Life in Amsterdam

サラリーマンクライマー、山のない国でどこを登る?

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新組員

先週Klimhalで偶然日本人クライマーと出会った。

最近オランダに赴任されてきたサムさん。

オランダには過去に何十回も出張されていたが、今回赴任が決まったとのこと。

僕のブログも見ていただいていたそうだ。やっぱWebでオランダのクライミング検索したら僕のブログくらいしか出てこなかったようだ・・・

2日(日)にサムさんと一緒にハーレムのKlimmuurに行くことにして、迎えた本日。

朝起きると、原因不明の吐き気が。

なんだ?昨晩食べたものか?深酒してないし?腹は壊していないし?風邪か?

何か食べなくてはと思い、インスタントラーメンを作って少し食べたが、一層気持ち悪くなり断念。

しばらくしたら少しよくなったので、約束の10時半にサムさんと待ち合わせハーレムへ。

しかし、運転している間に乗り物酔いになったようで、ジムに到着したときはヘロヘロ。運転手は乗り物酔いしないって思っていたが・・・
IMG_0267.jpg
サムさんにジムのシステムを説明した後はソファーでグッタリ。こりゃ登るどころじゃないな。

前日ボルダリングコンペがあったようで、決勝用と思われる前傾壁が突貫工事で作られていた。完全にルート用のメインウォールを塞いでいる、さすがオランダ人、やることが違う。
IMG_0265.jpg
スラブ壁の角についている巨大ホールド。
IMG_0269.jpg
このジムの売りはこのストラクチャー。Champignonと呼ばれているが、仏語で「キノコ」。このキノコに取り付いているのがサムさん。
IMG_0268.jpg
しばらく休憩していたら徐々に回復してきて、歩き回りながら課題を見回り、ホールドを触り、登っている人を見ていたらやっぱり登りたくなってきた。

少し登ってみてダメなら諦めようと壁に取り付く。どれもこれも新しい課題で今回はいつもより質がいいようだ。

気づいたら打ち込んでいた。体調不良もいつの間にか忘れていた。

以前から薄々気づいてはいたのだが、自分、極めて単純・・・心身ともに・・・

ということでグレード7を2つ、グレード6は多数落とすことができた。サムさんも精根尽きるまで登った。

たっぷり登ってジムを後にする。気分は回復したものの胃腸の具合が心配なのでサムさんとの夕食は次回へ持ち越すこととなった。

サムさん、すでにオランダ組の正式組員ですので今後登りこんでいきますよ!覚悟方。
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Bas Cuvier

人気:☆☆☆☆☆
歩き:☆☆☆☆☆
日射:☆☆
乾き:☆☆
家族:☆☆☆☆☆
駐車:☆☆☆
GPS:N48°26’44.36 E2°38’16.07

Carrefour de la Liberation(GPS:N48°24’30.25 E2°41’11.83)のラウンダバウト(Roundabout、円状交差点)からD607をパリ方向へ北上、ひとつめのラウンダバウトは2つ目の出口を抜けD607に引き続き沿う。下り坂になり、下りきったところで右手にパーキングの看板”P”(青色)が見えてくる。もし行き過ぎてしまった場合は次のラウンダバウトでUターン。どちらの方向からもパーキングに入れる(Googleルート案内)。

まずは上記評価の説明。

人気:そのエリアの人気度。星が多いほど人気が高く、特に週末は混み合う。
歩き:アプローチ。パーキングから一番近くにある課題までの距離。星が多いほど近い。
日射:日差しの強さ。星が多いほど日差しが強い。
乾き:雨天後の岩の乾きの早さ。星が多いほど乾きが早い。
家族:アプローチ・地形から家族連れで楽しめるか。星が多いほど家族を連れて行きやすい。
駐車:駐車場のスペース。星が多いほど駐車しやすい。
*上記評価は基本的に主観です。
GPS:パーキング位置。クリックするとGoogle Mapで位置が分かる。ブロー市街からの行き方も簡単に説明。

バ・キュビエ。”Bas”=”Low”、”Cuvier”=”Vat”で「桶の底」という意味か?紫トポに”Fontainebleau’s temple of climbing”と書かれているようにブローを代表する総本山的エリア。クラシックな課題を中心に幅広い難度の多彩な課題が密集している。ブロー市街から約6kmなので自転車でもアプローチ可能。
DSCN4907d.jpg
パーキングから20mも歩かないうちの各種サーキットが展開されている。少し奥のPlace Morin辺りにクラシックな有名課題が集まっている。
DSCN4821d.jpg
概ね木々に囲まれているため日陰が多く、暑い日も過ごしやすい反面、湿気が篭るので雨天時の岩の乾きは遅い。例外的にMarie RoseがあるPlace de Cuvier辺りは木々が少なく、乾きも早い。

パーキング近くはローカルの散歩の場所としても使われているので、アプローチの際、犬のフンに注意すべし(2回経験あり)。

パーキングから約500mD607に沿ってブロー市街の方向(南東)に歩くとCuvier Ramper。エリアの課題のほとんどのグレードが7後半から8台という上級者向けエリア。ちらほら6台の課題があるが、これは上級者のアップ用と思われる。

ここのエリアは歴史が古く人気も高いため、課題によってはホールドがツルツルに磨かれていてフリクションが悪くなっている。これは易しいグレード(2~4)の課題で顕著で、特にオレンジサーキットの課題の中には明らかにトポのグレード以上に難しい課題がある。そのため、このエリアは全くのボルダリング初心者にはあまり向かない。グレードが上がるにつれそのようなバラつきはなくなる。


■有名課題・お勧め課題■
トポやBleau.infoで好評価の課題や、自分で登ったことある中で面白いと感じた課題(←高難度は登れてませんが)のリストです。ここに載せてある課題以外にも有名課題や好課題は多くありますので単なる参考としていただきたく!

地:課題落下地点の状態(平坦性や障害物)、○=良、△=まあまあ、×=悪
高:課題高度、○=低い(3m以下)、△=普通(3~5m)、×=高い(5m以上)
降:岩からの降り易さ、○=良、△=まあまあ、×=悪
紫トポ:写真ページ
緑トポ:「ハート」=「好課題」、写真ページ
白トポ:「★」=「ブローを代表する好課題」、「☆」=「エリアを代表する好課題」、写真ページ

Kheops (8b)
地?、高△、降?
白トポ★
シットスタートで8cとなり、2008年4月にデイヴ・グラハムが登った。「濡れたいたのに少ないトライで登れたのでグレードは甘めではないか」というコメントだったようである・・・

La Merveille (8a+)
地?、高×、降?
紫トポ30ページ
緑トポ「ハート」39ページ
白トポ★
“Merveille”=「傑作」。美しい巨石。2002年にホールドが一部壊れ、それによりMorpho(リーチ課題)となった。初登者Marc Lemenestrelはこの他にも、Partage(8a+)、Sale Gosse(7c)、Surprise(7c)などブローを代表する好課題を開拓している。

C'Etait Demain (8a)
地?、高×、降?
白トポ★
“C’Etait Demain”=“It was tomorrow”。1984年ブローで初めて登られた8a。限定あり。ジャッキーゴドフ初登。シットスタートで8a+。

T-Rex (7c+)
地?、高△、降?
緑トポ「ハート」
白トポ★
Cuvier Ramperにある。Morpho。シットスタートで8a。

La Balance (7c+)
地○、高△、降○
緑トポ21ページ
白トポ★
スローパー課題。限定があり。チッピングされたホールドを使わなければ8a、また上部で右に逃げると7cとなる。

L'Abbe Resina (7c)
地○、高△、降○
紫トポ21ページ
緑トポ「ハート」
白トポ★
白6q番。”Abbe”=「神父」。スローパー課題。

Aerodynamite (7b+)
地○、高△、降○
緑トポ「ハート」
白トポ★
白2b番。ジャンプスタート。Morpho。シットスタートで8a。

Infidele (7c)
地○、高△、降△
緑トポ「ハート」
白トポ☆
“Infidele”=「異端者」・「異教徒」。ジャッキー・ゴドフ初登。Morpho。

La Gaule (7c)
地○、高?、降?
紫トポ23ページ
白トポ★21ページ
“Gaule”=「ゴール地方・ガリア(古代ローマ時代のケルト人移住地域、現代のフランス・ベルギーなど)」。シットスタート。Morpho。

Big Boss (7c)
地○、高×、降?
緑トポ「ハート」21ページ
白トポ★10ページ
Rock&Snow24号ブロー10選。Cuvier RamperにあるJacky Godoffe初登の課題。下地はいいが高さがあるので注意。

Fourmis Rouges (7c)
地○、高×、降?
緑トポ「ハート」
白トポ★27ページ
“Fourmis Rouges”=「赤い蟻」。Bis Bossの右横。Jacky Godoffe初登。クラックからスタートし、上部はスローパー。

Tristesse (7c)
地○、高×、降?
“Tristesse”=「悲しみ」。Fourmis Rougesの右横。Jacky Godoffe初登。

Michel-Ange (7c)
地○、高△、降△
緑トポ「ハート」
白トポ★27ページ
黒29b番。”Ange”=「天使」。パーキングからD607に沿って約500m歩いたところにある。ジャンプスターとして右手でガストンを止めクラックを登る。

Carnage (7b+)
地○、高△、降○
緑トポ「ハート」
白トポ☆
白6t番。“Carnage”=「虐殺」。昔は7bだったが2006年頃にスタートホールドが破壊され7b+となった。

Pince-Mi / Pince-Moi (7b+)
地○、高△、降○
白トポ★
”Pince”=「ピンチ(はさむ)」。”Moi”=「私」。ルーフからスタートする。”Pinch me”という通り、下部はピンチ。上部はスローパー。

Super Prestat (7b+)
地?、高×、降?
緑トポ「ハート」
白トポ★23ページ
白17番。スラブの7b+。クラック自体とクラック近くにあるガバを使ってはいけないという限定があるようだ。

Biceps Mou (7b)
地○、高△、降○
紫トポ29ページ
緑トポ「ハート」
黒6番。“Biceps”=「力こぶ」、”Mou”=「易しい」。Jo Montchausse初登。開拓当初は6bであったが、その後ホールドが破損し、7bとなった。この課題によりブローに「ルーフ課題」という新しいカテゴリーが加わった。

L'Abattoir (7a+)
地○、高△、降○
緑トポ「ハート」
白トポ★
白6b番。“Abattoir”=「戦場」。1960年にブローで最初に登られた7aと言われているが今現在のグレードは7a+となっている。

La Joker (7a)
地○、高△、降△
緑トポ「ハート」
白トポ☆
白13番。1953年にブローで初めて登られた6+だが、その後難度が上がり7aとなった。トポによってはこれがブローで初めて登られた7aとして紹介されているものもある。垂壁課題で、ガストンからポケットを取りにいくところが核心。

Holey Moley (7a)
地×、高○、降○
緑トポ「ハート」
白トポ★
左手のスローパーが核心。夏はスローパーが滑るためグレードが若干高く感じる。高さはないが下地が傾斜した岩なので注意。

La Cle de Droite / La Conque a Doigt (7a)
地○、高○、降○
緑トポ「ハート」
“Cle”=「鍵」、”Droite”=「右」。上部のスローパーをマントリング。右足の使い方が鍵。低く下地もいいのでひとりでも取り付ける。

Cortomaltese (6c+)
http://bleau.info/cuvier/1065.html
地○、高△、降○
緑トポ「ハート」
昔は7aであったがチッピングされ6c+になった。甘いスローパーを両手で止めて左上部へ一気に体を引き上げる。

Duroxmanie (6c)
地○、高△、降△
緑トポ「ハート」
黒29番。パーキングからD607に沿って約500m歩いたところにある。Michel-Angeの横。岩の左下からスタートして、右上方へ抜ける。高さがあるのでスポッター必要。

Les Bretelles (6b)
地○、高○、降○
緑トポ「ハート」
赤14番。“Bretelles”=「サスペンダー」。左スローパーを抑える力とバランスが必要。

La Marie-Rose (6a)
地○、高△、降△
緑トポ「ハート」
赤22番。紫トポ29ページ。1946年ブローで初めて登られた6a。開拓者の友人の彼女の名前が課題名。下地は平坦。ポイントは上部右手スローパーの持ち方。下降は向かって右の岩との隙間をステミングで。

La Suzanne (6a)
地△、高○、降△
赤20番。岩と岩の隙間を這い上がるが、ムーブが分からないと全く登れる気がしないが分かると「なるほど6aだ」と感じる。背後に岩があるので気をつけて。

Le Trou du Simon (6a)
地○、高△、降○
緑トポ「ハート」
赤色4番。“Le Trou du Simon”=「シモンの穴」。パーキング近くの赤色サーキット4番。地面からジャンプしてガバホールドを持ちスタート。上部はブローらしいスローパーでムーブの組み立てがポイント。

La Bicolore (5c)
地△、高○、降○
赤色38番。”Bicolore”=「2色」。バランスが必要。下地にこんもり石が出ているので注意。

L'Angle Rond (5c)
地○、高△、降○
赤25番。La Joker(7a)に面した岩。

La Traversee Authenac (5c)
L'Authenac (5b)
La V1 (5b)
地○、高○、降○
上記3つは赤色サーキット17、16、15番になり岩番号102にある。高くなく、下地もよく、下降も簡単で取り付きやすい。

La Porthos (5a)
地○、高△、降△
青39番。最初の一手が少し遠いがあとは問題なし。高さがあるので注意。ホールドはよく、ジムの課題を登っているような感じ。降りるときは向かって右側のスラブからじわじわ下降、突き出た岩にぶら下がって着地。

Le Petit Retab (2b)
地○、高○、降○
オレンジ1番。マントリングして終了という単純なものであるがジムでは経験できない課題。

IMG_0271.jpg

Le Calvire

紫トポ104ページ
緑トポ114ページ
白トポ73ページ

フォンテーヌブローのAvon駅から約1kmのところにあるエリア。巨大なルーフがあり、雨の影響が少ない上にブロー市街から近いというメリットがあるのだが、岩の腐食が進んでおり、Bleau.infoではルーフ課題は登らないように警告している。また最近の調査ではルーフの上に亀裂が見つかっており、ルーフ崩壊の危険性が高まっていることが確認されている。

Bleau.infoの警告(赤字で記載)
http://bleau.info/calvaire/

Bleau.infoのフォーラム(ルーフの上に亀裂確認)
http://bleau.info/forum/16865.html

このエリアのルーフ課題は登らないように!

12月コンペ開始@Klimhal

12月のボルダリングコンペが常ジムKlimhalで始まった。

19時から22時過ぎまで打ち込んだ。7以上の成果は7b(x1)、7a+(x1)、7a(x2)と好調だったが、今月はグレーディングが甘め。

クライミング後はようさんとビールを飲む。ベルギーの黒ビール、おいしいが、アルコールは8度。
IMG_0272.jpg
11月のコンペ結果が報告された。
IMG_0274.jpg
Web上で自分で結果を登録するようになって参加者が減ったことあり、1位だった。

もらった景品はミレーのザック。小さいながらもボルダリングの装備くらいは十分入る。
IMG_0277.jpg
毎月のボルダリングコンペ、モチベーション維持には欠かせないシステムだ。

落葉

オランダは紅葉から一気に落葉。
DSCN5202d.jpg
葉が秋雨のように落ち、日に日に暗くなっていき、寒くなっていき、試練の冬の到来を実感する。

サムさんと一緒にハーレムのKlimmuurに行き、ようさんと3人でボルダリング。

成果は7をひとつ落とし、6+をいくつかオンサイトできたこと。

その後サムさんと韓国料理を堪能。

試練の冬もクライミングで乗り越える。

Apremont

人気:☆☆☆☆
歩き:☆☆☆
日射:☆☆☆☆
乾き:☆☆☆☆
家族:☆☆☆
駐車:☆☆☆☆☆
GPS:N48°26’26.03 E2°37’27.51

Carrefour de la Liberation(N48°24’30.25 E2°41’11.83)のラウンダバウトからN607をパリ方向へ北上、ひとつめのラウンダバウトは2つ目の出口を抜けD607に引き続き沿う。Bas Cuvierを通り過ぎ、2つ目のラウンダバウトを左に曲がり、Barbizonへ。Route de Barbizonを突き当たったところにカフェとレストランがあり、その辺りに駐車する(Googleルート案内)。

アプレモン。Bas Cuvierの西側に位置し、ここも自転車でアプローチ可能。車で行く場合は、Barbizon経由でカフェ・レストランがある辺りに駐車する。
DSCN4283d.jpg
数年前はクライミングエリアの目の前まで車で入っていけたが、レストランができて以来、車での立ち入りが制限された。でもパーキングから平坦な道を約500m歩けばエリアに到着するのでアプローチはいいほうであろう。
DSCN4905d.jpg
パーキングからアスファルト道に沿って歩く。約400mで左手に腰くらいの高さの木製の柵で囲まれた場所が出てくるので、その柵を左側に回るとエリアに到着(紫トポ37ページ”Zone A”、緑トポ52ページ” Stalingrad”、白トポ43ページ” Apremont ouest”)。Apremontはエリアが点在し、それぞれ約200m離れているが、上記のエリアを基準に地図を見ると分かりやすい。

エリアには起伏があり、高台に上がると風当たりがよく、岩の乾きは早い。反対に平地は乾きが遅いが、木々の日陰で夏は過ごしやすい。起伏がある上、岩が密集しているので課題探しは難しい方。

幅広い難度の課題があるため人気は高い。子供サーキットもあるようであるが、パーキングから距離があるため、その目的では別途説明するエリア、Roche aux Sabotsがお勧め。

午前中に登って昼にパーキング近くのカフェでうまいコーヒーを一杯飲んでBarbizon観光後に次のエリアに移動、というようなプランニングもできる。

■有名課題・お勧め課題■
地:課題落下地点の状態(平坦性や障害物)、○=良、△=まあまあ、×=悪
高:課題高度、○=低い(3m以下)、△=普通(3~5m)、×=高い(5m以上)
降:岩からの降り易さ、○=良、△=まあまあ、×=悪
紫トポ:写真ページ
緑トポ:「ハート」=「好課題」、写真ページ
白トポ:「★」=「ブローを代表する好課題」、「☆」=「エリアを代表する好課題」、写真ページ

Apparemment (8a)
地?、高?、降?
紫トポ56ページ
緑トポ「ハート」
白トポ☆
“Apparemment”=「見たところ・多分」。上部がハングしていてスローパー。Morphoで身長180cm以下のクライマーではグレードが8a/8a+になるようだ・・・

Shoot (7c+)
地?、高△、降?
白トポ☆
左手でSidepullを持ってシットスタート。

Marginal (7c)
地?、高△、降?
緑トポ「ハート」
白トポ☆
“Marginal”=「はみだし者」。右のカンテを使い、左に抜ける。右のカンテを使わずに左に抜けるとMarginal Direct (8a)、右のカンテを使って右に抜けるとMarginal Droite (7b)。

Onde de Choc (7b)
地○、高△、降○
紫トポ34ページ
緑トポ「ハート」
白トポ★44ページ
“Onde de Choic”=「衝撃波」。ジャッキー・ゴドフ初登。左のカンテ沿いにヒールフックを使いながら登る。上に行くほどホールドが悪くなる。最上部はガバ。

Crazy Horse (7b)
地○、高○、降○
白トポ☆42ページ
一番低いところからぶら下がってスタート、左側のクラックを伝い登る。下地はよく低いのでひとりでもトライ可能。高台に位置し場所が分かりにくい。

Egoiste Assis (7a+)
地△、高△、降○
紫トポ49ページ
緑トポ58ページ
白トポ★。
右のカンテはホールドらしいものはなく、ムーブが重要。下地は石がある上、上部でダイナミックなムーブになるので注意。

Faux Contact (7a+)
地?、高△、降?
白トポ45ページ
スタートは左にある石を使わずにジャンプスタート。

Happy Boulder (7a+)
地?、高△、降?
下部はハング、上部はスラブ。

Le Gong (7a+)
地?、高△、降?
緑トポ「ハート」
白トポ☆49ページ
インパクトのある課題だが、アプローチが遠そうで未だ触れず。

Hyperplomb (7a)
地○、高×、降○
緑トポ「ハート」
白トポ☆
白黒1番。“Hyper”=「超」、”Plomb”=「弾丸・鉛」。下部はクラックを伝い、上部はスローパー。限定があり右のアンダーホールドを使うと6c+。

Medaille en Chocolat (7a)
地○、高△、降?
白黒2b番。“Medaille en Chocolat”=「チョコのメダル」。スラブを登ってダイノ。

La Fosse (7a)
地○、高△、降○
“Fosse”=「穴」。Onde de Choc (7b)の右側の岩にある。

Legitime Adherence (6b+)
地○、高△、降△
“Legitime”=「合法な・正当な」、”Adherence”=「粘着・固着」。左下から右上へカチをトラバースして最後はスローパー。

Jiu-Jitsu (6b)
地○、高△、降△
“Jiu-Jitsu”=「柔術」。上のLegitime Adherenceと同じ岩にある課題。

Le Tango Triste (5b)
地○、高○、降○
サーモンピンク30番。”Le Tango Triste”=「悲しいタンゴ」。Onde de Choc (7b)の近くにある。出だしのクラックが核心、上部はスローパー。

Rocher Canon

人気:☆☆☆
歩き:☆☆☆☆
日射:☆☆
乾き:☆☆
家族:☆☆☆
駐車:☆☆☆☆
GPS:N48°27’47.84 E2°39’56.03

Carrefour de la Liberation(GPS:N48°24’30.25 E2°41’11.83)のラウンダバウトからN607をパリ方向へ北上、ひとつめのラウンダバウトは1つ目の出口でD142eに沿って進む。約2km進むと下り坂になり、その先左側にエリアに入る道(GPS:N48°27’53.95 E2°40’03.67)が見えてくる(Googleルート案内)。Bas Cuvierを挟んで東側がこのRocher Canon、西側がApremontになる。

ロシェール・キャノン。駐車場からトレッキングコースへ進むと約100mで簡単なグレードの課題がある。グレード6以上が集まっている場所へ行くにはトレッキングコースではなく、駐車場からエリアに向かって左奥から入ると近い。

エリア自体が入り組んでいて迷いやすいので注意。

■有名課題・お勧め課題■
地:課題落下地点の状態(平坦性や障害物)、○=良、△=まあまあ、×=悪
高:課題高度、○=低い(3m以下)、△=普通(3~5m)、×=高い(5m以上)
降:岩からの降り易さ、○=良、△=まあまあ、×=悪
紫トポ:写真ページ
緑トポ:「ハート」=「好課題」、写真ページ
白トポ:「★」=「ブローを代表する好課題」、「☆」=「エリアを代表する好課題」、写真ページ

La Baleine (7c+)
地○、高△、降?
白トポ55ページ
“Baleine”=「くじら」。落書きの下のルーフ奥からシットスタート。

Le Chainon Manquant (7c+)
地△、高△、降?
白トポ☆56ページ
“Chainon”=「連鎖・繋がり」、”Manquant”=「欠けている」。後ろに木があるので注意。

36.15 Power (7c)
地○、高△、降○
白トポ☆
白20b番。左に抜けると7aになる。

Full Metal Jacket (7b+)
地?、高△、降?
Morpho。シットスタートで7c+になる。

La Mare Droite (7b)
地×、高△、降○
白トポ☆
“Mare”=「水溜り」。下部のハングから右上部のスローパーに抜ける。下地が悪いので注意。

Levitation (7a+)
地?、高△、降?
紫トポ91ページ
緑トポ「ハート」
白10番。”Levitation”=「浮遊」。左下からシットスタートして右にトラバースして上部に抜ける。

Chasseur de Prises (7a)
地○、高△、降○
紫トポ94ページ
緑トポ「ハート」
白トポ★
白24番。”Chasseur”=「猟師」、”Prise”=「ホールド」。場所が分かりにくい。下部はカチ、上部はスローパー。上部のポケットに泥が詰まっている場合があるので事前に掃除しておくことをお勧めする。シットスタートで7b+になる。

Les Calins de Kim (7a)
地○、高△、降?
白トポ☆55ページ
白5番。“Calin”=「優しい人・甘い人」。下はハング、上部でマントル。

Fosse Sceptique (6a+)
地△、高△、降○
“Fosse”=「溝」・「隔たり」、”Sceptique”=「疑い深い(人)」。La Mare Droite (7b)と同じ岩にある。前傾しているがホールドはよく、上部のマントリングも難しくない。

Crepuscule (4+)
地△、高○、降○
“Crepuscle”=「黄昏」。青色9番。クラックはよくかかるがムーブが分からないと4+以上に感じるかも。

無名(4-)
地○、高○、降○
オレンジ色20b番。マントルだけだが、これでマントルの得手不得手が分かる。

Klimmuur Centraal

週末はセントラルステーション横のKlimmuur Centraalでボルダリング。

セントラルステーションから1km弱東に行ったところにある。
IMG_0282.jpg
運河を走るのはボートだけではない。
IMG_0283.jpg
このジムの課題のグレーディングは辛めだがどれも質のいい課題ばかりで打ち込み甲斐がある。

成果は、前回から打ち込んでいた7をひとつ、前回は核心までもいけなかった7をひとつ、苦手なスラブをトラバースする6をひとつ落とせたこと。

最近はこのジムのグレード7も多く落とせるようになってきたので成長しているようだ。

それにしてもなかなか晴れない日が続く。
IMG_0285.jpg

ワールドカップ・クラニ

スロベニアで先週末に行われたリードクライミングのワールドカップであるが、生憎Webでの中継はなかったが、決勝の後すぐにWebに結果が出ていた。

野口啓代ちゃんは3位入賞!、しかも年間リード&ボルダー女子総合成績で1位とすばらしい成績!やっぱトップクライマーはリードもボルダーも強いなあ。

女子の18位にはニッキーが入っている。よく我らが常ジムKlimhalでも見かける子だ。まだ10代半ばなのによくがんばっているなあ。

オランダ人といえば今回のクラニ大会で男子2位となったヨルグ。彼は年間リード男子総合成績1位とこちらもすばらしい成績。山のない国からリードクライミングのチャンピオンが出るというのも興味深い(といっても彼は現在オーストリア在住だが)。彼のブログを見ていたら、最近フォンテーヌブローへ行き、Karma (8a+)を含む高難度課題を沢山登ってきたようだ。やはりボルダリングも強い!ちなみに年間のリード&ボルダーの男子総合成績では彼はデビッド・ラマに続く2位。

来年のワールドカップも楽しみ。来年にはオランダでもボルダリングのワールドカップが開かれるようだ。

Franchard Cuisiniere

人気:☆☆☆☆
歩き:☆☆☆
日射:☆☆
乾き:☆☆
家族:☆☆
駐車:☆☆☆
GPS:N48°24’40.06 E2°36’34.52

Carrefour de la Liberation(GPS:N48°24’31.11 E2°41’09.67)のラウンダバウトからD409に沿って西のArbonne方面へ進む。約5km走ると道路左際に赤い帯を巻いた白いポールが見えてくるのでその1つ目のポールを左に曲がり、舗装されていない林道を約200m奥まで行くとパーキングとなる(Googleルート案内)。
DSCN5065d.jpg
フランシェル・キュイズィニエール。”Cuisiniere”=「料理人」。アプローチはパーキングから南へ約200m、岩を左手に見ながら傾斜を上がりつつ進むと左手からエリアに入ることができる。エリア全体が傾斜になっており、ここにはグレード7以上の課題が多く、中級~上級者向け。有名課題Karma(8a+)はこのエリアにある。エリア全体に木が茂っており、岩の乾きは遅いが、日差しが避けられるのが利点。

パーキングから整備された平坦な道を南に進むとCuisiniere Sud(”Sud”=「南」)と呼ばれるエリア。ここにはDuel(8a)やExcalibur(7a)といった課題がある。


■有名課題・お勧め課題■
地:課題落下地点の状態(平坦性や障害物)、○=良、△=まあまあ、×=悪
高:課題高度、○=低い(3m以下)、△=普通(3~5m)、×=高い(5m以上)
降:岩からの降り易さ、○=良、△=まあまあ、×=悪
紫トポ:写真ページ
緑トポ:「ハート」=「好課題」、写真ページ
白トポ:「★」=「ブローを代表する好課題」、「☆」=「エリアを代表する好課題」、写真ページ

Karma (8a+)
地△、高△、降○
紫トポ84ページ
緑トポ「ハート」
白トポ★86ページ
“Karma”=「(サンスクリット)業・因果応報」。ブローを代表する課題。昔は8aであったが、2006年頃にホールドが破壊され8a+となった。シットスタートがプロジェクトになっているようだ。

Duel (8a)
地○、高△、降?
緑トポ「ハート」2ページ
白トポ★
黒色34番。”Duel”=「戦い」。Cuisiniere Sudにあるスラブ課題。Dosage 2でデイヴ・グラハムが登っていた。

Misericorde (7c+)
地△、高×、降?
緑トポ「ハート」
“Misericorde”=「慈悲・憐れみ」。Karma (8a+)近くにあるハイボール。

Hale-Bopp (7c+)
紫トポ87ページ
緑トポ「ハート」
白トポ★93ページ
地○、高△、降?
“Hale”=「日焼けした」。Morphoのダイノ課題で7c+という、日本人には相当厳しそうな課題・・・

L'Echine (7b+)
地○、高○、降○
白トポ☆93ページ
“Echine”=「背・背骨」。岩の真ん中の小さいポケットの処理が核心。シットスタートで7cとなる。

Footrix (7b)
地△、高△、降○
白トポ☆
下記La Magnifigueの近くにある。シンクラックを伝って上部はスローパー。シットスタートするとForcing(7b+)となる。上部のスローパーが悪く、背後に木があるのでスポッターがいたほうがいい。

Pensees Cachees (7b)
地△、高△、降○
白トポ☆6ページ
“Pensees Cachees”=「隠れた思考・思想」。「下はハングしたカンテで、垂壁へ抜ける。右足のフッキングがポイント。後ろに岩があるので注意。

La Magnifique (7a+)
地△、高△、降○
緑トポ「ハート」
白トポ☆
“Magnifique”=「すばらしい・壮麗な」。Rock&Snow 24号ブロー10選。下部のカチで体勢を整え、スローパーをダイナミックにとる。そこから上部はすべてスローパー。足使いがポイント。下地はいいが、上部がスローパーなので、スポッターがいたほうがいい。上部で危なくなったら右に足を出せば横の岩でステミングできる。課題の場所が分かりにくい。エリアに入るとそのまま傾斜を約150m上がると開けた平地へ出る。そこから左手に傾斜を約30m降りたところにある。

L'Impasse du Hasard (7a+)
地×、高△、降?
緑トポ「ハート」
“Impasse”=「行き止まり・窮地」、”Hasard”=「偶然・危険」。Morpho。上部のスローパーへ飛ぶが背後が岩なので注意。

Le Mouton a 5 Pattes (7a)
地○、高○、降○
“Mouton”=「羊」、”Pattes”=「足」。下部のルーフからシットスタート。上部のスローパーを両手で耐え、ポケットを取れば終了。背後に木があるが、下地はよく、低いのでひとりでもトライできる。

Le Mouton a 6 Pattes (7a)
地○、高○、降○
上記Le Mouton a 5 Pattes (7a)の右となり。Bleau.infoによれば、「ホールド破損により登るな」と書いてある。

Undertow (7a)
地○、高○、降○
“Undertow”=「引き波」。シットスタートしてマントリング。

Le Mur Cordier / Acier Damas (7a)
地○、高△、降○
白43t番。”Mur”=「成熟した」、”Cordier”=「鋼製造人」。

Bizarre, Bizarre (7a)
地△、高△、降○
“Bizarre”=「奇妙な・変な」。Karma (8a+)の左。カンテのみで登れば7b、カンテ+カンテ左の小さいホールドで登れば7a、カンテ+カンテ左奥の大きなクラックホールドで登れば6cという限定の多い課題。

Excalibur (7a)
地○、高△、降○
緑トポ「ハート」
白トポ☆
黒色3番。Duelと同じCuisiniere Sudにある。上部はブローらしいスローパー。

無名(6c)
地○、高○、降○
上部のスローパーを叩く。

第16回ブロー遠征1日目

日時:11月22日(土) 13:00~
場所:Cul de Chien
参加者:ぶち

朝5時過ぎに起床、外を見ると突風と霰が吹き荒れている・・・

フォンテーヌブローの天気予報を10種類ほどWebサイトで確認するも、どれもバラバラで役に立たないが、少なくとも3日間すべて雨という予報にはなっているものはないので遠征を強行することに決定。

6時過ぎにアムスを発つ。寒い・・・

オランダからベルギーまでは時折視界が妨げられるほどの強烈な霰に見舞われたが、フランスが近くなってきたころから天気が少しずつよくなってきた。

期待に胸を膨らませているとフランス国境近くで景色が雪化粧。
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「きれいだなー」なんて思いながら、路面の状態に意識が行っておらず、前方の車を追い越そうとして追い越し車線に入ったところ、路面のシャーベット上の雪でハンドルを取られそうになる。

使っていたクルーズコントロールに加え、ABSが同時に効いてパニック。クルーズコントロールはブレーキ踏まなくても解除ボタンを押せばいいのだがパニックでそれに気づかず、とっさにギアをニュートラルにして減速して事なきを得た。冷や汗。危うく事故るところだった。僕の車はノーマルタイヤの上に後輪駆動、車重も軽いほうなので雪道にはめっぽう弱いのだ。

フランスに入り路面の状態も安定、いつものサービスエリアで朝食を取る。ボージョレヌーボーが置いてある。
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日本でも話題になっていたよなあ。小瓶のやつは金属キャップですぐに飲めるようになっている。

っていうか、ここ高速道路のサービスエリアだよな?

パリが近くなるにつれ雲が切れて青空が見え出してきた。よし、これはツイている。
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無事ブローに到着。渋滞はなかったが霰や雪道の中の運転で結構疲れた。パリ周辺はあれほど晴れていたのにブローは曇り空、でも雲の動きを見ていると南に流れ、パリの青空が追いかけてきており問題なさそう。
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スーパーChampionで買い物。ここでもボージョレヌーボーが売っている。
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なんと安いものは1ユーロ以下。高くてもせいぜい5ユーロ。

日本の皆さーん、「今年のボージョレヌーボーは収穫高が少ないのでお値段は高めですがその分薫り高く品質のよいものに仕上がっております、おいしいお食事と一緒にどうぞ」なんて言葉に騙されてはいけませんよー!値段が高いのは取引時のユーロ高と原油高のせいです。日本で1本買えば、フランスでは10本買えますよー!

買い物を済ませて外に出ることにはだいぶ青空が見え始めた。よかった。

エリアに向け出発。昨夜雨が降ったようで道はまだ所々濡れているが、Cul de Chienは乾きが早いので大丈夫そう。
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Arbonneにあるボルダリングジム、Bloc Age。開いていて中から音楽が聞こえてきていたがまだ営業時間前の様子。
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そのBloc Ageのすぐ近くにあるレストラン。
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おしゃれなレストランでメニューもそれ程高くない。
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レストランの目の前に駐車場がある。

パーキングに到着。気温は寒波の影響で10度弱、寒い。
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すっかり落葉し、地面は枯葉の絨毯。
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寒いけど気合を入れ、約1kmのアプローチ開始。
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ほとんど人は歩いていない。

途中から下地が砂になるが、雨で砂が湿っており歩きやすい。

いつもより楽に到着。青空も広がってきて、雨の心配はなさそう。
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このエリアで有名な犬の顔をした岩、ビルボケ。今日も笑っている。
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後姿。
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正面から見ても顔になっている。
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逆側から見ても笑っている。不思議な岩だ。
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このCul de Chienで有名なルーフ。
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Le Toit du Cul de Chien (7a)がこのエリアの一番人気課題だが、先月machaさんが見事撃破。しかもスポッターなしで登りきった。machaさん、僕はもちろんスポッターありでしたよ。こんな高さのある課題、ひとりでは登れません!

日が照ってきて少し暖かくなってきた。でもまだ10度強だろう。
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アップ開始。寒いので簡単な課題を次々に登る。下地は若干湿っているものの岩は完全に乾いている。

今回の最初の成果、赤色サーキット12番。
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スラブへ向かってマントルを返すだけの課題でグレードは5台と思われるが僕は苦手で、前回アップでこれを触って敗退したのだ。

シューズのフリクションを信じて体重を乗せていくところが怖かった。ジムでは味わえない課題でお勧め。

岩の上に大きな水溜りが。結構降ったんだなあ。
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アップを済ませ、目標課題へ。

僕のプロジェクトであるEclipse、7cがある岩。Arabesqueにトライし始めて以来、何回この岩へ足を運んだことだろう。
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イギリス人が2人Eclipseにトライしていた。

身長が高いためスタート位置が僕より手前で、僕のムーブより3手ほど少ない。いいなあ。

右手で垂壁側のスローパーを取り、ルーフに足でステミングして左手を垂壁のクラックへ伸ばすところで苦しんでいる。この課題は腕力も必要だが、同時に脚力、特に左足のトウフックの力が必要になる。

僕も参加させてもらい早速トライ開始。

ルーフ下のトラバースは問題なし。ルーフを出て右手と両足で体を支え、左手を出すところもジムで似たようなムーブを作って練習していたので以前よりも楽に手が伸びる。

しかし、左手でクラックを取ってそこから左手を上部へ送るところでいい位置が取れずにフォール。リーチ的にルーフ下の足のステミングを残したまま左手を上部へ送ることが厳しく、足が切れながら送ることになるので取る位置が悪いと落ちてしまう。

イギリス人と交代しながら休み休みトライ。このイギリス人も回数を重ねるごとに上達し、左手でクラックが取れるようになってきた。強い。

左手は思ったより上の位置を取らなければならないことが分かってやっとうまく送れるようになってきた。

しかし、今度は左手を送って足ブラになった後、左足をクラックに置くが、その位置が決まずスリップしてしまう。

ここでも思ったより上の位置ということが分かり、漸く最後の一手の所まで繋がるようになってきた。

しかし、見上げるとやはり最後の一手は遠い。しかも岩上部で垂壁からスラブになっていくところにホールドがあるため真下からだと視界が悪くホールドの位置と距離が分かりにくい。右手を思い切って出すも、位置が右側だったり、距離が届いてなかったりする。

すでに10回近くトライして疲れてきた。今日はもうそろそろダメだな、あと3便で終了と決める。

16時を回り、日が傾いて岩全体が陰に入ってきたころ、ローカルの年配クライマーが4、5人やってきた。

イギリス人の仲間もやってきて、今日は人の少ないCul de Chienなのにこの岩だけ10人くらい集まってセッションになった。
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一番人気はArabesque、7b+。Eclipseをトライするフランス人もいる。
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岩が日陰になって気温も下がり、フリクションが更によくなってきた。ローカルはそういう時間を狙ってここにやってきたのだろう。

岩のコンディションは良くなるが僕の体力はすでに下がり気味。でも皆のトライを見ていたら力が戻ってきた。

最後3便と決めたうち2回は最終ホールドを触りフォール、2回目はあと少し左を持てば体が止まるという惜しいトライ。

他の人のトライを応援しながらじっくり休んで16時半に最後の1回のトライ。

ルーフ下はスムーズに処理し、スローパーに伸ばした右手もフリクションが上がっているのか、しっかり取れた。

左手もうまく送れ、左足の位置も決まった。最終ホールドを見定めて力を振り絞って右手を突き出す。

そして遂にホールドをしっかり捉えた。最後のトライは思ったとおりに体が動いた。最終ホールドに触った瞬間に「登れた」と感じた。

皆の応援の元、ラストトライで登りきることができた。この日は半分諦めていたので尚更うれしい。

この時のビデオはこちら。

ビデオ最後で右下にいるローカルのおっさんが一緒に登っていて面白かった。ビデオの中でも変な動きしているし。

2006年3月、としさんやmachaさん達に初めてブローに連れて行ってもらい、そのときの最高グレードが6c、その後約3年かけて漸く7cまで来た。ボルダリングで8c+が登られる現在、もはや7cは高難度とは言えないかも知れないが、自分の限界を超える喜びは万人に共通すると思う。今年中に7cを、そして初めての7cはEclipseを登りたかったので、この達成感は何とも表現し難い。「クライミングは本気で、仕事は適当に」というポリシーでがんばってきた甲斐があった!

体はボロボロ、更に暗く寒くなってきたので撤収。
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ホテルへチェックインしこの日の最後の楽しみ、フィリップのビストロへ向かう。

到着して、テーブルに着くや否やフィリップへ「ジビエ、セルブプレ!」と言ったところ、フィリップ「ないよ」との返事。

「え?ジビエだよ、鹿肉だよ?」ともう一度聞くが、「終わってしまった」という返事。

どうやら11月に入ってジビエ料理を出してはいたが、丁度先日で終わってしまったようだ。

「いや、だって10月に来たときは11月にあるって言ってたじゃん、そんなすぐに終わるなんて言ってなかったよね?」と携帯電話のカレンダーを使いながらなんとか伝えると、何やらいろいろ言い訳?をしていたが何言っているかチンプンカンプンなのでとりあえず「ノーン!」と叫んでおいた。

フィリップ「ジビエはないけど、いい牛肉があるんだ」とのこと。いつもとは違う部位の牛肉ということでそれを注文。

赤ワインを頼んだらボージョレヌーボーが出てきた。
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念のためもう一度。日本の皆さーん、騙されてはいけませんよー!日本でボージョレ1本買えば、フィリップのビストロでフルコース+ボージョレ(合計11ユーロ)が2回楽しめますよー!

ワイン、フレッシュでおいしい。軽くてジュースのような感じで気軽に味わえる。

メインの牛肉が出てきた。
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・・・

3人分はあるな・・・。ジビエがないから気を使ってくれたようだ。

フィリップお勧めだけあって絶品。焼き加減はレアで肉が口の中で溶けそうなくらい柔らかい。これはジビエの上を行く味だ。

半分くらいで敗退かと思っていたが、あまりにおいしくて食が進み、ほとんど食べてしまった。

チーズも出てきたがこれはさすがに敗退。
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デザートもいらないと言ってみたが、フィリップが「うまいガトー・ショコラ」があるんだと言われ、挑戦。
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これが本当においしい。

「フィリップが作ったの?」と聞いたら、「そうだ」との返事。「フィリップはパティシエでもあるんだね」といったら、「そんなことはないよ」と謙遜していた。

帰りにフィリップが「明日(ドゥマン)も来るのか?」という意味で「ドゥマン?」と聞いきて、僕が「ウィ。ドゥマン、ジビエ?」と言って、二人同時に「ノーン!」。

息が合ってなんかおもしろかった。

第16回ブロー遠征2日目

日時:11月23日(日) 11:00~
場所:Roche aux Sabots、95.2
参加者:ぶち

朝から筋肉痛、やはりルーフ課題を打ち込むと全身が疲れる。

外は快晴、寒いのでちょっと遅めにホテルを出る。

10時になるのにまだ車に霜が降りている。
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Roche aux SabotsでアップするためTrois Pignonsへ向かう。落葉した木の枝にも霜が降りていて美しい。
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しかし、Trois Pignons方面に雲がかかっている。心配だ。ブローの天気は変わりやすく、たとえ晴天でも1時間も経たないうちに雨天になることがあるのだ。

パーキングに到着すると思ったとおり雲が厚くなってきた。折角の日差しが・・・寒い・・・

車から出るものイヤだったが、自らを鼓舞しアプローチ開始。
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普通に歩いていたら寒いので意味なく突然走ってみたりして体を温める。傍から見るとアブナイ人だ。

この岩の正面にはGraviton (7a)がある。
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すぐ後ろの岩はSmash (7b)ダイノ課題。
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到着したころにはすっかり日差しがなくなった。じっとしていると寒いので早速アップ開始。

ブルーサーキットを休むことなく次々と登る。

上部のリップを捉えたら指先に冷たくて硬いものが。

水溜りがカチカチに凍っている。
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シューズを置いても大丈夫。
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しまいには小雪がちらつきだした。

アップは終了して次のエリアへ向かう。

向かったのはRoche aux Sabotsから程近い95.2。

このエリアはパーキングからアプローチが約1kmあり、途中から上り坂、しかもトポの地図がいまひとつ分かりにくいということがあり今まで倦厭してきたエリア。前回登ったときも帰りに迷った。

パーキングから約300m歩くと右手にYogi (7b)のある岩が見えてくる。
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少し迷ったが到着。小高い丘にあるため、冷たい風が吹き、余計に寒い。エリア選び間違ったかも・・・周りに全く人がいない・・・

これはSymbiose、7c。
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触ってみたかったけど右下のカチが染み出しで濡れててダメ。

前回トライして途中で雨が降ってきて断念した課題、Miss KGB 、7a+。
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苦手なド垂壁で、上部でダイノ。

雪が少し降っているが最後の一手はガバなのでトライ可能。

体が冷えていたのでそこら辺りをサルのように飛んだり走ったりした後、トライ開始。

下部は左手で小さなカチを使い、これが苦手。

何度かトライしムーブが組みあがってきたころに雪が強くなってきだした。

しまいには牡丹雪に変わり、クラッシュパッドが濡れて、シューズまで濡れてフリクションがなくなってきた。

全く雪がやむ気配がない。これで無理やり打ち込んで滑って落ちて足でも捻挫したら帰ることもできず助けも呼べずそのまま凍死でもしてしまいそうだったので敗退決定。

前回同様天気でやられた。このエリアには因縁を感じる。

誰もいないエリアを一人で歩く。
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容赦なく顔に打ち付ける牡丹雪、とめどなく流れる鼻水、一体フランスまで何しに来たのか?これはレジャーというより寒稽古だな。

パーキングに到着したころにはさらに激しい降雪となり、これでクライミング終了。Arbonneのジムに行くという選択肢もあったが、翌日のために体力温存、そして何より寒かったのでホテルまで戻り、湯船につかった後、仮眠を取る。

夕方フィリップのビストロへ。この日のメニューはレバ肉。これも絶品。
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デザートはチョコのムース、うまい。
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ホテルへ戻ったら雪は完全に止んでいた。このまま降らなければ翌日は登れる可能性あり。木の枝を揺らす風に一縷の望みを託す。

第16回ブロー遠征3日目

日時:11月24日(月) 14:30~
場所:Bleau.be
参加者:ぶち

ブローからブローへ。

天気が心配で明け方に目が覚め、外を見てみるとシトシト雨が降っている・・・

ダメだこりゃ・・・ふて寝。

皮肉なことに8時過ぎに起床すると外は晴れている。しかしあの雨だとどこのエリアも濡れていて登れないだろうからクライミングは諦めることとする。

Championで給油と買い物を済ませてBas Cuvierに寄ってみた。見ておきたい課題があったのだ。

いつもは混み合う駐車場もガラガラ。
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ちょっとまた雲が出てきた。冬になるとこのように天気が不安定になっていくのだ。

思ったとおり岩はどれも濡れていて到底登れるコンディションではない。
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トポだけ持ってエリアを歩く。朝の空気が清々しい。

見たい課題はパーキングからそれ程離れたところではなかったが、ちょっと入り組んだところにあり分かりにくかった。

その課題がこれ。
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La Gule、7c。ニョキっと突き出た岩が印象的。紫トポの23ページにジャッキー・ゴドフが登っている写真がある。

正面から見ると弾丸のようだ。
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Moropho課題でリーチが必要。両端に手を伸ばしてみたがピンピンでちょっと無理そう。

シットスタートで7cだが、立ちスタートで7aになる。それでもリーチ的に厳しそう。しかもすぐ背後に大きな石があるのでちょっと危険。

これを見たら十分、パーキングに戻ってブローを発つ。

ブローから300km強走ったところで高速道路を降りる。そこはベルギーのゲント。

本場のブローがダメなら、ゲントのボルダリングジム、Bleauでひと登りすることにしたのだ。

ジムでは珍しく平日14時という早い時間から開店なのでその時間帯に合わせてブローを11時に出発、14時半頃に到着。
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しかも週末にコンペがあったようなので、その残り課題にありつこうという魂胆。

このジムの特徴は、ブローという名前がついているようにブローの岩を模して作られたストラクチャー。
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上部が丸い形状になっており、スローパーやマントルが楽しめるのだ。
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ちなみにこのジムの看板「石」という字は平山ユージのデザインらしい。

しかし、ジム内は10人くらいでホールドの取り付けをしていてマットの上にホールドが散乱している。
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いやな予感・・・
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店員に「今日、登れる?」と聞いてみると、「いやー、週末コンペがあって、余分なホールドをすべて外したから今から急いで取り付けているんだよ。今日はまだ皆立て込んでるから無理だな」と。

ここで諦めたらわざわざゲントまで来た意味がない。

「いや、特に今日は営業しないなんてWeb書いてなかったよね?実はブローに行ってたんだけど、雨に降られちゃって、余った力をここで使いたくて帰りがけにわざわざ寄ったんだよね」と下手下手でお願い。

店員「うーん、ちょっとアイツに聞いてみるよ」と、そのジムのマネジャーらしき人に相談したところ、その人は「登っていいよ、散らかっているけど気をつけて登ってね」との快い返事!よかった!

前日ほとんど登れなかったから指皮も体力も残っていて打ち込める。

ブローを意識したスローパーやマントリング課題が豊富で面白い!
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コンペの残り課題もよくムーブが考えられていてどれも質が高い。ここのコンペは難しい課題が多いが最近調子がいいこともあり、体感グレード7くらいのやつもそれ程打ち込まずに落とせる。

もちろん手も足も出ない難しい課題もあったが、大体の課題は落とすことができた。

まだアムステルダムまで200km以上運転しなくてはいけないので控えめに登るつもりが気づいたら休みなく2時間打ち込んでしまった・・・
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大自然の中でのボルダリングも楽しいが、ジムで質の高い課題を登るのもまた楽しい。

17時前にゲントを発つも、ゲント市街やオランダ国境で渋滞に遭い、ジムでの打ち込み疲れもあってヘトヘトになってアムステルダム到着。

結局3日間のうち半分以上雨にやられた遠征であったが、目標課題が登れたので満足。

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