヒーを楽しむこともできる。おいしそうなビールも置いてあるが登る前は誘惑に負けないように(1度負けた経験あり)。

さらにブロー市街から東に約20km行ったCannes-Ecluseという村に「フィリップのビストロ」と呼んでいるビストロがあるが、これは別途記載。


病院
Hopital de Fontainebleau
住所:55 Boulevard Joffre, Fontainebleau, Seine-et-Marne 77300
GPS:N48°24’43.56 E2°41’48.56
電話:(+33) 16 42 24 841
万一病気やケガしてしまった場合に備え場所は覚えておいたほうがいい。ちなみに救急車を呼ぶ場合の電話番号は15、警察は17、消防は18。


ブロー市街パーキング
GPS: N48°24’21.73 E2°42’06.44
ブロー市街はいつも混み合っているので車道脇に駐車するのは難しい。中心街なら教会の横にある有料駐車場が便利。夜間は無料になると記憶している。週末の午前中はこの辺りで市場をやっているのでその時間帯は駐車できない。
フォンテーヌブロー城の近くがいいなら、ブロー城正面のBoulevard Magenta通り沿い(GPS:N48°24’03.87 E2°41’46.81)に駐車できたと思う(よく観光バスが駐車している)。

Brussels日帰り出張

帰りのベルギーとオランダの国境近くのサービスエリアでボスのお勧めメニューを食べる。
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この地域の名物らしいが、こりゃ2人分の量はある。

正直、ボスが勧めるほどおいしいわけではなかった。肉肉しく、しつこすぎる・・・

半分で敗退した。

フィリップのビストロ

店名:La Boule d'Or
住所:4, Rue St Georges 77130 Cannes-Ecluse
電話:(+33) 1 64 32 29 91
営業:19時くらいから。チラシには年中無休と書いている。
GPS:N48° 21’52.59 E2° 59’18.17
駐車:N48° 21’53.58 E2° 59’15.85

ブロー市街から東にD606に沿って約20km行った、Cannes-Ecluseという町にあるビストロ。
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ホテルF1に泊まった際にこのビストロのチラシを見つけて、恐る恐る行ってみたらこれが当たりで、その後、遠征の度に利用している。

店名、La Boule d'Orは英語で”The Ball of Gold”となり、日本語に直訳しづらいが、フランスで行われているスポーツに由来するようだ。片手に収まるくらいの小さいボールを投げて他のボールにぶつけて得点を競う、言ってみればフランス版ゲートボールのようなスポーツらしい。

気さくなシェフである主人の名前はフィリップ。英語は全く話さない。僕はいつも辞書を持っていっている。老眼が始まっているので字が大きい辞書がよい。
奥さんの名前は不明。背が高く細身で、実はBleausardではないかと思われる。片言で英語を多少話すが、最近なぜか英語でしゃべってくれなくなった・・・
一人息子のヨアンヌ。5歳くらいでかわいい。食器運びなどお手伝いして偉い!
犬が一匹。よく吠えていたが最近はなついてきた。吠えても絶対かまないのでご安心を。

料理は、ビュッフェ形式の前菜・メイン・チーズ・デザート・ワインの基本コースで11ユーロと値段も驚異だが料理自体も逸品。前菜はそのときで種類は違うが、サラダ、パテ、ゆで卵、サーディン、ホワイトアスパラ等。ピクルスが酸っぱくておいしい。

■メインメニュー■
・ボフ: ビーフステーキ。肉が柔らかい。焼き加減はレアかミディアムがお勧め。
・エスカロップ: 鶏肉のソテー。ソースが絶妙、残ったソースはバケットと一緒に。
・ポアソン: 白身魚。淡白で前日飲みすぎた場合はこれ。
・フォア: レバー肉。まっこいがレバー好きなら一度お試しあれ。

■サイドメニュー■
・パッ: パスタ
・フリット: フライドポテト
・アレコベ: いんげんのニンニク炒め

■デザート■
グラス: アイスクリーム
アイスクリームはバニ(=バニラ)、ショコラ(=チョコ)、カシス、シトロン(=レモン)等数種類から2種類を選べる。シトロンはお勧め。
その他にも自家製カスタードプリンのようなものがあったり、ケーキのようなものがあったりするが名前は不明。デザート好きの方はしつこく聞いてみてください。

これに加えて不定期にスペシャルメニューが出てくる。焼き豚肉の蜂蜜和え、エスカルゴ、マロンといったもの。但し、10cmほどの大きさのあるソーセージには要注意。においがきついがそれはまあよし、しかし強烈に消化が悪く、僕は食べた日の夜中、惨劇に見舞われた。スペシャルメニューがあるときは事前に写真入の本でどんなものか説明してくれるのでこのときに油断せずよく内容を確認するように。

10月になるとブローでは猟が解禁され、狩猟で捕られた肉が「ジビエ料理」としてでてくるがこのビストロでは11月から鹿肉がメニューに加わる。これまた絶品。11月のみの限定メニュー。

■その他■
バケット: フランスパン
ヴァン・ブラン: 白ワイン
ヴァン・ルージュ: 赤ワイン
オー: 水(ボルドーワインの”Bordeaux”は”Bord=端”+”Eau=水”で「水辺」という意味らしい)
フォマージュ: チーズ
カフェ: エスプレッソ(欧州のコーヒーはおいしい)
セボン: おいしい
トレビアン: 最高!
ボンソワ: こんばんは・おやすみなさい
オヴァ: さようなら

チップは一人頭2ユーロ払えば十分(僕はいつもそのくらいしか支払っていない)。出張の際に日本で仕入れた日本のお菓子やおもちゃ(ヨアンヌ用)をお土産に持っていっている。

第15回ブロー遠征1日目

日時:10月18日(土) 14:00~
エリア:Cul de Chien、Roche aux Sabots
参加者:ぶち

6時半過ぎに弱い雨が降る暗いアムステルダムを発つ。

1時間もしないうちに晴れ間が見え出す。天気予報ではブローは晴れとなっていたので予報は当たっているようだ。

8時半になり漸く空が明るくなってきた。
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フランスに入り、いつものサービスエリアでいつもの朝食を取る。
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リールを過ぎたところでひどい渋滞に遭い、40分くらい待たされたがその後は問題なし。
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13時過ぎにブローに到着、Championで買い物を済ませてエリアへ向かう。

紅葉したブローの森の中を運転するのはなんとも気持ちがいい。
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到着したエリアはRoche aux Sabots。

土曜なのでリソール屋SOS Escaladeが来ていた。

ここではリソールのほかに、トポ、シューズ、クラッシュパッド、ホールドといったものを販売している。
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「緑トポ」と「白トポ」も購入できる。
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そのほか、ブロー近郊の地図やトレッキングルートも売られているようだ。
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シューズを物色していたらどこかで見たことある犬が。
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そうだ、これはJoの犬だ。振り向くとJoがいて、挨拶すると名前を覚えてくれていた。「Bleau.infoで登っているビデオも見たよ」とのうれしいコメント。

JoはこのSOS Escaladeで売られているクラッシュパッドの納品に来たらしい。Jo自身、i-bbzというショップを運営しているのだ。
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この日はこのエリアで登るわけじゃなくてFranchard Cuisiniereに行くとのこと。どうやらトラバースのプロジェクトがあるらしい。

「長いトラバース課題作っているんでしょ?」と聞いてみたところ、12mくらいあるとのこと・・・

Joと別れ、Cul de Chienを目指す。

さすがに10月ともなると気温も下がり、砂漠のアプローチは楽になる。

といっても下地が砂なので暖かく、この時期でも裸族がいる。
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Cul de Chienの有名な岩。ルーフを抜けるLe Toit du Cul de Chien(7a)が人気課題だが、写真はその右のToit aux Grattons、7b。
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右足のホールドが壊れて少し難しくなったよう。

アップをしていると興味津々の子供の視線が。
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このエリアで目標としているのがこのEclipse。ルーフでのムーブは分かったが、垂壁に抜けるところのムーブが遠いため今回の遠征ではここをどうにかするのが目標。
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丁度この岩にたどり着いたときに日本人らしきクライマーが。

「もしかしてぶちさんですか?」と。こういうの、前の遠征でもあったような・・・

お会いしたのは岐阜でクライミングジム「Xウォール」を経営されているたまいさんご家族。

僕がブロー遠征に行く直前にブログにコメントいただいていたのだが、その後たまいさんはネット環境から遠いところへ移動したため連絡が取ることができなかったのだが、本当に偶然このエリアでお会いできた。

かたやん夫妻もそうだし、Joもそうだし、たまいさん一家もそうだし、これだけ広いブローの森の中で偶然に出会うとは。しかもひとり遠征の時ばかり。人を引きつける「孤独&寂しい」オーラを発しているのだろうか。

奥さんのみわこさんが登っている間に僕はEclipseを触る。

ルーフでの移動はスムーズになったが、ルーフを抜けるところで右手で垂壁のしわスローパーを叩き、足でフッキングした後に左手を伸ばすが、左のクラックまで距離が遠くて届かない。
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何度か繰り返しているうちに左足の使い方が少しずつ分かってきた。

5回以上トライしてやっと左手が少し届き、その後は安定して届くようになったが、そこから左手を上に移動させようとすると左足が外れて足ブラになり落ちてしまう。

10回程トライして、休憩。

たまいさん一家はこの日から別のジトに移動でチェックインが必要なのでこの場でお別れすることになったが、フィリップのビストロにお誘いしたら快くOKとの返事。

その後はひとりで少し続けるつもりであったが、左手が取れたのがうれしくてまた打ち込んでしまった・・・

ルーフ課題は指だけでなく腕や腹筋がヨレてくる。打ち込みすぎたことを反省しつつ退散。

待ち合わせまでまだ時間があったので、帰りにRoche aux Sabotsに寄ってみた。

Sale Gosseに打ち込んでいるクライマーがいて、ロッテルダムのジムのTシャツを着ていたので話しかけてみたところ、実は以前にアムステルダムのKlimhalで会ったことのあるオランダ人クライマーだった。

いろいろ話しているうちに「お前もトライしてみろよ」ってことになり、トライ開始。登るつもりはなかったのだが。もう体はヨレているのにがんばってしまい、しかし当然登れず、敗退。無駄に体力を使ってしまった・・・

ホテルに戻り、着替えだけしてたまいさんとの待ち合わせのFontainebleau Avon駅へ。
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ビストロへ到着し、いつものようにお土産を渡し、自分で部屋の電気をつけ、テーブルの用意をする。

たまいさんはビーフ、みわこさんは魚、僕はフォアを堪能。

たまいさん一家は11月中ごろまでフランスに滞在されるとのこと。ブローだけでなく南仏でのクライミングも楽しまれる予定、うらやましー!

いろいろ話しているうちに赤ワインも結構進んでしまった。

デザートまでしっかり食べてビストロを後にする。翌日もCul de Chienにいらっしゃるということで、午後にまたご一緒することになった。

季節外れのサンタクロース

今年のサンタは早出だったようだ。

仕事に疲れ自宅に戻った金曜日。ドアの前にダンボールがひとつ。

なんだろう?と中をあけてみると、ベルギーのWCでお会いした野口啓代ちゃんと渡辺数馬くんからの救援物資だった。

茨城の名産品、船橋ロッキーのTシャツ、そしてホールドまで入っていた!
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啓代ちゃん、数馬くん、ありがとう!!

茨城名産の食料は年越しに、Tシャツはクライミングに、そしてホールドはトレーニングに活用させていただきます(「かわいいビスホールド達」ということでしたが、どれも決して指にはかわいくなさそうなホールドでした)。

今週末で冬時間になり、日本が1時間遠くなった。これからさらに暗くなっていく欧州だが、これで越冬できそうだ。

第15回ブロー遠征2日目、3日目

日時:10月19日(日) 10:00~、10月20日(月) 9:30~
エリア:Cul de Chien、Buthiers、Franchard Isatis(19日)、Bas Cuvier(20日)
参加者:たまいさん、みわこさん、たまるちゃん、ぶち(19日)、ぶち(20日)

朝起きると全身筋肉痛。指皮も減り気味。前日軽めにするつもりが打ち込みすぎた・・・

体に鞭打ちホテルを出る。放射冷却のためか、氷点下の寒い朝で車に霜が張っている。

ホテルで買い物を済ませ、9時半にはSabotsのパーキングに到着。

日曜日の早朝というのになぜかすでに多くの車が。犬の散歩やジョギングをしている人も見かけるが、それにしてもなぜこんなに多く駐車しているのか。
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Cul de Chienまでの1kmのアプローチ開始。
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朝の清々しい空気の中で快適なアプローチ、、、かと思いきや寒すぎる。気温はまだ2、3度しかない。

アプローチも苦手だし、寒いのダメだし、筋肉痛だし、一体ブローまでクライミングを楽しみに来ているのか自分をいじめに来ているのかよく分からん。

歩き始めてすぐに遠くから複数の犬の激しい鳴き声が聞こえてくる。

こんな早朝から犬バイクでもやっているのかと思ったが、パーキングにはそれらしき車はなかった。

その犬の鳴き声からすぐに「パン、パパーン」と花火のような音が続く。

なぜ早朝から車が多いのか、あれが何の音か、やっと分かった。

エリアの奥を彷徨わないように気をつけなければ。さもなくば犬に噛み殺されるか散弾銃で蜂の巣にされてしまう・・・ジビエ料理になるのはごめんだ・・・

気を引き締めなおし、漸く砂漠に入り、太陽を浴びるも、寒さはあまり変わらない。
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ここまで来ると当然人っ子ひとりいない。
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鼻水を流しながら漸く到着。

朝日を浴びて美しい岩。
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アップを開始するも、寒すぎて体が硬い。確かに寒いほうが岩のフリクションはいいかもしれないが、寒すぎるのは僕はダメ。

ゆっくりとアップして、Eclipseのある岩へ。
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早速取り付いてみるも、寒さで体がまだ硬く、ムーブがぎこちない。

数回トライして、ルーフを抜けて左手はとれるようになったが、そこからやはり足が外れてしまい進まない。やはり前日打ち込みすぎたことが災いしているようだ。

休憩を交えながら10回程トライしたが進展なし。ルーフのトラバースは小さいカチを使ってトラバースするため指皮への負担が多く、痛くなってきた。

次第に指皮の痛みで体が嫌がるようになってきたのでこれにてトライは終了。

お昼前で暖かくなり、人も増えてきた。

クラッシュパッドを片付けていると、仏人クライマーが4人ほどやってきた。

そのうち2人は体つきから見て強そうなクライマー。

どうやらこの岩に来るのは初めてのようでEclipseの出だしのムーブを聞かれたので説明。

すると身長の高いひとりが早速取り付いた。最初のトライでプルプルしながらもルーフを抜け、垂壁のクラックまで左手を伸ばし、最後の一手まで行きやがった。

口をあけて見ていたら止まったはずの鼻水がまた出てきた。

もうひとりの強そうなクライマーも取り付いたが、僕より身長が低く、やはりルーフを抜けた左手を取るところで落ちた。やっぱ普通そうだよね。

その背の高いクライマーはその後、仲間に体を引き上げてもらって最後の一手ムーブを練習し、それができるようになったら、4回目のトライくらいで完登してしまった・・・強い・・・

彼の身長は185cmとのこと。もちろん力もあるけど、リーチがあるのはいいなあ。

僕はもうヨレていてトライする気はなかったけど、そいつらに「ちょっと最後のムーブだけやってみたいので、体持ち上げてくれない?」と聞いてみたら快くOK。

その強そうなふたりに「アン・ドゥ・トロァ!」で持ち上げてもらったら、力が強すぎで勢いよく体が持ち上がり岩で顔面強打。

「どうかもうちょっと優しくお願いします・・・」と懇願しもう一度持ち上げてもらう。岩から落ちてケガすることはあっても、持ち上げてもらってケガしていたら末代まで笑われてしまう。頬に少しアザできたし。

今度は成功、垂壁を両手で抱え込むようにして左足で体を支え、最後のホールドを見上げる。

と、遠い・・・

思い切って飛びつくも届かず。いやあ、こいつは手強いぞ。

背の高い方のクライマーは今度はEclipseをルーフの根元からはじめる長バージョン、Total Eclipse (8a+)をトライし始めた。

最初のムーブで迷っていたので、僕のi phoneが活躍。Dosage 2を入れていたのでデイヴ・グラハムが登っているビデオがあったのだ。

185cmあるだけあって、ルーフ奥からの遠い一手は届いたが、結構ギリギリ。その後に足でフッキングしながらトラバースするのがうまくできない。何回か打ち込んでいたがさすがに疲れてきたようで終了となった。しかし、彼は打ち込めばTotal Eclipseもそれ程時間をかけずに登ってしまいそうな勢いだった。

最後にもう一度だけ彼らに体を持ち上げてもらってEclipseの最後の一手のムーブをトライ。今度はさっきより体が伸びて最終ホールドに触ることができた。ちゃんと持てずに落ちてしまったがもう少し左を持てば保持できそうだった。下から繋いでの一手はきついだろうが、これだけヨレていながら触ることができたので若干光が見えた。

その後はエリアの奥にいき、たまいさん一家とセッション。

みわこさんをスポットするたまるちゃん。
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たまいさんのリーチが羨ましい。
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ブルーサーキットの多くの課題を楽しめた。
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たまるちゃんもスラブ?を完登。
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僕も休憩を兼ねて簡単な課題を登ったが、疲れでグレード4台でも課題によってはプルプルしていた・・・

15時頃までご一緒して、体力も回復してきたところで僕はひとりで別のエリアへ移動。

向かったのはButhiers。前回の遠征でかたやん夫妻・machaさんと一緒に登ったエリアであるが、もうひとつ登りたい課題があったのだ。前回触るつもりであったがAttention Chef d’OEuvre (7a)に思った以上に時間を取られた上敗退し、別の課題を触る余裕がなかったのだ。

その課題はLes Monos、7a。パーキングの近くの分かりやすい場所にあった。
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“Mono”は「モノレール」や「モノクロ」の”Mono”で「ひとつ」という意味になり、指1本のポケットを使う課題。

この課題に到着したとき、どこかで見たことあるおじさんが。

そうだ、ジャッキー・ゴドフだ。昨年6月頃にBas Cuvierで会って以来だ。こんな遠くのエリアに来ているとは。他にも強そうなクライマーが5名ほどいて、Marc Montchausseもいたように思う(本人かどうかよく分からなかったが)。

記念に写真を撮らせてもらった。
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思いっきり隠し撮り写真みたいになってしまったけど、本人の了承は得ております。

Les Monosを掃除し、クラッシュパッドを敷き、さあ、取り付こうかと思ったら、ジャッキー・ゴドフ達がこの課題に移動してきた。

皆強くて簡単に登る。数人苦戦していたが大体皆2、3撃で登っていく。あの、これから僕が登ろうとしてたんですけど・・・

皆が立ち去った後、もう一度課題を掃除しなおしてトライ。なんかこんな簡単に登られてしまうと登ることに義務感が出てくる。

出だしで一本指のポケットが遠く自分なりのムーブを見つけるのに少々手間取った。

それが取れて、次のホールドへ左手を送るが、これがカチで指皮が痛く、保持力も落ちていて落下。Eclipse打ち込みすぎたようだ。

しかし、一緒に登ったローカルクライマーの中にいた女性が超かわいく、これが原動力となり、痛みを抑えながらなんとか登りきることができた。

なぜかポケットを使わなかった左手の指が死亡。
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もうカチは持てないし結構疲れたけど、まだ時間があるので、次の課題を考える。

ひとつ宿題となっていたスローパー課題があったことを思い出し、Franchard Isatisへと移動。

16時半を過ぎ、クライマーも少なくなったエリアに到着。

エリアの奥へ200mほど歩くと目的の課題へ。
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このハングしている岩にある課題がEl Poussah、7a。

ぶら下がってスタート、1手目、2手目でスローパーを押さえ、次がガバという手数が少ないスローパー課題。

前回は暑さでスローパーが滑って敗退した。今回は涼しくてフリクションはいいが、体がヨレているので苦戦。

しかもこの課題は下地が傾斜で石がある上、課題の中間で左に振られるので落ち方にも気を使わなければならない(この課題にはスポッターがいたほうがいい)。

休み休みトライして日が暮れかかってきた17時半、漸く完登できた。体が振られるわ、上部でヨレるわで怖かった。

たまきさんとの待ち合わせ時間までまだ少しあったのでその近くにあるL'Angle Ben’s (7a+)も触ってみた。

相変わらず自分に合ったムーブがわからん。しかもヨレヨレだし。この課題カンテを伝って登るが、よくよく見てみると若干スラブで、自分にとっては超苦手課題だ。

ということで前より高度は上がったが力尽き敗退。

ホテルに戻り、フィリップのビストロへ向かう途中でたまいさんの車を発見。

一緒に楽しく夕食を取り、ホテルへ戻り就寝。

たまいさん、どうもお世話になりました。引き続きフランス滞在、お楽しみください!

翌日、起床すると近年まれに見る筋肉痛。昔は体より指皮のほうが先にダメになってしまうが最近指皮が厚くなったようで、体の方が先に終わってしまうようになりだした。

Bas Cuvierに行くも疲れていてコンディションがよくなく、目立った成果なし。
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Pince-Mi (7b+)が前より少し進んだのが成果。

この日はアムステルダムへ戻る550kmの運転が一番の核心であり、一番の成果でもあった・・・

Bleau.info

フォンテーヌブローでのボルダリングを楽しむために欠かせないのがこのhttp://bleau.info/

Webでブローの情報を検索していてたまたま見つけたサイトだが、それ以降、遠征の下調べには欠かせない貴重な情報源となった。

英語・仏語・蘭語の3ヶ国語で展開されているこのサイトはオランダ人によって運営されている。ちなみに編集者の一人はBart van Raaijというロッテルダム近郊に住んでいるオランダ人であるが彼はブローのグレード7以上の課題を1789個も集めたトポ、”7+8”の著者でもある。こういうところにオランダ人の商魂というか、(日常生活では「決して」感じない)偉大さを感じる。

さて、この15000課題以上が載っているサイトの使い方だが、僕は下記のようにして利用している。

1.目標課題の情報収集
2.目標課題探し
3.登った課題登録
4.その他情報収集
5.お買い物


1.課題の情報収集
例えば、Bas Cuvierというエリアにはブローで初めて登られた6a、Marie Roseという課題があるが、その課題についてトポに載っている以上の情報を集めたければ、サイト上部のSearchで”Marie Rose”と入力すればMarie Roseのページへとリンクされる。Marieとだけ入力しても候補リストが出てくるので分かりやすい。

載っている情報はこんな感じ。カッコ()内はMarie Roseの情報。
・5つ星評価(4つ星)
・エリア名(Cuvier)
・壁種類(垂壁)・ホールド種類(スローパー)
・課題名・グレード(La Marie-Rose・6a)
・サーキットの色・課題番号(赤色サーキット22番)
・備考(ブローで初めての6a)
・グレーディング(リピーターによる評価、6aが86%だが6a+という評価も12%ある)
・写真
・ビデオ
・リピーターのリスト

課題の人気度合いによって上記の一部しか掲載されていない課題も多い。

僕が重宝しているのが上記の「グレーディング」・「種類」・「備考」・「写真」・「ビデオ」。

「グレーディング」はトポによってバラつきがある課題があるため、Bleau.infoを最新情報として参照している。

「種類」は自分のクライミングスタイルに合ったものを選ぶときに必要。苦手なスラブの7aなんて見るのもイヤ(登れるようにはなりたいけど)。

「備考」は課題によって限定が記載されているので注意。

「写真」・「ビデオ」は事前のムーブ解析に役立つ。僕はボルダリングではオン・サイトを重視していなく、限られた時間の中でどれだけ効率よくおもしろい課題を沢山登るかを重視しているため事前にできるだけ写真とビデオを見て自分の中でムーブを組み立てておく。ただし、欧州人はでかいので役に立たないケースもままある(そんなとこスタート位置から手届かん!みたいな)。


2.課題探し
トポに載っているお勧め課題以外に自分に合ったおもしろそうな課題を探すときにも利用。

僕の探し方は「エリア経由」と「クライマー経由」の二通り。

まず「エリア経由」の課題探しではBleau.infoサイトの上方”AREAS”から任意のエリアを選ぶ。例えばBas Cuvierで調べたいのであれば、”AREAS”→”Cuvier-Chatillon”→”Cuvier”へと進むとBas Cuvierのページへ行く。

このページに載っている情報。
・パーキングのGPS位置
・トポ(エリアによってはない)
・グレード7a以上の課題リスト
・グレード6c+以下の課題リスト
・サーキット別課題リスト

例えばこのBas Cuvierで7aの課題を調べたければ”Boulders starting at 7a”の”174 boulders”をクリック。

するとBas Cuvierの7a以上の課題リストがグレード順に表示される。課題によっては「5つ星評価」・「H.264」・「real」・「カメラマーク」と簡単な説明が記載されている。「H.264」と「real」はその課題のページにビデオがあるという意味、「カメラマーク」は写真があるという意味。

これら「5つ星グレーディング」・「H.264」・「real」・「カメラマーク」が記載されている課題ほど人気が高く、また「星」が多いほど課題の質がいい傾向にある。このようにして任意のエリアから目標課題を探し出す方法がひとつ。

次に「クライマー経由」の課題探しでは任意の課題のページに載っているリピーターを適当に選ぶところから始まる。例えば自分の目標グレードが6台だとすると、適当なグレード6課題のページ(ここではMarie Roseのページを例とする)に行き、そこに記載されているリピーターを適当に選ぶ。

2007年4月30日にMarie Roseを登ったフランス人、T. Flamantというクライマーのページに行くと、彼が登ったほかの課題のリストが出てくる。”see also: all XX reputations ordered by date, area ,difficulty”の”date”又は”area”又は”difficulty”のいずれかをクリックするとすべてのリストが表示される。そのリストの中に同じCuvierでグレード6b、Les Bretellesという課題を登っているが、そこへリンクすると写真やビデオはないものの、3.5つ星でリピーターも多いので「これはおもしろい課題かも」、ということになる(ちなみにこの課題、おもしろい。シットスタートバージョンは写真あり)。このように自分と同じレベルのクライマーが登っている課題から目標課題を探し出す方法がひとつ。

注意点としてはふたつ。

ひとつ、課題リストにたまに載っている”Morpho”とは「一手一手のホールド間の距離が遠いリーチ課題」という意味。欧州人にとって遠いものは日本人にとっては「遥か」遠いものとなるため注意。

ひとつ、オランダ人(NED)のクライマー。オランダ人の平均身長、男性185cm、女性175cmあり、日本人とリーチ差がありすぎるためムーブが参考にならない場合が多い。僕はフランス人やベルギー人のクライマーを参考にしている(それでもでかいクライマーが多いが)。


3.登った課題の登録
ブローで登った課題をBleau.infoに登録して自分のページを作ることができる。また、動画や写真も載せてもらえる。

登った課題の登録だけであればBleau.infoのスタートページの右欄の中ほどに”user: log in”があり、そこで簡単に個人のアカウントを作成できる。

写真やビデオをアップする場合にはサイト管理者にコンタクトした上、サーバーにアクセスするパスワードを作ってもらった上、簡単なソフトをインストールしなければならない。詳しくはここここを参照方。

ちなみに僕のプロフィール(こんな感じになる)。このBleau.infoに登録している日本人は僕と、かつてブローローカルとして登っていた千葉さんくらいかな。


4.その他情報収集
トップページに不定期にいろいろなブロー関連のトピックが掲載される。アーカイブを覗くと小山田大のインタビューもある。


5.お買い物
クライミングウェアやトポが買える。”7+8”の白トポも買えるが日本から発注した場合、トポ28ユーロに加え送料が20ユーロもかかる上、関税もかかる可能性があるため注意。これまで数回利用したが配達や支払いのトラブルはなし。ちなみにイタリアのクライミングウェアE9はオランダで問屋をしていたオランダ人がその仕事をやめてしまったためしばらくはオランダには入ってこなさそう、残念。

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