Life in Amsterdam

サラリーマンクライマー、山のない国でどこを登る?

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トポ

フォンテーヌブローのトポ(ガイドブック)は数々あるが僕は下の3冊を使っている。
DSCN4968d.jpg
左から
1.Fontainebleau Climbs(紫トポ)
2.Escalade “Hors-Pistes” a Fontainebleau(緑トポ)
3.7+8, 1789 straight ups in Fontainebleau(白トポ)

1.Fontainebleau Climbs(紫トポ)
出版年:2001年
著者:Jo & Francoise Montchausse、Jacky Godoffe
言語:英語
DSCN4989d.jpg
1999年に出版されたEscalade a Fontainebleauの英語版。古いトポだがブロー初心者にはこのトポが一番分かりやすいと感じる。理由は、易しい課題から難しい課題まで幅広く数多くの課題が載っていることと、課題が「サーキット」別に纏まっているので目標課題が探しやすいこと。

ちなみにこの表紙の課題はL’Angle Parfait(7b)、クライマーはMarc Montchausse

■サーキットとは?■
トポの中にCircuitという言葉が出てくる。サーキットとは予め決められた課題(約50個)を岩に書かれた数字を追いながら1つ1つ順番に登っていくスタイル(下はBas Cuvierの赤色サーキット24ページ)。
DSCN5032d.jpg
クライミングエリアに点在する岩に同色のペンキで1から50くらいの数字が書いてあり、それぞれの数字がひとつのボルダリング課題。その数字を1から順番に最後の数字まで追って登っていくというスタイル。約50個のボルダリング課題を登ってひとつのサーキット終了となる。昔、アルパインの練習としてブローが活用されていた名残りだと思う(全くの推測だけど)。今でも早朝に年配のローカルクライマーが足拭きマットだけを持ってクライミングシューズを履いたまま課題間を移動しながらやさしいサーキットを回っている姿がよく見られる。

サーキット毎に数字を記載するペンキの色が異なり、その色でサーキットの課題の難度が決まってくる。例えばBas Cuvierのオレンジ色サーキット(岩にオレンジ色のペンキで数字が1~50まで書いてある)はどの課題もグレード2a~3c、青色サーキットは4a~5c、赤色サーキットは5c~6c、白色サーキットは6c~7bといった具合。この色別によるサーキットのグレーディングは大よそ他のエリアでも共通。サーキット以外にもオフサーキット(Off Circuit)として個別の課題があるが、グレードは7~8台と難しいものが多い。

しかし、Bas Cuvierのオレンジサーキット、侮るなかれ。これほんとにグレード3台なの?と思われるような課題がちらほらある。

注意点としては課題によってはペンキが消えていることがある。

■トポの見方■
Bas Cuvierのオレンジサーキットを例にとる(トポ20ページ)。
DSCN5002d.jpg
左下のパーキング位置”P”から一番近くにある岩が黒色1番。これは「岩番号」として21ページの表の”Boulder”欄に対応する。この数字は実際の岩には書かれていない。
DSCN4959d.jpg
この岩番号黒色1番にある課題がオレンジ色7番。21ページ表の”Route”欄に対応する番号でLa Voie de L’Arbre、3b(Route 7番、Boulder 1番)。このオレンジ色の数字は実際の岩にペンキで書かれている(しかし課題によっては消えてしまっているものもある)。

ひとつの課題を見つけたらそれを基準に近くの岩番号や課題番号を伝っていけば位置関係が分かってくる。このトポのいいところは別色のサーキット(22ページ青色サーキット、24ページ赤色サーキット等)でも地図と岩(Boulder)番号が共通していて位置関係が分かりやすい。

■よい点■
前述したように幅広い難度の課題が載っているためボルダリング初心者から上級者まで楽しめ、サーキット別の表記で課題の位置も分かりやすい。各所にエリアや課題に関するエピソードが織り交ぜられており、読んでいるだけでも楽しめる。

■注意点■
古いトポなのでグレーディングが今と異なっている課題がある。目標課題を見つけたら別途説明するWebサイト、Bleau.infoで確認することをお勧めする。

■どこで買うの?■
日本のクライミングジムで販売しているところはあるがアマゾンでも入手できる。
またBas Cuvierから約5km北上したところにあるカラフール(Carrefour)に併設されているデカトロン(Decathlon)というスポーツショップに仏語版がある。
フォンテーヌブロー市街の書店でも入手できるが英語版があるかは不明。

今後は「紫トポ」として記載。


2.Escalade “Hors-Pistes” a Fontainebleau(緑トポ)
出版年月:2006年4月
著者:Jo & Francoise Montchausse、Jacky Godoffe
言語:仏語(英語版もあるようだ)
DSCN4990d.jpg
上記「紫トポ」の改定版でグレード6以上のみが載っている中級・上級者向けトポ。僕は仏語版を買ったが、今は英語版も出版されているよう。

ちなみにこの表紙の課題は「紫トポ」の表紙の課題L’Angle Parfaitと向かいあったL’Angle Plus que Parfait(7b+)、クライマーはMarc Montchausse

■トポの見方■
Bas Cuvierを例にとる(トポ19ページ)。
DSCN5009d.jpg
左下のパーキング位置”P”から真上に行くと1番の課題La Lili(6c)がある。青い番号で記載されているが「青色サーキット」ではなくこのトポ独自の番号なので注意。この課題のある岩は「紫トポ」では岩番号(Boulder)1番になるが、このトポでは岩番号は記載されていない。

課題番頭1の横に小さく”.1”と記載されているが、これは白色サーキットの1番ということで”COMMENTAIRES”に”1 blanc(1白)”として説明がある。
DSCN4965d.jpg
この小さな数字を見るより、地図上の赤色サーキットの課題番号と実際の岩の赤色ペンキ番号とを照合して位置確認する方が分かりやすい。課題1番La Lili(6c)と2番Les Doigts(6a)の間に赤色1番があるがこれは赤色サーキット1番L’Envers du Un(5c)を意味する。このトポは6a以上のグレード課題しか記載していないので赤色1の数字のみが記載されている次第。

もう少し上にいくとAerodynamiteという記載がある。エリアの看板課題のいくつかはこうして地図上に課題名が記載してある。
DSCN5010d.jpg
5番Aerodynamite(7c)、2b blanc(2b白=白色サーキット2b番)。
DSCN4965d.jpg
「ハートマーク」は「好課題」を意味する。その下に同じく5番でAerodynamite(7c+)となっていて、「@」マークがついている。この「@」は「シットスタート」を意味し、シットスタートでAerodynamiteを登ったら7c+になるということ。ちなみにこのAerodynamiteはリーチが必要で日本人にはつらいかも。

同じ岩に6番Le Trou du Simon(6a)があり、赤色サーキットの4番に該当することが分かる。この課題はお勧め。

ひとつの地図に多くの番号が記載されているがこのように赤色サーキット課題や看板課題を探せば位置関係が分かりやすくなる。

「ハート」:好課題
「!」:危険(高度のある課題、下地が悪い課題等)
「@」:シットスタート(Sit down start、SD)
「G」:Gauche=Left=左
「D」:Droite=Right=右
「Noir」:黒
「Blanc」:白
「Rouge」:赤
「Bleu」:青

■よい点■
グレード6以上の課題が載っており、お勧め課題にはハートマークがついているので中級者~上級者が十分楽しめる。

■注意点■
基本的にサーキット表記がない。地図上にちらほら載っている赤色サーキットの課題(赤色数字)を頼りに課題を探す必要あり。またひとつの地図上に多くの課題が記載してあるので位置が少し分かりにくい。トポ中の課題番号が青色だけどこれはこのトポ独自の課題番号であり、決して「青色サーキット」ではないので注意。

■どこで買うの?■
日本のクライミングジムで販売しているところもある。
Bas Cuvierから約5km北上したところにあるカラフール(Carrefour)に併設されているデカトロン(Decathlon)というスポーツショップに仏語版がある。
また毎週土日にエリアRoche aux Sabotsのパーキング(GPS:N48°22’19.15 E2°30’30.44)に”SOS Escalade”というリソール屋が来るがそこでも購入可能。
DSCN4737d.jpg
フォンテーヌブロー市街の書店にもあるようだ。

今後は「緑トポ」として記載。


3.7+8, 1789 straight ups in Fontainebleau(白トポ)
出版年月:2007年12月
著者:Bart van Raaij
言語:英語・仏語、2ヶ国語併記
DSCN4992d.jpg
グレード7以上の課題が1789課題も載っている上級者向けトポ。2002年に出版された”7+8, 1115 straight ups in Fontainebleau”の改訂版で、ブローのトポの中ではこれが最新と思われる。
著者はロッテルダム近郊在住のオランダ人でブローに行きまくってこのトポを完成させた。詳しくはこちら

■トポの見方■
Bas Cuvierを例にとる(トポ14ページ)。
DSCN4994d.jpg
左下のパーキング位置”P”からすぐに上に1番の課題Croix de Fer(7b)がある。
DSCN4967d.jpg
この課題のある岩は「紫トポ」の岩番号(Boulder)1番に該当するがこのトポでも岩番号は記載されていない。同じ岩に薄字で1番、2番の表記があるが、これはサーキットの番号を意味する。このページは赤色サーキットが表示されているが、エリアによって表示されるサーキット色が異なる(どの色かは地図の次のページの下段に書かれている)。位置確認に活用して欲しい。

ちなみに1番から少し上がったところにある5番が上記「緑トポ」でも説明したAerodynamite(7c)になる。「緑トポ」ではグレードは7c(シットスタートは7c+)となっているが、このトポでは7b+(7c)、シットスタートは8aとなっている。このトポのほうが新しいので最新のグレードと言えるが、僕はBleau.infoのグレードを参考にしている。

「☆」:エリアを代表する好課題
「★」:ブローを代表する好課題
「assis」:シットスタート

■よい点■
地図が他のトポより詳細で分かりやすい(但し距離スケールがないのが残念)。課題の種類(垂壁・前傾壁等)や簡単な説明(スタート位置、限定等)が記載されている。お勧め課題や危険課題がマークされている。写真が多い。マイナーなエリアも多く載っている。雨に強い表紙。紐しおりがついている。

■注意点■
本当に”6c+(7a)”以上のグレードしか載っていない。幅広い難度の課題を楽しみたければ他のトポと併用する必要あり。「一手一手のホールド間の距離が遠いリーチ課題」にはMorphoと記載されているが、それ以外にも多くのMorpho課題があると感じる(やはりオランダ人が作ったトポだ・・・)。

■どこで買うの?■
上記「緑トポ」と同じく”SOS Escalade”で販売している。
DSCN5074d.jpg
Bleau.infoでも購入できるがトポ28ユーロに加え送料が20ユーロもかかる上、関税もかかる可能性があるため注意。

今後は「白トポ」として記載。


その他にも数多くのトポがある。こちらにブローのトポのリストがある。1950年代のトポまで記載されており、ブローの歴史を感じることができる。
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コメント

実はまだフォントのトポ持ってないので、買うときの参考にします。色々ありすぎてどれか迷う、何冊かあるといいね。

  • 2008/10/14(火) 23:39:29 |
  • URL |
  • ako #-
  • [ 編集]

いろいろな課題を楽しみたければ紫トポ(Fontainebleau Climbs)が分かりやすいですよ。緑トポはUKだと英語版もあるでしょうからそちらも見てみるといいですね。
また別途説明しますがBleau.infoの情報も下調べには欠かせません!

  • 2008/10/15(水) 05:17:02 |
  • URL |
  • ぶち #-
  • [ 編集]

デカトロン

はじめまして、愛読者です。
只今、BasCuvierの5kmほど北西のカルフール+デカトロン+αのモールのマクドナルドで雨沈しております。
デカトロンに「紫」と「緑」有りますね、フランス語だったと思います。
他にも、パッドとかチョーク有ります。巨大パッドは無いですね。
シューズもあるけど・・・

  • 2008/10/16(木) 23:33:27 |
  • URL |
  • X店長 #AJ0mO1BE
  • [ 編集]

X店長さん
情報ありがとうございます!早速更新させていただきました。
ところで今週末僕はブローにひとり遠征です。よかったらご一緒しませんか?もし間に合えばメールください!
bu_bu_bu@hotmail.co.jp

  • 2008/10/17(金) 05:41:54 |
  • URL |
  • ぶち #-
  • [ 編集]

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