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Life in Amsterdam

サラリーマンクライマー、山のない国でどこを登る?

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第17回ブロー遠征10日目

日時:1月1日(木) 12:00~
場所:Mont Pivot
参加者:まさし、ぶち

静かな朝。元旦ということで朝食はおせち料理の代わりにインスタントおしること前夜食べれなかったインスタントソバ。

空には厚い雲が立ち込め、地面は濡れている。

前日に引き続き厳しいコンディションであるが岩の状態確認のためホテルを発つ。

林のエリアはすべてダメだろうけどFranchard Isatisへいって前日まさしが触った課題Surplomb de la Coquille (6c)を見てみる。

一晩たって多少乾いたかな?と岩を見てみると何故か下部までびしょ濡れ。どうやら前日に岩の上で凍っていた水分が溶けて岩全体を濡らしたようだ。

ダメだこりゃ・・・

比較的木々が少ないRoche aux Sabotsへ移動。

気温は零下のようで刺すような寒さ。

このエリアもダメ。岩はどれもこれも水が滴るほど濡れている。しかも上部に氷が積もっており、そう簡単には乾きそうにない。
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「しょうがない、ダメ元で95.2へ行ってみるか」とパーキングへ引き返す。しかしこれだけ湿気ていればまずスローパー課題は無理だろう。ブローでスローパーがない課題を探すのは難しい。

歩きながらふとこの近くにも小高いエリアがあり、そこにはポケットホールドの課題があることを思い出した。

Mont PivotというエリアでBelle Gueuleという7aの課題があるのだ。ロクスノ24号ブロー10選でも紹介されていた。

パーキングまで戻ってトポだけ持ってそのエリアを目指す。

アプローチはパーキングから約1km。途中から下地が石だらけの丘を登る。

歩きながら付近の岩の状態を見るに、Roche aux Sabotsよりは幾分ましだが濡れている。

「やはり今日のクライミングは無理か」と半分諦めながらも足を運ぶ。

初めてのエリアということもあり少し迷ったがたどり着いた。

「ダメかな?」と見上げる。するとBelle Gueuleのラインだけ濡れていない。そのすぐ右横のライン、Pancras (7a+)はラインすべてが濡れているのに。

岩は少し湿っているがポケットホールドなのでなんとかなりそう。

ということでこの課題をトライすることに決定。これだけの悪天候で登れる課題があるとは奇跡的だ。

一度パーキングまで戻り荷物を持って丘を上がる。荷物があると上りは大変。
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周りにアップできる課題がないのでいきなり取り付くことにする。
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ポケットの中にも湿り気が残っているが深さがあるため悪くはない。
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岩全体がポケットだらけでどのホールドを使うかが悩ましい。
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手探りでいろいろなポケットを試すもどうもうまくムーブを組み立てることができない。

ピンチホールドを使えば指のかかりはいいが体のバランスが悪く、他のホールドは1本指だけで指への負担が多きい。

まさしとふたりで試行錯誤を繰り返す。これ、本当に7aなの?

30分程いろいろ試して行き詰まり感が出てきたときに思い切って左中指1本指ポケットを使って体を引き上げたところバランスよく次のムーブに繋げることを発見。

そこから右手でまたポケットを取った後に遠い右上のガバと思われるクラックめがけてデッド。

しかしガバと思われたところがスローパーでフォール。位置が左過ぎたか?

今度は右側を狙うも同様にスローパーで体が止まらずフォール。

それじゃあ、真ん中だということで再トライ。

指先が少しかかったが体が止まらずフォール。

どうやらスローパーの奥まで手を伸ばさないといけないことが分かった。
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ムーブはすべて分かったので後は繋げるだけ。休憩を取る。この課題はポケットで左手中指だけを酷使する。まさしは指に痛みが出てきたようで、僕は指自体でなく前腕から手首にかけて中指を支えている腱が痛み出した。

休憩して本気トライ。今度は最後のホールドをうまく取ることができた。ムーブが分かれば7aで納得だがムーブを組み立てるのが大変だった。

トップアウトはガバで問題なかったが岩の上が苔と氷でツルツルに滑るため下降が怖かった。岩の裏側は2m強の高さなのでまさしにクラッシュパッドを敷いてもらい飛び降りた。

まさしはポケットから右上のガバを取るところで苦労している。左手中指の負荷が大きいようで思い切ったムーブができない様子。

僕は休憩した後、この課題のシットスタートであるBelle Gueule Assis (7b)にトライ。岩の上でシューズが濡れてしまったので別のシューズへ履き替える。

左手1本指ポケット、右手スローパーで離陸が難しい。

足位置を調整しながら離陸はOK、右手を取った後、体を倒して左手でガバホールドへ。

下部だけを練習してムーブを固めて本気トライ。2度目で最後の右手クラックまで進んだが右手位置が悪くてフォール。でもなんとか3度目で登りきることができた。

残るはまさし。打ち込みすぎて左手中指へのダメージが大きく、1トライ毎の休憩を長めに取ることに。

その後ムーブを少し変え、体を引き上げた後に左手ポケットをアンダー気味に持ち直したら体が伸びるようになってきた。

そして辺りも暗くなってきた16時半、執念で完登!最後にいい登りを見せてくれた。
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記念撮影。
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ホテルに戻りまさしが日本から持ってきた食材で夕食をとる。

豚の角煮、ごはん、昆布煮、ポテトチップス、シャンパンという内容。

豚の角煮が近年稀に見るおいしさだった。

ふたりとも成果があり、いい初登りになった。
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